灘本明代先生(知能情報学部)「専門に関係するいろいろな本を読んでみよう。」–藤棚vol.32より

☆新入生向けの図書案内 
 みなさん、高校と比べて大学は教科数が多く、それに伴い教科書もたくさんあり、驚きませんでしたか?
 教科書をぺらぺらとめくると難しい事がたくさん書かれていてびっくりされたかもしれません。
 1年生のうちは様々な一般教養を学んで行きますが、徐々に学部毎の専門教科の授業が増えてきて、卒業するころには様々な専門知識を習得することが出来るかと思います。専門に関する事は授業で先生方が教えて下さいますが、それに付随した様々な知識を自ら習得することも心がけて下さい。
 この時、みなさんはインターネットを用いて知識を習得することが多いかと思いますが、是非一度図書館に行って本棚を見てみて下さい。
 図書館は学部毎に本棚があり、専門書やそれに付随する本がたくさんあります。難しそうな専門書の隣には、皆さんにとって興味深い本があるかもしれません。そして是非、隣の本棚も見てみて下さい。意外と興味深い本がたくさんあるかと思います。知識の宝を是非図書館で発見して下さい。
 例えば、コンピュータの授業を受けているときに、スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツ等のコンピュータに関する人々の伝記本を読んでみると、新たな発見があったり、コンピュータが身近に感じることが出来ると思います。科学者の伝記本も同様におもしろいです。松下幸之助や本田宗一郎等の著名な経営者の伝記本もたくさんあります。もちろん歴史上の人物の本や、政治家の本等、様々な伝記本があります。
 「伝記なんて小学生の時読んだよ。」と言わずに、大学生になってから、自分の専門や様々な人々の伝記本をよまれると、授業が身近な物になると思います。
甲南大学図書館報 藤棚(Vol.32 2015) より