山本真知子(法学部)『学校法人ガバナンスの現状と課題』

学校法人ガバナンスの現状と課題 : 令和5年私立学校法改正の理解と実践のために
日本評論社 , 2023.12
■ ISBN 978-4-535-52677-8
■ 請求記号 373.22//2007
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 尾崎安央, 川島いづみ,  山本真知子(法学部教授),  尾形祥

<自著紹介>
令和5(2023)年4月26日に私立学校法が改正され(令和7(2025)年4月1日施行予定)、学校法人ガバナンスにつき、理事と評議員の兼職禁止、大規模な法人等への会計監査人設置の義務付け、理事・監事等の罰則規定の整備などの重要な変更がなされた。本書は、同改正の理論的な意義を探り、社員(社団の構成員)の不在という学校法人ガバナンスの抱える根源的な問題を明らかにする。

佐伯暁子(文学部)『日本語助詞「を」の研究』

日本語助詞「を」の研究
ひつじ書房 , 2024.2
■ ISBN 978-4-8234-1201-1
■ 請求記号 815.7//2031
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 著者(所属) 佐伯暁子(文学部教授)

<自著紹介>
現代語の助詞「を」には、さまざまな意味があります。例えば、「パン食べる」「雨の中捜索する。」「午前9時過ぎる。」「普通ならまっすぐ自宅へ帰るところ、本屋に寄って新刊をチェックした。」「本日中に本を返却すべき、自宅に持ち帰ってしまった。」では、「を」の意味が異なります。
本書は、さまざま意味を持つ助詞「を」の体系化を目指したものです。古代語から現代語への文法変化も視野に入れることで、助詞「を」の全体像を明らかにすることを試みました。

KONANライブラリ サーティフィケイト学生企画『LLブックにふれてみよう』

KONAN ライブラリ サーティフィケイト 学生企画
『LLブックにふれてみよう』

展示期間 :2024年 5月7日(火)~ 6月11日(火)まで
場所:図書館1階閲覧室

 

 

「皆さんはLLブックという本があることを知っていますか?

LLブックとは、知的障害を持つ方や日本語が得意でない方でも読めるようにした本で、スウェーデン発祥です。」

 

現在、世界各国で広がっており、日本でも広がっているLLブック。
この展示では、実際にLLブックを手に取ってご覧いただけます。
どんな日本語で書かれているのか、本の質感も触りながら確かめてみてください!

 

 

また、こちらのLLブックは神戸市立三宮図書館のご協力のもと、展示することができました。
この場をお借りいたしまして、厚く御礼申し上げます。

 

 

※LLブックは館内閲覧限定です。貸出はできませんのでご了承ください。

 

 

企画者: 法学部3年生 三谷 起輝

25冊多読チャレンジ 達成者インタビュー

島村 大地(しまむら だいち)さん フロンティアサイエンス学部生命化学科 2年次生

 2024年3月29日に『多読チャレンジ』25冊を達成されました!
 “来年度もチャレンジしたい”という言葉通り、2年連続の達成となりました。
 これからも引き続き、だんだんレベルを上げながら読み進めて、100冊読破に向けてチャレンジしていきたい、とお話しされていました。

 以下は、ご本人のアンケートによるものです。


Q.『多読チャレンジ』に挑戦しようと思ったきっかけは何ですか?

A.去年から続けていたため、継続していきたかったから。また、英語の力を伸ばしたいというのと、大学院へ向けてTOEIC対策にと。

Q.『多読チャレンジ』達成の感想や達成のために工夫したことを教えてください。
また、現在チャレンジ中の「多読チャレンジャー」の方へのメッセージがありましたらお書きください。

A.本を読む際、まずは興味があるものや、単語が分かるものが多いものを読むのが良いと思う。それを読んで無理と思ったものはすぐに止めたりするのも手法だと感じた。

Q.『多読チャレンジ』を終えて実感した効果を教えてください。

A.多くの本を読むのは、多くの単語に触れることから、英語の語彙を高めることができる。実際、ITの単語に触れることがあり、それによって新たな単語を知ることができた。

Q.チャレンジする図書は、どのように選びましたか?

