平井健介(経済学部)『日本統治下の台湾 : 開発・植民地主義・主体性 』

■『 日本統治下の台湾 : 開発・植民地主義・主体性  
名古屋大学出版会, 2024.6
■ ISBN  978 -4-8158-1158-7

■ 請求記号 332.224//2012

■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 平井健介(経済学部)著

<自著紹介>
 本書は、「日本植民地の経済成長は「日本のおかげ」であったのか」を問題関心として研究してきた私が、日本統治時代の台湾経済を概説した通史です。日本統治時代の台湾を概説する書籍は、これまでに何冊も刊行されていますが、それらは主に政治の視点から叙述されていました。しかし、植民地統治の最大の目的は、その資源を開発し利用することにありますから、経済の視点からも叙述される必要があります。1895~1945年の51年間、総督府はどのような動機から台湾を開発し、それは台湾社会にどのような影響をもたらしたのでしょうか。台湾の人びとは開発にどのように関わったのでしょうか。台湾の開発は日本以外の地域、特にアジアの経済とどのような関係にあったのでしょうか。本書はこうした問いに答えるために書かれた、経済面から叙述したものとしては初の概説書です。

【図書館より】
第37回 和辻哲郎文化賞を受賞されました! おめでとうございます。
以下、 姫路文学館 に掲載されている詳細を是非ご覧ください。
http://www.himejibungakukan.jp/watuji/jyusyoushiki/ 

以下は紀伊国屋書店がBook Web Proで本書の刊行記念フェア を行った際に作成されたパンフレットです。
https://www.unp.or.jp/shared/img/1158_pamphlet.pdf
平井先生によるさらに詳しい本書の紹介と、「 日本統治下の台湾 」の理解度を高めるための本、台湾や経済史に関連する入門書など、さらに深く学べる本が紹介されています。
是非合わせてご確認ください。