8/8より、教員著作コーナーを新設・公開しました!(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)
甲南大学の教員が執筆した本がたくさん配架されております。
皆さんぜひご利用ください!

8/3(水)の設置作業に際しては、KONAN ライブラリ サーティフィケイトにエントリーしている学生さん3名がボランティアで来てくれました。
↓作業風景
すごく一所懸命に作業してくださり、予定どおり8/3に設置完了。
皆さんお疲れ様&ありがとうございました!
<教員自著紹介>
《岩波講座 現代》の第9巻です。インターネットが社会をどう変えたのか、これからの未来はどうなるのか……、がテーマの巻です。
第4章を私は担当し、大量の文字や画像データを誰でもいくらでも保存できる時代が、人類史上初めて、ここ数年で急にやってきたことで、《何を残すか/残さないか》の価値基準が不明確になってきた、とやや警鐘を鳴らす方向性で書いたのですが、対照的に第5章では、山田奨治氏が〈海賊版〉の創造的な文化的ポテンシャルを肯定的に論じています。読み比べてみてください。また両者の中間のような仕方で、第3章では荻上チキ氏が「ネット社会の闇」である「流言(デマ)」の拡散について、「情報教育」の必要性を指摘しています。――皆さんは大量のデータが飛び交い保存されるいまの時代を、どう考えますか。
■『デジタル情報社会の未来』 川口茂雄 [ほか執筆] 岩波書店 2016年6月
■請求記号 308/9/2020
■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 文学部 准教授
<教員自著紹介>
イスラエルの人気短編小説作家エトガル・ケレットのエッセイ集です。常に戦時下にあるイスラエルを背景に、息子の誕生から父の死までの七年間を、独特のユーモアでくるんで垣間見せてくれます。ポップで笑えて、でも腹に残る、そんな一冊です。特殊な状況と普遍的な話、どちらにも広がる不思議な本。2018年にはケレットさん夫妻を甲南に呼びたいと思ってます!学生の皆さんにも協力してもらえると嬉しいです。

■エトガル・ケレット『あの素晴らしき七年』 秋元孝文 訳 新潮社 2016年4月
■請求記号 929.734//2001
■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 文学部 教授
■秋元先生からのお薦め本
福永信著『星座から見た地球』
■請求記号 903/F
■配架場所 図書館2階中山一般
<教員自著紹介>
本書は、小泉洋一元教授を中心に、甲南大学に関係のある先生方が、主として甲南大学法学部生を念頭に置いて執筆した憲法の教科書です。小泉先生が退職されたため、小泉先生執筆部分を私が補訂するとともに、全面的にリニューアルしたのが、この第3版です。変動の激しい憲法分野ですが、本書を手に取って「憲法の基本」を学んでいただけると幸いです。
■『憲法の基本』第3版 櫻井智章(ほか著) 法律文化社 2016年4月
■請求記号 323.14//2528
■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 法学部 教授
■櫻井先生からのお薦め本
『古典で読む憲法』 (有斐閣)
<教員自著紹介>
2011年、世界を席巻した「アラブの春」と呼ばれる政治運動は、皆さんの記憶にも新しいことでしょう。当時、アラブ世界の若者たちは自由を求める「革命」を起こし、その中でもエジプトではムバーラクの独裁政権が倒されました。しかしそのわずか2年後、エジプト初の文民大統領であるモルシー政権が軍による「クーデター」で倒れると、若者たちの多くは軍部主導の新体制を支持しました。このような、一見すると独裁への逆行、民主主義の後退ともみえるエジプトの社会情勢は、なぜ生じたのでしょう?
不可解な中東政治の動きを解き明かすために、この本ではエジプトのポピュラー音楽、略して「エジポップ」に注目しました。若者たちが好んで聴くエジポップを分析すれば、時に「若者の革命」と呼ばれたアラブの春の実情を理解することが可能になると考えたからです。戦後から現在のエジプトにおいて、どんな曲が流行ったか? こてこて演歌系から劇甘ラブ・バラード、攻撃的なヒップホップから荒削りなインディー・ロックまで、エジポップの流行の変遷をたどることで、いつのまにか中東現代史の流れまでもが頭の中に入って来ます。
もちろん、ただ活字を追うだけではエジポップを楽しむことはできません。そこで本書の参考楽曲リストとして、YouTubeプレイリストを作成しました。興味のある人は、まずYouTubeのサイトに飛んで、 アラブの春と音楽 を検索してみてください。この本の中で紹介した123曲のビデオクリップがセレクトされていますので、まずは観て聴いてください。見知らぬ国の素敵な音楽との出会いがあるかも知れません。そして、同年代の若者として、アラブ世界の若者たちのことをもっと身近に感じてもらえればうれしいです。
■『「アラブの春」と音楽〜若者たちの愛国とプロテスト』 中町信孝(著) DU BOOKS, 2016年3月
■請求記号 762.42//2002
■配架場所 図書館1階シラバス
■著者所属 文学部 教授
■中町先生からのお薦め本
『深夜特急』 沢木耕太郎 著
請求番号 915/SA/1~3 配架場所 図書館2F中山一般
旅を愛する若者(中年も含む)にとっての永遠のバイブル。大沢たかお主演でドキュメンタリー風ドラマにもなりました。原作、ドラマとも、本学図書館に所蔵があります。
『J-POP進化論〜「ヨサホイ節」から「Automatic」へ』 佐藤良明著
宇多田ヒカルの登場で終わっていますが、流行歌を用いた社会分析という点では古典的名著と言えます。手軽に読めますので音楽ファンは是非。
『イスラーム思想史』井筒俊彦 著
請求番号 120.8/4/2002 配架場所 図書館3F書庫一般
かつて世界をリードしたイスラーム世界の思想・哲学についての基本中の基本とも言える入門書。取っつきにくいテーマですが、文章は簡単で、すっきりと頭に入ります。
<教員自著紹介>
私って誰? なぜ私は私なんだろう? ある日、突然自分を見つめる<もう一人の自分>に気づき、当たり前の世界が揺らぐ瞬間が訪れる。子ども時代のその体験を、人生の後半になってもなお鮮烈に想起できる人が少なくないこと、またその後の人生に決定的な影響を与える場合があることを、オランダ・ドイツをはじめとするヨーロッパでラジオやウェブを通して収集した事例から紹介する、発達心理学者による好著。
■『子どもの自我体験:ヨーロッパ人における自伝的記憶 』 高石恭子(訳) 金子書房 2016年2月
■請求記号 371.45//2078 ■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 文学部 教授
■高石先生からのお薦め本
『<私>という謎』 渡辺恒夫、高石恭子 編著 (新曜社)
『私は本当に私なのか』 木村敏、金井美恵子 著 (朝日出版社)
『<わたし>とは何だろう』 岩田慶治 著 (講談社)
『私の猫たち許してほしい』 佐野洋子 著 (集英社) いずれも、自我体験について触れた啓発書、随筆です。哲学者、心理学者、画家、小説家、さまざまな表現者が<私との出会い>の体験について、それぞれの視点から振り返っています。青年期という<自分>を確立していく時期に、しっかりと自己省察を深めてみたい人にお勧めの本です。