5-2.教員インタビュー」カテゴリーアーカイブ

文学部 髙石 恭子先生へのインタビュー

知能情報学部 4年生  団野 和貴さんが、文学部  髙石 恭子先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

Q.本に接する機会はありますか?

A.自分の研究や学生相談に必要な文献を探すのは,常にありますね.趣味とか仕事や業務に直結しない本を読む機会は,仕事の忙しさと反比例します.そういった本は,余裕のある時(出張で新幹線を使うときなど)を見つけて読むのが,最近では多いです.

若い頃は,仕事に関係なく興味のある本を読んでいました.私の専攻する臨床心理学は「1人1人の人がどのように生きていくか」という人生のことに直結しているので,哲学,小説,児童文学,絵本,海外の小説とか古典文学など,手当たり次第読んでいました.人間は生きていると,簡単に解決できないことがたくさんあります.そういうものを抱えながらどのように考え生きていけばいいのかということを,本から得られると思います.例えば小説を読むと,その主人公の生き様から参考になるものたくさんあります.そこから,相談に来られたときに,自分の経験と本からその人の悩みを引き出して話を聞くことが可能になると思っています.

 

Q.学生相談の際に本を薦めることはありますか?

A.「こういうことについて悩んでいます.ヒントになる本はありますか」と言われたときは,要望に応じて探すことがあります.相談者の抱えている悩みがとても深くて簡単に解決策が出ないときは,私で答えられることも限りがあるので「この本が参考になるかもしれない」と薦めることがたまにあります.しかし,私がこういう意味だと思って読んだ本を,受け取った方が私と同じように感じられるとは限りません.また,薦めることによって「そのように考えないといけない」と思って,その人の自然な気持ちの方向を変えてしまう危険もあります.お薦めした方に「読んでみてどうだったか」と聞き,紹介して終わりということがないように心がけています.

 

Q.学生は本を読むべきでしょうか?

A.学びには本が必要であることはこれからも変わらないと思いますが,10年後がどんな時代になっているのかわからないので「近未来の人全てが本に親しまないといけない」と断言はできないと思います.でも,本は今まで人間が,人間の情緒や生き様を表し言葉にして後世に残してきたものです.日々生きていく上で上手く言葉にできないことを,どのように言語化したらいいか,自己理解したらいいか,人に伝えたらいいか,そういう手がかりを本が教えてくれると思います.例えば,自分の気持ちを相手と共有するときに,すぐに「私の気持ちはこのようになっています」と喋ったり書いたりできるケースは少ないでしょう.苦労して言葉にして,どんな風に嬉しいのか悲しいのかということを言葉で表すほかないと思います.人間はいきなり進化するわけではないので,若いときに「言葉」に触れられる本に出会うことがとても大事ではないかと私は思います.

ただ,時代によってやるべきことが異なり,今の人は昔にはなかったものを取り込まないといけないので,そのエネルギーと時間を考えるとなかなか「言葉」に触れることは難しくなっていると感じます.例えば,SNSなどで短い言葉をやり取りする機会が最近多いですが,長い文章で自分を表現することが今の日常ではなかなかありません.でも,時代が流れても人間の根幹は変わらないと思うので,少しでも「言葉」に触れ自分自身のことを「言葉」にする機会を作ってほしいです.

 

感想 :今回の髙石先生とのインタビュー,キーワードは「言葉」ですね.髙石先生の研究テーマでもある「人がどのように生きていくか」という視点で,読書を考えることができました.人間が急に変化しないことを考えると,これからも「言葉」を介したコミュニケーションは続いていくと思います.誰もが知っている共通の「言葉」で自分をどう表現できるか,ということはこれからも重要になります.社会人になっても読書を継続したいと強く感じました.

非常に楽しい時間でした.髙石先生,改めましてお時間をいただき,ありがとうございました.

(インタビュアー:知能情報学部 4年    団野 和貴 )

マネジメント創造学部 BLAKER Andrew D先生へのインタビュー

マネジメント創造学部 3年生  西山 叶子さんが、マネジメント創造学部  BLAKER Andrew D先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

Q.本を読むことは好きですか?また、どのくらいの頻度で本を読みますか?

A.大好きです。毎日は読みませんが、1週間に5日は読みます。

 

Q.どのようなジャンルの本をよく読みますか?

A.どんなジャンルの本も大好きなので、1カ月ごとにジャンルを決めて、サイクルするようにして読書を楽しんでいます。特にファンタジーものが好きです。

 

Q.本を買うときに重視しているポイントは何ですか?

A.友人やインターネットのレビューを基に購入することが多いです。

 

Q.どのくらいの頻度で書店や図書館を利用しますか?

A.電子書籍を利用することが多いので、あまり利用しません。 実は、私の母はニュージーランドで司書をしているので、ニュージーランドの図書館にはほぼ毎日通っていました。日本の図書館はあまり利用しませんが、書店は1カ月に1度程度、新しい本を探しに行くために利用します。

 

Q.最近読んだ本で気に入っているものは何ですか?

A.Terry Pratchettが書いた、『Equal Rites』というファンタジーの話が面白かったです。

 

Q.現在の分野を専攻するきっかけとなった本はありますか?

A.Bill Brysonの『The Mother Tongue』という本です。

 

Q.大学生におすすめの本はありますか?また、その理由は何ですか?

A.Albert Camusの『The Myth of Sisyphus』がおすすめです。私が大学生の時に読んで面白かったし、学生にも読みやすいと思います。

 

Q.読書の魅力とは何だと思いますか?

