投稿者「図書館」のアーカイブ

学生企画による児童文学の特設コーナー設置中!

現在、図書館入館ゲート入ってすぐのところに、学生企画による児童文学の特設コーナーが設置されています!
ポップと一緒に本が展示されていますので、児童文学に興味のある方はぜひ手に取って読んでみてください。そのまま貸出も可能です!

『児童文学の世界から読書を始めよう』
小中学生の頃に親しんだ、 児童文学の世界から読書を始めてみませんか。
児童文学とは、 0歳から10代の読み手や聞き手を対象とした文学作品のジャンルです。
懐かしの、 子どものために書かれた本を、 大人になった今読み返して、 魅力を再発見してみませんか。
児童文学作家の書いた、一般向けの作品とは どのようなものなのでしょうか。
児童文学作品や児童文学作家の一般書を展示することを通して、読書の魅力を再発見して頂ければ幸いです。(特設コーナー展示ポスターより)

↓は学生さん主導での展示設置作業風景。作業時間は約3時間、お疲れ様でした。

現在、学生企画による書評展示を開催中!

現在、KONAN ライブラリ サーティフィケイトの1級要件である企画として、日本語日本文学科4年生、中西聖也さんの企画展示『読書の扉 明日への扉』(1/23~2/8)を、iCommons2階学生部前にて開催中です!

自身の書評だけでなくこれまで投稿された教員や学生のおすすめ本の書評をまとめ、きれいに展示してくれました。

展示されているおすすめ本は、 iCommons4Fや学友会館のTSUTAYAさんで購入することもできるように手配しております(生協会員割引もお得ですよ!)ので、気になった人はぜひ買って読んでみてくださいね。

展示の詳細はこちら

藤崎 彩織 『ふたご』

  知能情報学部 4年生 匿名さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

書名:ふたご
著者:藤崎彩織
出版社:文藝春秋
出版年:2017年

 

 「ふたご」とは、いつも一人ぼっちでピアノだけが友達だった夏子と、不良っぽく見えるけれども人一倍感受性の強い、月島。彼は自分たちのことを「ふたごのようだと思っている」と言いますが、いつも滅茶苦茶な行動で夏子を困惑させ、夏子の友達と恋愛関係になり、夏子を苦しめます。 それでも月島に惹かれる夏子は、誘われるままにバンドに入り、彼の仲間と共同生活を行うことになるのですが……。
 ひとりでは何もできなかった少女が、型破りの感性を持った少年に導かれるままに成長し、自らの力で居場所を見つけようとする姿を描いた小説です。
 僕が特に印象に残っている場面は、月島が高校をやめる場面で「やめてどうするのって思うかもしれないけど、でも俺はまず、こんな気持ちで学校に行ってどうるんだよって思った。今高校を辞めることよりも、学校にこのまま2年も行くほうが、ずっと絶望的だと思った。だから、何か違うことをやってみるよ。」逃げることだって、勇気はいるんだよ。と書いてあったところです。
 世間一般的に高校を中退や、世の中のみんなが少しの我慢や大きな努力をして成し遂げるようなことから「逃げる」というのは、ネガティブな意見を持ちがちである。
 逃げることだって、勇気はいるんだという言葉が印象に残った理由は、僕もネガティブな意見の持ち主だったからである。
 今まで、障壁にぶち当たったとき逃げるのは恥だと思っていた。
 しかし、この本を読み少し意見が変わった気がする。
 僕にとって、有益な障壁、無益な障壁の判断をして誰よりも早く無益な障壁からは逃げることができれば、これからの人生に多大なる有益な障害にだけぶつかれると感じた。
 もちろん、有益無益など考えずに障壁をこなしていけば、無益だと思っていたものでも自分の有益に進むことも少なくはないとは思うが、逃げることを恥だと思わず、逃げることも勇気がいることなんだと理解しているだけで自分にとって生きやすい世界で生きれるのではないかと感じた。
 生きやすい世界で生きているだけじゃ成長はしないと言う人もいるだろうが、一度切りの人生を「生きやすいように生きた」っていいだろうし、「生きにくい人生を生きれずに死ぬ」そんな勿体ない人生を送るなら、誰に何を言われようが自分の人生は自分で決めて生き抜いてやると感じさせてくれた。
 本を読んで思考が変わったのは初めてである。
 実に狂気的な本だと感じ興奮した作品だった。

 

週刊読書人に本学学生・中西聖也さんの書評が掲載されました!

 日本語日本文学科4年生、中西聖也さんの書評が週刊読書人に掲載されました。中西さんはKONAN ライブラリ サーティフィケイトにエントリーしており、その縁もあって読書人に掲載されることになりました。
 以下の本の書評が掲載されており、週刊読書人ウェブの方でも自由に閲覧できますので、ぜひ一度読んでみてください。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

『週刊読書人』に掲載された中西さんの書評は、こちらをご確認ください。

 『週刊読書人』とは、書評専門の週刊新聞です。
  Web版>http://dokushojin.com/
 「作り手と読み手をつなぐ!」をスローガンに、国内で日々出版される数多くの本を各分野の専門家が選りすぐり、おすすめできる本の書評が掲載されています。
今年度から、『週刊読書人』の紙面上で「書評キャンパス」という企画が始まりました。読書に取り組む様々な大学の学生が、専門紙編集者の指導の下で書評記事を書く、という企画です。
 本学からは、KONANライブラリ サーティフィケイトに参加し、これまでに2級を取得されていた中西さんを推薦させていただきました。

 中西さんとKONANライブラリサーティフィケイトについては、2017年6月20日付朝日新聞でも紹介されました。こちらをご覧ください。

コピー機の利用に関すること

後期試験が近づいてきました。学生の皆さんもノートやプリントのコピーに走り回るころでしょう。
さて、図書館内のコピー機は、著作権の問題があり、図書館の本や雑誌しかコピーしてはいけないことはご存じでしょうか?

ノートなどをコピーしていると声掛けして注意しています。
ではノートなどはどこでコピーできるのか、というと甲南大学生協が提供しているコピーサービスを利用する必要があります。

>>生協さんのコピーサービスのご案内ページはこちら<<

iCommonsができてコピー機の場所などサービスが変わりましたのでチェックしておきましょう!

『職場体験』活動報告

 11月14日(火)~11月16日(木)の3日間、立命館中学校の生徒3名を職場体験で受け入れました。図書館業務の概要を説明ののち、実際に業務を行っていただきました。

 

 貸出・返却などのカウンター業務、レファレンスや書皮(ブックカバー)・レビューの作成など、彼らが想像していた業務や、より専門的な業務もとても興味深く実践していました。
 また、カウンターでの利用者対応や、カウンター業務では見えない図書館の裏側の整理業務など、司書という仕事を知り関心を持っていただいたようです。
 なお、作成の書皮は図書館1階カウンター前に、レビューは2階中山文庫コーナーに設置しています。皆さん、ご自由にご利用ください。