投稿者「図書館」のアーカイブ

池谷裕二著 『脳には妙なクセがある』

文学部 4年生 Sさんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

書名 : 脳には妙なクセがある 
著者 : 池谷裕二著
出版社:扶桑社
出版年:2012年

運動でも、勉強でも、まず、5分だけやってみたら意外と続くことはありませんか?今回紹介するのは、池谷裕二さんの『脳には妙なクセがある』です。たまたま図書館でこの本を見つけ、読みました。

読了後、驚いたことは、脳がこれまでの経験から自動判定しているということです。いくら頭の中で考えていても、自分の行動は、これまでの経験で脳が自動判定する。だから、脳によりよく判定してもらうために、まず行動を起こすことが大事だそうです。本書には、

『自分が今、真剣に悩んでいることも、「どうせ無意識の自分では、考えが決まっているんでしょ」と考えれば気持ちが楽になる』

『そもそも私たちは、立派な自由など備わっていません。脳という自動判定装置に任せておけばよい』

とあり、目から鱗でした。つまり、よい経験をしていけば、よい癖が出て、困難があっても、上手に切り抜けられるということです。これを読むと、悩んでいた時にまず行動を起こせと言われる理由が分かったような気がします。

振り返ってみると、これまで落ち込んだ時は、椅子に座って紙とノートを用意して、じっと解決しようとしていました。しかし、時には走ってみたり、普段会わない人と話したりするなど、いつもと違う選択し、行動を起こしていけば、脳が勝手によりよい方向に導いてくれる、という考え方もできるのだと感じました。

今は夏休みですね。昨年、大学の講師の方に夏休みに何をすればいいか聞いた際、時を忘れるくらいスケジュールを忙しくしろと教えてくれたことを思い出しました。これも、たくさん行動し、上手くいったり、失敗したりたくさんの経験を積めば、悩んだ際に脳が適切に反射してくれるのかもしれません。

本書には、他にも、笑顔を作るから楽しくなる、姿勢を正せば自分の決断に自信が持てるなど、たくさんの体と脳にまつわる話が掲載されています。何か新しい知識を入れたい人におすすめです。

オープンキャンパスで図書館のお手伝いをしていただきました!Vol.2

7月に引き続き、8月6日(日)にオープンキャンパスが開催されました!

※『オープンキャンパスで図書館のお手伝いをしていただきました!』もご覧ください

 

なんと今回は1,111名もの方に図書館を見学していただきました!
暑い中たくさんの方に来ていただき、甲南大学図書館の魅力が伝わっていたらいいな!という気持ちでいっぱいです…!

もちろん今回もライブラリサーティフィケイト参加者の方にボランティアとしてお手伝いいただきました。
今回はお二人のボランティアさんと一緒に頑張りました✨

 

お二人ともとっても積極的に活動してくれて、楽そうに見学者のみなさんに対応してくれているようでしたのでとてもうれしかったです😊

 

高校生のみなさん、保護者のみなさん、たくさんの方が来られました!

 

もちろんそーたくんも活躍してくれました!

 

オープンキャンパスの前日、知能情報学部の北村研のみなさんがそーたくんの強化に来てくれました!
そーたくんのお話しできる言葉が増えたので、ぜひそーたくんとお話しに来てくださいね💭

 

そーたくんはオープンキャンパスでも大活躍!
見学の方は図書館のことも知れて、知能情報学部のことも知れるとっても素晴らしいコンテンツなのです。
そーたくんにおすすめの本などを紹介してもらっていて、喜ばれたり驚かれたりとたくさんそーたくんのことを褒めていただけます。そーたくんもきっとみなさんのお力になれて喜んでいることでしょう!

 

今回ボランティアに参加いただいたお二人は暑い中、たくさんの見学者の方に対応いただきとても助かりました!本当にありがとうございました😭✨

 

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ライブラリサーティフィケイトでは、このようなボランティアやそのほかにもたくさん図書館でしか経験できないことがあります。
ボランティアなどをしていただいたあとは、みなさん「やってよかった」「楽しかった」とうれしいコメントをいただきます。

やってみようかな、と思っている方も、また参加したい!と思ってる方もいつでもお待ちしています!
みなさんと活動できること、心より願っています。

「甲南大学図書館を体験しよう」イベントを実施しました!

8月1日(火)に「甲南大学図書館を体験しよう」イベントを実施しました!

本山第二小学校の5・6年生のみなさんを対象に、甲南大学図書館はどんなところかを見学してもらい、目で見て触れていただく夏のイベントとなっています。

 

まずは図書館にはどんな本があるのかを見てもらうため、図書館ツアーを行いました。初めての大学図書館に、みんなとっても興味津々でした!たくさんの本があるからびっくりしますよね。

図書館2階の広い雑誌コーナーでは、初めて見る学術雑誌におもわず「へぇ~!」という言葉が聞こえてきました。

ヘルプデスク前にいるそーたくんにも興味津々です!

