和本の修理を行いました(2/19,3/6)

2月19日と3月6日、KONANライブラリーサーティフィケイト活動の一環として、和本の修理を行いました。今回は文学部1回生のNさんと法学部2回生のTさんにお手伝いいただきました。
午前中は和本の仕組みを理解していただくために、好きな紙を使ってミニ和本を作ります。せっかく和本を作るので定規もセンチではなく尺の目盛がある曲尺を使います!

半紙を折って、紙縒りを縒って、穴を開け、糸で綴じる。慣れない作業と慣れない目盛に四苦八苦しながらも見事に和本が完成しました!

午後からはいよいよ和本の修理です!図書館の書庫には糸がきれてしまった和本がたくさんあります。そのままにしておくと表紙と中身がバラバラになってしまうため、元通り四つ目で綴じる作業をしていただきます。
Nさんは最初はマニュアルを見ながら綴じ方を確認していましたが、すぐに四つ目綴じをマスターしたようです! 午後からの作業はすいすい進みます。 午前中は余裕がなくてとても静かだったのですが、午後からは感想などを話しながら楽しく作業を進めてくれました。
一方、Tさんは「裁縫は正直苦手です」と語っていた通り、一本道の途中何度も迷子になってしまいます。それでもわからないときはちゃんとマニュアルを確認し、スタッフに質問し、間違えないよう慎重に作業をしてくれました。わからなければ確認する、これはとても大事なことです。

結果、時間内に予定していた冊数の和本の綴じなおしが完了しました。Nさんは「本を糸で縫うということが初体験でとても面白かった」Tさんは「図書館の役に立つことができてとてもうれしかった」 との感想をいただきました。 お二人とも達成感に満ち溢れていました…。
また機会がありましたら次は四つ目綴じ以外の綴じ方で和本を作りましょう!お手伝いどうもありがとうございました。

KONAN ライブラリ サーティフィケイトでは、本を読む以外にも、ボランティアなど図書館でしか経験できないイベントにもご参加いただきます。今回のように普段触れることのできない貴重な資料を扱うこともあります。
自分も参加したい!と思った方、ちょっと興味あるかなと思った方、一緒に活動しませんか。
ご参加をお待ちしています!

KONANライブラリーサーティフィケイト