安西 敏三編著『現代日本と平生釟三郎』

経済学部   1年生  Kさんからのおすすめ本です。

書名 : 現代日本と平生釟三郎
著者 : 安西 敏三編著
出版社: 晃洋書房
出版年:2015年

 私は、平生釟三郎先生の生涯を通して優れている点は、教育だと思う。

 平生釟三郎先生は生涯 、人々に良い教育をしてきた。平生釟三郎先生は、大学では貿易の勉強をして 、会社を経営している時は業績悪化を改善するために指導を行い 、さらに甲南学園を設立して人物育成の教育を行った。

 私は、将来体育の先生になりたい。そのため、私は今月からアルバイトで新体操の先生を始めた。私は この本を読んで、私の指導法を変えようと考えた。私も平生釟三郎先生のように個性を重視した教育を行おうと感じた。

 これまで、私は、新体操演技で大切なことは大会で良い順位になることだと考えていた。そのため、私は生徒に難しい技を成功させるための方法を指導してきた。しかし、私の生徒はオリジナルの珍しい新体操演技をすることがある。オリジナルの演技は採点規則にそった演技ではないので 、高得点を取りにくい。そのため、私はその演技をやめるべきだと考えていた。

 平生釟三郎先生は、社会に必要な行動をとった。例えば、会社の重鎮の人でも能力がない人を注意したり、学校教育ではテストの点数を高く取ることだけではなく人格育成に力を入れた。この本を読んで、私は新体操の本来の目的は、自分の魅力を表現し、個性ある演技をすること だと気付かされた。平生釟三郎先生が個性を重視した教育を行ったように、私も生徒のオリジナル性を尊重して、指導を行いたい。次に、その生徒が自分の演技に自信を持ってほしい。そして、自分の可能性を広げて、もっと難しいことに挑戦してほしい。