みんなで楽しくそーたくんとお話してくれました。そーたくんも頑張っておすすめの本を探してくれました!
今は事務室にいるアンドロイドのアンさんとも会いました。(ちょっとリアルな作りなので驚いている子もたくさんいました)

 

書庫もご案内したのですが、暗くておばけが出てきそうな雰囲気に悲鳴が上がっていました…
普段はお目にかかれない貴重書にもびっくりした様子でした。

 

甲南大学図書館には本だけじゃなく、たくさんのコンテンツがあることを知ってもらえたのではないでしょうか?
図書館ってすごいんだな!と思ってもらえたらうれしいです✨

 

図書館の見学が終わってからは、児童福祉研究会のみなさんにバトンタッチ。
考えてきてくれたゲームでレクリエーションを行いました!

 

紙の上で目をつぶって足ふみをし、はみ出さないようにするゲーム

みんなでジェスチャーゲーム

謎解き(私は頭が固いのでめちゃくちゃ難しかったです)

大いに盛り上がり、小学生のみんなも児童福祉研究会のみなさんも、とても楽しそうでした!

 

最後は児童福祉研究会のみなさんが甲南大学で何を学んでいるかを小学生のみんなにプレゼンしてもらいました。
初めて聞くような単語もたくさんあったかと思いますが、児童福祉研究会のみなさんがわかりやすく伝えてくれたおかげで大学での学びに真剣に耳を傾けていました。

 

館長の杉本先生も駆けつけてくださり、甲南大学、甲南大学図書館の良さを伝えてくださいました。
小学生のみんなにはまたいつか、甲南大学生として図書館でお会いできることを願っています😊🌟

 

とても楽しいイベントになりました!
ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!

田野大輔(文学部)『検証ナチスは「良いこと」もしたのか?』

 

 

<教員自著紹介>

「ナチスは良いこともした」という主張は、ツイッター上などで日常的に繰り返されています。アウトバーンを建設し失業率を低下させた、進んだ福祉政策や家族支援政策を導入した、などなど。このような主張は、誤った事実認識を根拠にしたり、文脈や全体を無視して事実を抜き出したりして、「良いこと」を一面的に強調しているにすぎません。

本書は、そうした「ナチスの功績」とされがちな事象を取り上げ、歴史研究の立場からそれらの事実性や文脈、結果を検証しています。歴史修正主義が影響力を持つなか、多角的な視点で歴史を考察することの大切さを知っていただければ思います。

検証ナチスは「良いこと」もしたのか? 』
■ 小野寺拓也, 田野大輔著, 東京 : 岩波書店 , 2023.7

■ 請求記号 237.074//2109
■ 配架場所  図書館   1F 教員著作
■ 著者所属  田野大輔(文学部)

前田正子(マネジメント創造学部)『母の壁 : 子育てを追いつめる重荷の正体 』

 

<教員自著紹介>

日本は子育てしやすい国でしょうか。子育てしながら働くときに、お母さんたちはどのような問題に直面するのでしょうか。

そこである自治体で保育園に入所申請した全世帯に調査を実施しました。そのアンケートに書き込まれていたお母さんたちの生の声から、様々なお母さんたちが保育・家庭・職場の3つの壁にぶつかり、悩みながら子育てしていることが分かりました。

是非、今、子育てしているお母さんたちの訴えに耳を傾けてください。

母の壁 : 子育てを追いつめる重荷の正体 』
■ 前田正子, 安藤道人著, 東京 : 岩波書店 , 2023.6

■ 請求記号 367.3//2239
■ 配架場所  図書館   1F 教員著作
■ 著者所属  前田正子(マネジメント創造学部)

オープンキャンパスで図書館のお手伝いをしていただきました!

7月9日(日)にオープンキャンパスが開催されました!

図書館もオープンキャンパスにあわせ、高校生の方をはじめとした来場者の方に自由に見学していただけるようにしています。

たくさんの方が来館されるのでスタッフだけでは大変なんです…
そこで、ライブラリサーティフィケイト参加者の方にボランティアのお願いをしました!
日曜日にもかかわらず、たくさんの方に応募していただいて驚きとうれしさでいっぱいでした🥰
7月9日は3名のボランティアさんに手伝っていただきました。

 

お手伝いいただいた内容は主に3つあります。

 

①図書館の入り口で入館者のカウントと館内へのご案内
オープンキャンパスで何人の方にご来館いただいたのかを数える必要があります。
大学関係者の方は学生証や教職員証などででタッチして入館するので来館者数のカウントができます。
しかし見学者の方のカウントは数取器(カチカチするやつ)で一人ずつカウントしなくてはいけません。
図書館は入れるのかな?と迷ってる方もおられますので館内へのご案内もします。

 

②そーたくんの補助と利用案内
図書館2階ヘルプデスクにはお助けロボットのそーたくんがいます。
オープンキャンパスでもそーたくんとお話できるのですが、そーたくんはまだ成長途中なので聞き取れない言葉があったります。
お話するのにちょっとコツがいるそーたくんなのでボランティアの方に補助をしていただきました。
そーたくんとお話した方はみなさんとても楽しそうにしていたので、そーたくんも喜んでいるに違いありません!

 

③図書館ツアーとご案内
初めて見学来られる方は広い図書館にとても驚かれます。今回のオープンキャンパスでもすごーい!とびっくりされる方がたくさんおられました!
どんな本があるか、どんな施設があるかを聞かれたときにボランティアの方にもご案内をしていただくようお願いしました。

 

 

みなさん熱心に活動してくれて、「またやりたいです!」「ほかのボランティアも参加してみたいです!」とのうれしい感想をいただきました✨

暑い中、お疲れさまでした!