A.データベースか、IT系の本か、これがいいかもと思った本を選びながら読みました。

☆おすすめの本として“Future jobs readers”“ Footprint reading library(National geographic)”シリーズを紹介してくれました。

 甲南大学図書館では、多読チャレンジャーを随時募集中です。
 英語多読学習に興味のある方は図書館1階カウンターでエントリーしてみてください!
 25冊以上達成すればKONANライブラリサーティフィケイトの2級以上の要件にも適用されます!

☆2024年度から、継続しやすいように、新ルールになりました!
 皆さんもぜひ、チャレンジしてみてください!

第8回 甲南大学書評対決、生協書籍部で実施中!

甲南大学生協の書籍部にて、第8回 甲南大学書評対決  実施中です。

書評対決とは・・・甲南学園および甲南大学の教職員と学生団体がそれぞれ”おすすめの3冊”の書評を執筆・発表し、BOOKCAFE(iCommons4階)、Books&Support(学友会館北館)、The CUBE SHOP(西宮キャンパス)、FIRST SHOP(ポートアイランドキャンパス)で展示販売し、その売上冊数によって勝敗を競う企画です

今回は、甲南大学卓球部の経営学部4年 嶋守佑斗さん、経済学部3年 加藤紗苑さん、法学部2年 植村翔太さんと、知能情報学部講師の奥村真善美先生の対決です!

 

 

 

前哨戦として4月24日(水)に、卓球部チームと奥村先生による本のプレゼンが行われました!会場は卓球部の部員の方がたくさん応援に来られており、みなさん楽しみにされておりました。

 

今回から新しいMCの方にバトンタッチしました。
文学部人間科学科3年の肥前諒さんです。素晴らしいMCデビューでした!

 

甲南読書会も要チェックです!

 

 

プレゼン前はみなさん緊張の面持ちでしたが、発表前には出版社の方からの応援メッセージや、奥村先生の選ばれた実験数学読本3の著者、矢崎成俊さんから直筆のメッセージをいただいたりと、みなさんとてもびっくりした様子で嬉しそうにされていました。
卓球部チームは卓球のパフォーマンスをしてくれたりと、すでに大盛り上がりです!

 

それでは、早速プレゼンスタートです!

 

 

卓球部チーム一人目は植村翔太さん。非常に緊張しているようでしたがしっかりとしたプレゼン内容を考えておられ上手くまとめていました。ベストセラーになっている本ですが、改めて読んでみたい!と思った方も多いのではないでしょうか?
【第8回 甲南大学書評対決】 岸見一郎・古賀史健著 『嫌われる勇気』 | 甲南大学図書館ブログ (konan-u.ac.jp)

 

 

 

続いては奥村先生。卓球部チームのしっかりとしたプレゼン内容に関心されておりました!
一冊目は好きな本を選びましたとのことで、中村俊輔選手の考え方や行動力に非常に感心しているとのことでご紹介いただきました!このような機会は初めてで緊張しているとのことでしたが、流暢なプレゼンはさすが先生・・・!と感じました✨
【第8回 甲南大学書評対決】 中村俊輔著 『察知力』 | 甲南大学図書館ブログ (konan-u.ac.jp)

 

 

 

卓球部チーム二人目は加藤紗苑さん。こちらもベストセラーになっている本ですが、内容をよく読まれているんだなと思うプレゼンでした!プレゼン後には双葉社から「君の膵臓をたべたい」クリアファイルを贈呈され、とてもうれしそうにされていたのが印象的でした!
【第8回 甲南大学書評対決】 住野よる著 『君の膵臓をたべたい』 | 甲南大学図書館ブログ (konan-u.ac.jp)

 

 

 

