【エントランス展示中!】知の巨人~南方熊楠~

 南方熊楠、という名前を偉人伝などで見たことがある方は多いと思いますが、ではどういった功績や逸話を残した人物なのか、ということを語れる方は意外に少ないのではと思います。

 南方熊楠の凄さを語りにくい理由の一つには、その多才さにあるかもしれません。圧倒的な記憶力、語学堪能(22か国語を理解したとも)で、植物学、民俗学、考古学、文化人類学、宗教学など幅広く探求し、かの柳田國男から「日本人の可能性の極限」と評価されています。
 8歳で『和漢三才図会』の筆写を始め、19歳で渡米、大英博物館に出入りし26歳で総合科学雑誌『Nature』に天文学の論文を寄稿。Natureへの論文掲載数は研究者歴代最多といわれる51本!しばしばレオナルド・ダ・ヴィンチと比較される、まさに知の巨人です。

 今年、2021年は南方熊楠没後80年ということで、10月のエントランス展示は「知の巨人~南方熊楠~」と題して行うことにしました。現在図書館エントランスにて展示中です。
 今回の展示にあたり、本学図書館の所蔵する関連図書を展示するとともに、南方熊楠顕彰館様(https://www.minakata.org/)にご協力いただき、許諾のもと貴重な画像も印刷展示していますので、ぜひ図書館にお立ち寄りください。
 南方熊楠顕彰館様のサイトにはまだまだ貴重な資料が掲載されていますので、興味を持った方はぜひ閲覧してみてください!