松井 利夫著 『起業の心得 : めざせ日本のビル・ゲイツ 』

 

知能情報学部   4年生 Iさんからのおすすめ本です。

書名 : 起業の心得 : めざせ日本のビル・ゲイツ
著者 : 松井 利夫 著
出版社:産能大学出版部
出版年:1999年

 

この本はタイトルにもある通り、起業するにあたってについて書いてある本です。ただ、僕は今まで起業というものに興味を持ったことがありませんでした。 今までの20年と少しの人生ではあまりリスクのない選択をしようと思いながら生活をしていました。そのため起業というものについてあまり知らず勇気のいる行動だというぐらいの認識しか持っておらず、あまり興味を持つことがなかったからです。その考え方自体はこれから社会人となって生活していくにあたって変わっていくことはあるかもしれないですが、現状ではそういった考えの中で僕はこの本を読みました。

しかし、この本にはそんな僕にでもいくつも重要なことを教えてくれる、そんな本でした。読む前はまさか自分の生まれた年に発行された本が今の僕にここまでいろいろなことを教えてくれるとは思っていませんでした。

特に人材育成に関する章はこれから社会人生活をしていくうえで必要な心構えや、考え方について考え直すきっかけとなりました。 なかには 株式に関する部分や起業家の支援といった今の僕には少し難しく全部理解するのは厳しい部分もありましたが知識としては吸収することができたと思います。それに最後の戒め、指針部分の内容は 単純に人として生活していくうえでも重要な生き方、考え方について書いてありました。現状この本を読んだことによって起業する気になったかと言われればそこまでのことはないけれど、この本は起業ということだけではなく、実際に生きていくうえでも重要なことが多く書かれたとても良い本だと感じました 。

なので、正直この本が本屋で並んでいて読みたいと思うことはあまりないかもしれないけど起業に興味のある方はもちろん、社会人になることに不安を抱えている方などは一度読んでみてほしいと思います 。