続きまして奥村先生のターン。先生の研究されている分野の本ですので、たくさんお話されたいことがあるようで、非常に熱のこもったプレゼンでした!複数人でワイワイ議論しながら読んでほしいとのことですので、皆さんもぜひ議論しながら読んでみてください。
【第8回 甲南大学書評対決】 矢崎成俊著 『実験数学読本3:やりたくなる実験から考えたくなる数学へ』 | 甲南大学図書館ブログ (konan-u.ac.jp)

 

 

卓球部チーム最後は嶋守佑斗さん。たくさん読み込んだことがわかる非常に堂々としたプレゼンで、観客の心を掴んでいました。手の動作も加えながら時間内にきれいにまとめておられ、まさにたくさんの知識からセンスを磨いてこられたのだと思います!
【第8回 甲南大学書評対決】 水野学著 『センスは知識からはじまる』 | 甲南大学図書館ブログ (konan-u.ac.jp)

 

 

 

奥村先生のラストターン。フェルマーの最終定理という名前はよく耳にしますが、この定理を解いた研究者に焦点を当て、定理を解くまでにどのようなドラマがあったかの本です。偉大な研究者にも自分の境遇と似ているところがあったことに関心されたそうです。
【第8回 甲南大学書評対決】 サイモン・シン著 『フェルマーの最終定理』 | 甲南大学図書館ブログ (konan-u.ac.jp)

 

 

以上のプレゼン対決では、卓球部チームの学生3名が勝利しました!
🎉おめでとうございます🎉

 

卓球部チームは皆さんプレゼンをしてくれた本をたくさん読んできているのが伝わり、素晴らしいプレゼンをしてくれました。また、嶋守さんからは奥村先生の発表された本にも言及され、ぜひ卓球部の理系メンバーに読んでもらって感想を教えてほしいとのコメントでした。すごい探究心です!

奥村先生は卓球部チームのプレゼンにとても感心されておられました。緊張していたがいい経験になったとのコメントをいただきました。先生が紹介してくださった本はどれも文系の方にも読みやすい本ですので(私も文系ですが読みたくなりました!)、ぜひ読んでみてください。

 

観戦にはたくさんの方が来られ、最後まで大盛況となりました!

 

※プレゼンされた本の紹介は下にも続きます!ぜひスクロールしてご覧ください!

 

 紹介された本は、4/24~5/29の売り上げで勝敗が決まります!結果は5/31に発表されます。ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか?

 書評対決は今後も年2回開催予定です。「おもしろい本」を探しにぜひチェックしてみてください!

【第8回 甲南大学書評対決】 岸見一郎・古賀史健著 『嫌われる勇気』

4月24日(木)に開催された第8回 甲南大学書評対決(主催:甲南大学生活協同組合)で紹介された本です。

 

卓球部チーム 法学部2年  植村 翔太さんからのおすすめ本です。

書名 :嫌われる勇気
著者 : 岸見一郎, 古賀史健
出版社: ダイヤモンド社
出版年:2013年

植村さんは大ベストセラーになっている本、嫌われる勇気を紹介してくれました。

 

以下、植村さんからの書評です。

 

みなさんは欧米で絶大な支持を誇り、「心理学の三大巨頭」と言われるアドラー心理学という考えをご存知でしょうか?この考え方は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な答えを提示するものであるのですが、少し変わった考え方をします。

一つ例をあげると、ある問題が起こった場合は原因ありきの問題ではなく、その逆である目的ありきの問題であるという考え方です。例えば、ある人に怒鳴るという行為は怒りの感情が原因として起こった行為ではなく、大声を出すために怒ったという目的をかなえるための行為であるということです。これだけだと理解しにくいかもしれませんがこの本は物語形式を用いてまとめており、理解しやすいよう作られています。

自身の考え方と差異を強く感じてしまうかもしれませんが、「本当の勇気とは何なのか」と言うことに触れるために、是非この本を手に取ってもらいたいです。

 

第8回 甲南大学書評対決、生協書籍部で実施中! | 甲南大学図書館ブログ (konan-u.ac.jp)も合わせてご覧ください!