安西 敏三編著『平生釟三郎日記 第三巻』

経済学部   1年生  Kさんからのおすすめ本です。

書名 : 平生釟三郎日記 第三巻
著者 : 安西 敏三編著
出版社: 甲南学園
出版年:2011年

 私は、平生釟三郎先生は行動力が素晴らしいと思う。学生時代は故郷を離れ東京商業学校で貿易の勉強をされた。また、校長先生や保険会社の会社員をする など、多種多様な業界で仕事をされた。その後甲南学園を設立し人格育成の教育を行った。私も平生釟三郎先生のように主体的に行動したい。

 まず、私は甲南大学で生徒に寄り添った学校の先生になるための勉強をしたい。私は今月から子供の悩みの相談にのるボランティア活動を始めた。この活動を通じて、子供の立場に寄り添いながら物事を判断できるようになりたい。

 甲南大学卒業後は、中学校の先生をしたい。私は、平生釟三郎先生の「 すべて人は皆天才である」の教えに従って、生徒に苦手なことでも挑戦することの大切さを教えられる先生になりたい。平生釟三郎先生が残した言葉、「すべて人は皆天才である」とは、画一主義、詰め込み教育をやめ、生徒一人ひとりが本来持っている天賦の個性を充分に引き出し、 自分で考え物事を成し遂げる人間に育てるという平生釟三郎先生 の教育観のことだ。平生釟三郎先生は、日本の教育は教える だけで、ものを考えさせるということはしないと考えた。そして、大正期の日本の教育の模倣主義・詰込主義を批判し、学校において生徒に考えさせる習慣をつけさせ、 思考力・独創力を伸ばすことこそが教育であると考え、甲南学園を設立し、「すべて人は皆天才である」の言葉を残した。

 平生釟三郎先生の教えから、私は生徒に諦めないことの重要さを教えたい。 そして、定年退職後は蓄積した能力を用いて、甲南大学の教職の先生として学生を指導したい。私が先生の仕事をして気づいたことや、反省点を 生徒や学生に 伝えることで、学校教育をより充実させたい。