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内藤文雄(経営学部)『財務情報等の監査・保証業務』

<教員自著紹介>
 本書は、企業が公表しているさまざまな情報の信頼性をどのように確保し、より有用性の高い情報に基づく意思決定を促進することにつながるのかを論じたものです。
財務諸表の監査を基本におき、他の財務情報または非財務情報の監査または保証業務がどのように異なるかについて、いろいろな視点から検討しています。
たとえば、サステナビリティ報告書。経済、環境、社会の3つの側面についての情報の信頼性の確保がグローバルにみても重要視されています。
■内藤文雄『財務情報等の監査・保証業務』 中央経済社 2012年
■請求記号 336.97//2206
■配架場所 図書館1階開架一般、サイバーライブラリ 一般和書 ほか
■著者所属 内藤文雄 経営学部 教授
 

西條 隆雄 他執筆『Dickens in Japan : Bicentenary Essays』

 ディケンズ生誕200年を記念してディケンズ・フェロウシップ日本支部が出版した、英文記念論集。原、新野、松岡、佐々木氏を編集委員として、20篇の投稿論文の中から厳選をへて作品論8篇と小説以外の活動又は彼の文学の特徴に関する6篇が掲載されている。いずれも最新の研究成果を取り入れて論じた好論文で、本書は「日本の研究レベルの高さを全世界に知らせるとともに、ディケンズおよびヴィクトリア朝研究における世界的な里程標になろう」と編集委員代表の原氏は自負する。
 作品論では、松本氏がネル(『骨董店』)に差迫る「死」があちこちで暗示されながらも中々訪れてこないのは、単なるサスペンスのためではなく、作家が理想的な死の環境を整えているからだとユングを援用して解き明かしているのは面白い。『キャロル』の夢の時間を指摘した廣野氏、そのオペラやミュージカルの出現(とくに1950年以降に集中していること)の理由を考察したチャンドラー氏の論考も興味深い。また、佐々木氏の「『ドンビー父子』の繋ぎのことば」は、従来の、作品がまとまりに欠けるという評価に対し、いかに緊密に構想されているかを論じたもの。「父と子」の「と」という繋辞(=接続詞)ひとつを取ってもそこに作品の中心テーマが如実に語られているとの指摘は鋭く、英語表現力も英米人のそれに伍してすばらしい。
 作品論以外では、ディケンズと風俗画(日常生活に題材を求めた絵画)の関係を論じ、17世紀オランダの風俗画家オスターデと19世紀スコットランドの風俗画家ウイルキーが作家に与えた影響を扱う木島氏の論考は新鮮である。また、松岡氏によるディケンズの登場人物になべて見られる「心理的牢獄」、そして渡部氏の「夢うつつの状態」と創作の関係もまたディケンズ理解には必須であろう。西條氏の「ディケンズと素人演劇活動」は、作家として以外に、俳優・舞台監督・演出家としてプロも顔負けの存在であったディケンズの慈善興業の正確な記録と使われた演劇脚本を辿ったもので、世界でも数少ない研究である。脚本は容易に手にはいらないので、全24篇の脚本とそれぞれの興行プログラムを一冊にまとめた書物の出版が待ち望まれている。
■『Dickens in Japan : Bicentenary Essays』Osaka Kyoiku Tosho, 2013年
■ 西條 隆雄 (元文学部教授)執筆、原英一ほか編

「第4回 製本教室」 8/2(金)開催! <定員に達しましたので受付を終了しました。>

8/2(金)、「第4回 製本教室」を開催します。
あなたのオリジナル本を作ってみませんか!
開催日: 2013年8月2日(金) 13:30~16:30
場所: 図書館 or サイバーライブラリ(申込者にお知らせします)
製本講座: 和本の仕立て方基礎編
内容: 四つ目綴じを実習いたします。
募集人数: 5名
       先着順、本学学部生に限ります。
       第1、2、3回受講者は受講できません。
申し込み: 図書館1階カウンター
<定員に達しましたので受付を終了しました。>

「2013第2回 読書マラソンの会」を開催しました。

6月25日(火)語学学習室において「第2回 読書マラソンの会」を開催しました。
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今回の内容はおすすめ本の紹介となっており、お昼休みに「読書マラソン」の参加を問わず集まっていただきました。
学生とスタッフ、それぞれのおすすめ本を合計15冊(!)お披露目し、参加者からは
「おもしろかった」「最近本を読むのが滞っていたので、良いペースメーカーになった」
という声がありました。
「第3回 読書マラソンの会」7月31日(水)です。
おすすめの本を紹介してみたい方や、どんな本があるのか聞いてみたい方、授業での資料選びの参考など…。
気軽にご参加ください。

夏休み期間中の特別貸出について

7月31日(水)より夏休み特別貸出を実施します。
   実施期間 : 7月31日(水) ~ 9月13日(金)                        
      学部学生・科目等履修生・聴講生 
       一般図書 8冊    中山文庫・語学学習室 2冊
      大学院生・研究生・教職員    
       一般図書 10冊※  中山文庫・語学学習室 2冊
           ※8/29(木)以降の貸出分は、返却期限は30日後。
   返却期限 : 9月27日(金)までに返却してください。
 ○父母の方、地域公開利用者の方は通常通りです。
 
 ■サイバーライブラリは、通常貸出です。

[語学学習室] 夏休み期間中の特別貸出について

夏休み期間中、語学学習室の多読用図書をいつもより多く借りることができます。
夏休み中のレベルアップを応援します!
 【冊 数】  5冊まで
    (最大計7冊=中山文庫2冊(語学学習室図書に振替可)+語学学習室5冊)
 
 【期 間】  7月31日(水)~9月13日(金)      
 【返却日】  9月27日(金)     
※語学学習室の多読用図書のみが対象です。
※自動図書貸出機(ABC)では貸出できません。
※図書館1階カウンターで手続きしてください。
※卒業生・父母・アルバイト・地域利用者の方は、対象外です。