投稿者「図書館」のアーカイブ

『THE DRINKING GOURD』F.N. Monjo

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル2】 837/I/2
Title: THE DRINKING GOURD
Author: F.N. Monjo ; pictures by Fred Brenner.
Series: An I can read book ; level 3

主人公トミーはやんちゃな子で、ある日教会の集会中に外にいたガチョウにいたずらをし、父親に家へ追い返されてしまいます。そして家に戻り、遊んでいた納屋で黒人一家が隠れているのを見つけてしまうのでした。
実は黒人一家は、トミーの父親が厳しい奴隷制度から逃れるため、かくまっていた事をトミーは知り、父と共にこの一家をカナダへ逃がすことを決心します。
逃がす途中で、黒人一家を追ってきた保安官に呼び止められてしまい、トミーがとった行動とは!?
一家は無事、目的地までたどり着けるのか?
つらいテーマでありながら、親子のきずなと人種差別に疑問を持つ人々の勇気ある行動を伝える感動的なストーリーです。

店頭選書を実施しました。

10月11日(木)、MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店にて、図書館の本を学生3名と職員が選書しました。
書棚から、選んだ本をハンディーターミナルで裏表紙のISBN(バーコード)をスキャンしていきます。

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**文学部4年 鼻野さん からのコメント**
司書の方々や院生の先輩に混ざって、緊張しながらお手伝いしてきました。
それぞれの分野やフロアごとに担当を分けられスタートした選書。私は専門の社会・人文系のみだったのにも関わらず、細かく丁寧にジャンル分けされたたくさんの本に圧倒されてしまいました。
あれも読みたい、これも面白そうと、惹かれる本は多くありましたが、その中でも読みやすさや使いやすさを考えながら、ハンディ片手に、気分だけはなりきり司書。
一つ一つの本棚を抜けのないように見つめていると、自分では手に取らないような本との出逢いもあり、どれだけ選り好みしていたのかを痛感しつつも、少し視野が広がったように思います。
私たちが普段当たり前のように検索して読んでいる本は、こんな図書館員の方々の選択眼と地道な作業によって成り立っているんだなと改めて感謝でした。
いつか私が選んだ本が図書館に入った時、一人でも多くの人に手にとってもらえたら嬉しいなと思います。
責任ある大変なお仕事だと思いますが、楽しみながら参加させてもらいました。
ありがとうございました。

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**大学院 情報システム工学専攻 山根さん のコメント**
図書館に入れる本を選ぶということで非常に悩みましたが、わかりやすくて内容もしっかりした本を選びましたので、図書館を利用される皆さんに、活用していただければ嬉しいです。

ご協力いただいた学生さん、ありがとうございました。
店頭選書は年1~2回実施しています。
興味を持った人は是非次回参加してみてくださいね。

『The Canterville Ghost and Other Stories』Oscar Wilde

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル4】 837/P/4
Title: The Canterville Ghost and Other Stories
Author: Oscar Wilde
Series: Penguin readers ; level 4

「幸福な王子」、「ドリアン・グレイの肖像」などで知られるオスカー・ワイルドの短編が3つ収録されています。
●表題作『The Canterville Ghost』
英国のカンタヴィル猟園にアメリカ大使の一家が越してくるが、お屋敷には数百年前からカンタヴィル卿の幽霊が住み着いていた。なにごとも合理的なアメリカ人一家とロマンチストな幽霊の攻防の末に、カンタヴィル卿はある結論にたどり着く。
●『Lord Arthur Savile’s Crime』
アーサー・サヴィル卿は結婚を控えたある日、パーティーで占い師に「あなたは殺人を犯す」と予言されてしまう。責任感の強いサヴィル卿は、結婚式までに完全犯罪を遂行しなくては、という思いに捕らわれ、実行するがなかなかうまくいかなくて・・・。
●『The Sphinx Without a Secret』
“私”がパリのカフェで久しぶりに会った友人の表情には暗い影が漂っていた。理由を聞くと、謎のある美しい女性を愛してしまったのだという・・・。
ユーモアがあって皮肉もたっぷり、そしてちょっと怖い短編集です。

『THE ADVENTURES OF TINTIN Vol.4』HERGÉ

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル4】 830/H/4
Title: THE ADVENTURES OF TINTIN Vol.4
Author: HERGÉ

世界中で愛されているエルジェの名作コミック。
この1冊に3話掲載されています。1話目は、去年スピルバーグ監督が映画化した作品の原作にもなっていました。現在もどこかに隠されているというレッド・ラッカムの秘宝を見つけることができるのか・・サメとの格闘シーンがちょっと笑えます。他の話にも共通して必ず登場する、自然界の敵との戦いが見所です。
エルジェの魅力は、ハラハラするストーリー展開と、個性的なキャラ達をとってもおしゃれに描いているところでしょう。タンタンは知的で勇気があり、いつも全力で前進していて爽やかです。いつも話が噛み合わない博士や、お酒に目が無いハドック船長、見た目も中身も瓜二つのデュポン&デュボン警部‥。皆、タンタンと深い信頼でつながっています。是非注目していただきたいのが、相棒のスノーウィーです。表情や体の動きだけで、その勇敢な性格や可愛いらしさが伝わってきますが、稀にしゃべるシーンがありますので、探してみてください。

就活に!「日経データベース使い方講座」開催のご案内

「志望する企業や業界の情報は、最低5年間は遡って調べてほしい。」就職活動をされる皆さんに、毎年そうお伝えしています。5年前は高校生・中学生だった皆さんにとっては「昔のこと」かもしれませんが、働く人々にとって5年前は「最近のこと」だということを意識していただきたいのです。
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日経データベース 使い方講座
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『Sherlock Holmes : the blue diamond』Sir Arthur Conan Doyle

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル1】 837/D/1
Title: Sherlock Holmes : the blue diamond
Author: Sir Arthur Conan Doyle
Series: Dominoes level 1

ワトソンがホームズの家を訪れると、新聞を脇に置き古い帽子に見入っていた。
それは、ホテルマンのピーターソンから持ち込まれたものだった。
クリスマスの早朝、ピーターソンが仕事帰りに歩いていると、前を行く背の高い男がいた。
男は帽子をかぶり、クリスマス用のガチョウを背負っていた。が、突然背の高い男は若者に殴られる。
男は杖で突き返そうとしたが、誤って通りの店の窓を壊してしまう。
ピーターソンが男を助けに駆け寄ると、窓を壊したのを悪く思ったのか、ピーターソンのホテルマンの格好を警官と思ったのか男は走り去ってしまった。男が去った後、通りには男の帽子とガチョウが残されていた。
タイトルのブルーダイヤモンドはどこから現れるのでしょうか。
残された帽子と、ガチョウを頼りに、ホームズはどのように事件を解決するのでしょうか。
カラーイラストで分かりやすく、たいへん読みやすい1冊です。