語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル2】 830/B/2
Title: The Quiltmaker’s Gift
Author: Jeff Brumbeau
貪欲で、どんなに贈り物をもらっても満足できない王様がいました。
素晴らしいキルトを作るおばあさんの存在を知り、彼女のキルトを手に入れようとしますが、断られてしまいます。強硬手段に出る王様ですが・・・彼女が王様に言った言葉とは・・・
そして、彼女からの本当の贈り物とは何だったのでしょう?
本当に充実した幸せな人生は、他人任せや簡単に手に入るものでは得られないというメッセージを感じました。
シンプルながら、読み終わった後に深い余韻を残す作品だと思います。
繊細で美しい挿絵も魅力です。
「1-2. 語学学習室」カテゴリーアーカイブ
『The Tiny Seed』 Eric Carle
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル0】 830/C/0
Title: The Tiny Seed
Author: Eric Carle
秋、強い風が吹きました。小さな花の種たちは風に運ばれ飛んでいきました。
彼らの行く手には数々の困難が待ち構えています。
一体どこへ向かっていくのでしょう...
そして春には見事に花を咲かせることができるのでしょうか...
エリック・カールさんの本は子供の頃、絵本で読まれた方も多いと思います。
英語が苦手な方も読み親しんだ本から始めると、どんどん読み進んでいけるのではないでしょうか。
『Twelfth Night』William Shakespeare
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル1】 837/U/1
Title: Twelfth Night (十二夜)
Author: William Shakespeare
Series: Usborne young reading
シェイクスピアといえば四大悲劇『オセロ』『ハムレット』『マクベス』『リア王』が有名ですが、喜劇もたくさん書いています。この『十二夜』もそのひとつ。
船が難破し海岸に打ち上げられたヴァイオラは、身を守るために男装し“シザーリオ”としてオーシーノ公爵に仕えます。
伯爵の娘オリヴィアに何度求婚しても断られ続けているオーシーノは、シザーリオに、オリヴィアに自分の気持ちを伝えてくるよう命じますが、密かに彼に恋するヴァイオラはその命令に苦しむのでした。
勤めを果たし毎日のように通う“シザーリオ”に、今度はオリヴィアが恋してしまい・・・。
『Around the world in eighty days』Jules Verne
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル2】 837/U/2
Title: Around the world in eighty days (80日間世界一周)
Author: Jules Verne
Series: Usborne young reading
「80日間で世界一周は可能か?」
今から100年以上前のLondon。大豪富Phileas Foggは、仲間と懸けをして旅に出発します。London, Suez, Bombay, Allahabad, Calcutta, Singapore, Hong Kong, Shanghai, Yokohama, San Francisco, New York, Liverpool, 訪れる土地で、必ず事件に遭遇。
旅の仲間も加わり波瀾万丈に物語は展開します。
はたしてFoggは、タイムリミットまでにLondonに辿りつけるのか??
著者Jules VerneのLevel 1 では他に、『20,000 leagues under the sea』 (837/P/1, Penguin readers) があります。
『Go the F**k to Sleep』Adam Mansbach
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル0】 837/O/0
Title: Go the F**k to Sleep
Author: Adam Mansbach
つい声に出して読みたくなるような詩的でリズムのいい文章なのですがね。人前で音読はお勧めしません。
もひとつ。これは子供向けの絵本のような体裁ですが、オトナの愚痴です。読み聞かせには使えません。
そもそもは、なかなか寝ついてくれない2歳の我が子に疲れ果てぶちギレて、「Go the F**k to Sleepって本を出してやる!」と、フェースブックに書きこんだところ、これが友人たちにバカ受けして、本当に出版することになったものだそう。
で、できたのがF**KだのS**Tだの4-letter word連発のこの作品。
人から人へと伝わって、発売予定5カ月前にはもう、AMAZON.COMのベストセラーリスト1位になってしまい、発売が4カ月繰り上がったとか、世界30カ国以上で翻訳されるとか、サミュエル・ジャクソンの朗読でオーディオブックが出たとか(YouTubeにアップされてます)、映画化が決定したとか…わずか400語余の絵本に、世間はチョー盛り上がったのです。
人間、たまには建前でなく本音を吐露してみると、思わぬ効果が出るもんです。
『Trad Japan, Mod Nippon』 Stuart Varnam‐Atkin
語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル3】 830/V/3
Title: Trad Japan, Mod Nippon
Author: Stuart Varnam‐Atkin
「人間国宝」の英訳をめぐる話が面白い。
人間国宝は生きているし染織家もいるし死にかけてもいませんよ!確かに紛らわしい表現ですが。
また食べ物にまつわる話も多い。
安価な茶色のビスケットや美しい緑の小山の正体は?
くれぐれも未知の物を口にしないように注意したい。
さらにはチラシの再利用法にも驚きです。
本書は著者がコメンテーターを務めるテレビ番組のテキストをベースに再編。日本で経験したことを英国人の視点で執筆、70年代に撮影した写真入り36項目のミニエッセイ。
著者ならではの発想や観点、失敗談が楽しく、notesに語訳、次頁に翻訳付きで気軽に読み進めていけます。