【第4回 甲南大学書評対決】 岸見一郎 古賀史健 著『嫌われる勇気』

6月16日(木)に開催された第4回 甲南大学書評対決(主催:甲南大学生活協同組合)で紹介された本です。

サッカー部チーム 経済学部  中島 佑希さんからのおすすめ本です。

書名 : 嫌われる勇気
著者 : 岸見一郎 古賀史健 著
出版社: ダイヤモンド社
出版年:2013年

 この本は、「心理学の三大巨頭」と称されるフロイト、ユングに並ぶ、アルフレッド・アドラーが唱える思想、「アドラー心理学」を少年と哲人の対話という物語形式を用いてまとめられている本です。

 アドラー心理学は、欧米で絶大な支持を誇っており、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という問いに、きわめてシンプルかつ具体的な答えを提示します。この人生の最大のテーマともいえる問いに対して、私はこの本を読みアドラーの思想を知っていくうちに、人生に対する見方や考え方が変わりました。

 印象に残っている言葉は、現在の状態は過去が原因ではなく、今自分がそうしたいから現状を維持しているだけという言葉です。理由をつけてやらないのは現状に自分が満足しているからだということを改めて考えさせられました。

 他にもたくさん心に響く考えがあります。私も悩んでいるときなどに読み返すことがあります。人生を変えるきっかけになると思うので是非読んでみてください。