投稿者「図書館」のアーカイブ

『Trip to the North Pole』Leonore Fleischer

文学部2年 マンガさん より、語学学習室資料のBookReviewです☆
【レベル4】 830/W/4
Title: Trip to the North Pole
Author: Ellen Weiss

クリスマスイブの夜、衝撃的なものを目にしてしまい、サンタクロースを信じられなくなった一人の少年のもとに汽関車が来た。
行き先は“北極点”。少年は戸惑いながらも汽車に乗り込み、様々な出会いや体験を通じ、少年には足りない“何か”を気づかされるのだった。

『Rain Man』Leonore Fleischer

文学部2年 マンガさん より、語学学習室資料のBookReviewです☆
【レベル3】 837/P/3
Title: Rain Man
Author: Leonore Fleischer

破産寸前のチャーリーのもとに長年疎遠だった父の悲報が届いた。
遺産を全て相続したいチャーリーだが、今まで存在自体知らなかった兄レイモンドに相続されることとなっていた。その兄とは、重い自閉症だったのだ。お金に執着する弟と、自閉症の兄との心の交流を経て、感動的なラストが待っている。
映画版では、アカデミー賞を総なめにした。

『Frederick』Leo Lionni

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル2】 830/L/2
Title: Frederick
Author: Leo Lionni

“1968年カルデコッド賞受賞作品”
この本の表紙にメダルが印刷されているのがわかりますか?
これはカルデコッド賞受賞作品に贈られるメダルです。
アメリカで毎年優れた児童向き絵本に贈られる賞なんですよ。
仲間の野ねずみ達は寒い冬に備えて食料を蓄えようと一生懸命働いているのですが
フレデリックだけは働こうとしません。
仲間たちに『なぜ?』と聞かれ答えた内容が変わっています。
幼い頃に読んだ「アリとキリギリス」のお話では“働かざるもの食うべからず”と
教えられて育ったのでフレデリックの言葉に少しびっくり、、、
こんな考え方もあるんだなって思いました。
一風変わったフレデリックも素敵ですが、そんな彼を認めている仲間たちも素敵です。
お互いを認め合い、補い合う。
生きていくうえでとても大切なことを改めて教えてくれる心温まるお話です。

『PSYCHO』Robert Bloch

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル3】 837/P/3
Title: PSYCHO
Author: Robert Bloch

「鳥」や「裏窓」で有名な映画監督アルフレッド・ヒッチコックのサスペンス小説です。
映画で使用された有名なシーンを挿絵として使用されているため、挿絵で犯人が分かってしまってつまらないと危惧されるかもしれません。
しかし、犯人を推理すること以上に興味を惹かれるのが、罪を犯した人とそれを庇う人の立場の逆転劇を英文で読むことにあります。
犯人の心理や庇う人の心の葛藤など、英語では難しいと思われるかと思いますが、物語の要となるところでは、映画の印象的な場面を挿入されているため、緊迫感が伝わりやすく、想像力を膨らます手助けとなります。
ぜひ、英文でサスペンス作品を読みたい方にはお勧めの1冊です。

エントランスホールで「江戸の諸国案内」の展示が、特設コーナーで「シェイクスピア」関連図書の展示が始まりました。

図書館では、エントランスホールで「江戸の諸国案内」と題して、名所図会などを展示しています。
IMG_0481.JPG
名所図会とは、江戸時代に盛んに刊行された名所案内で、地名の由来やその場所にある寺社や旧跡、街道や宿駅などを挿絵とともに分かりやすく解説している、いわば当時のガイドブックのようなものです。
向かって左側では、江戸時代に刊行された各地の名所図会を展示しています。
今年、伊勢神宮では式年遷宮が行われていますが、『伊勢參宮名所圖會』にも遷宮の様子が描かれています。
IMG_0485.JPG
右側では、『攝津名所圖會』から甲南大学がある岡本周辺について書かれてる部分を中心に展示しています。
処女塚や保久良神社、住吉川など東灘区の地名がその説明文とともに書かれてるので、昔と今を比べながら大学周辺を散策してみるのもいいかもしれませんね。
IMG_0487.JPG
また、図書館1Fの特設コーナーではシェイクスピアに関する資料を展示しています。IMG_0477.JPG
マクベスやリア王などシェイクスピアの戯曲全38作品の朗読CDや小説、シェイクスピアについて書かれた研究書などを置いています。
CDは2階のオーディオブースで利用することができますので、聞いてみたいという方は、2階カウンターで尋ねてみてください。

田中 修(理工学部)『植物のあっぱれな生き方 生を全うする驚異のしくみ』

<教員自著紹介>
植物たちは、私たち人間と同じしくみで生きており、同じ悩みを持ち、その悩みを解くために、日々頑張っています。本書では、「逆境を糧に魅力を高める植物たちの姿」や「甲南大学創立者平生釟三郎先生のモットー「常ニ備ヘヨ」を心構えにもつ植物たちの生き方」を紹介しています。「花がいわれたがっている“ほめ言葉”とは?」、「植物たちが知る“婚活成就の極意”とは?」、「植物たちの浮気心にかける“保険”とは?」などの話題もあわせてお愉しみください。
 
■田中 修『植物のあっぱれな生き方  生を全うする驚異のしくみ』幻冬舎新書 2013年
■請求記号 471.3//2034
■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 理工学部 生物学科 教授 
■先生からのお薦め本
・『植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫』田中 修(中公新書)