A.まず、ノンフィクションの小説は、新しいことを知ることができるため、その過程がとてもわくわくします。フィクションの小説は、非日常空間体験をすることができるため面白いです。例えば、今自分が辛い状況であっても、楽しいフィクションの小説を読むことでリフレッシュできます。特に、大学生は本を沢山読む方が良いと思います。学生生活が終わってしまうと、どうしても読書から遠ざかってしまうからです。今のうちに読書に親しみ、学生生活を有意義に過ごしてほしいです。

 

感想:お忙しい中、快くインタビューを引き受けてくださったため嬉しかったです。本に対する教授の考えや思いを伺うことができ、貴重な経験になりました。

 

<BLAKER Andrew D先生おすすめの本>

Albert Camus著 『The Myth of Sisyphus』 Amereon Limited,  2012年

(インタビュアー:マネジメント創造学部 3年  西山 叶子 )

マネジメント創造学部 牧野 泰典先生へのインタビュー

マネジメント創造学部 3年生  西山 叶子さんが、マネジメント創造学部  牧野 泰典先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

Q.普段はどのような本を読むことが多いですか?

A.娯楽関係の本を除けば、労働社会学や労働経済学などの経済・経営関係の本です。

 

Q.本を買う時に重視しているポイントは何ですか?

A.“本当に興味のある本を吟味し、何回でも読めるような内容の濃いと思う本であるか”です。卒論やその後でも読める本を3~4冊購入して読み込めば、他の分野の内容も理解できるようになります。学生の場合、先生の教科書を買う必要があるかもしれませんが、それ以外ではそれほど買う必要はないと思います。これだと思った本を3~4冊買ってみたり、図書館で関連の文献を読み、一部コピーしたり、Amazonなどのネットサイトでカスタマーレビューを参照しながら興味のある本を探すなどの作業をすると良いと思います。

 

Q.どのくらいの頻度で本屋や図書館を利用しますか?

A.月に一度くらいになりました。仕事帰りに本屋に立ち寄りますが、最近は、閉店してしまった書店が増加していることや、大手の書店でもDVDコーナーなどが増え、研究書を扱う場所が減ったことが問題だと思います。

 

Q.現在の分野を専攻するきっかけとなった本はありますか?

A.トヨタの生産システムや日本企業における小集団活動を研究したいと思い、読み始めたのは、小山陽一編『巨大企業体制と労働者』 、職業・生活研究会編『企業社会と人間』、野原光・藤田栄史編『自動車産業と労働者』などの研究書です。個人の先生が書かれたものでは、仁田道夫『日本の労働者参加』 、熊沢誠『日本的経営の明暗』です。

 

Q.最近読んだ本で気に入っているものは何ですか?

A.まだ熟読できていませんが、熊沢誠『過労死・過労自殺の現代史』、熊沢誠『若者が働くとき』などです。

 

Q.大学生におすすめの本はありますか?また、その理由は何ですか?

A.特に本学の学生で労働問題に興味のある学生なら、熊沢誠先生の上記の『過労死・過労自殺の現代史』、 『若者が働くとき』『日本的経営の明暗』がおすすめです。 『日本的経営の明暗』では、仁田道夫先生の「鉄鋼業の「自主管理活動」」の論文を引用する形で熊沢先生が小集団活動(QCサークル)の問題点について「QC活動の明暗(上)(下)」という論文をお書きになっています。その時に、T社(トヨタと思われる)の研修帰りの社員が、ある会社で改善活動を提案したために、その会社の労働密度や負担が増加したことがあり、熊沢先生は「まことに他人迷惑なT社の研修帰りがいたものである!この社員は会社に残されたわずかに牧歌的な環境をなくすことに何の思いもないのだろうか」という批判と疑問を投げかけます。この文章の印象が忘れられず、日本の小集団活動の問題点について研究テーマにしたという経緯があります。熊沢先生については、甲南大学の先生だから紹介したということではありません。労働問題について、全国的に有名な熊沢先生が甲南大学名誉教授としていらっしゃるということです。本学は熊沢先生以外にも研究水準の高い先生がおられます。学生はぜひ、積極的に先生方に質問をしてください。もともと本を読むのが好きでなかった私が、熊沢先生をはじめとする労働問題の本について初めて面白いと思って夢中で読んだことを覚えています。興味のない本はどうしても面白くない。でも自分にとって面白いものは夢中になる。そのような本を見つけてください。

 

感想 :インタビューを通し、様々なお話を聞かせていただいたため、全ての内容を記載することは出来ませんでしたが、非常に有意義な時間になりました。牧野教授が熊沢誠先生の本に夢中になったように、私も、夢中になれるような本に出会いたいと思いました。

 

<牧野 泰典先生おすすめの本>

熊沢 誠 著 『過労死・過労自殺の現代史』 岩波書店,  2018年

熊沢 誠 著 『若者が働くとき』 ミネルヴァ書房,  2006年

熊沢 誠 著 『日本的経営の明暗』  筑摩書房 , 1998年

(インタビュアー:マネジメント創造学部 3年  西山 叶子 )

マネジメント創造学部 金坂 成通先生へのインタビュー

マネジメント創造学部 2年生 Aさんが、マネジメント創造学部 金坂 成通先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

Q.普段読書はされますか?

A.仕事に関する本は毎日読みます。しかし、趣味としての読書は子どもの世話のため時間がなく、最近はあまりできていません。

 

Q.趣味として読むときにはどのようなジャンルの本を読みますか?

A.ノンフィクションやエッセイが好きです。特に、秋田犬「わさお」の名付け親であるメレ山メレ子さんの『メメントモリ・ジャーニー』が好きです。

 

Q.今までに読んだことのないジャンルはありますか?

A.ほとんど読んだことがあります。大学で仕事を得る前にPHP研究所の出版部門で数年間ですが編集者をしていたため、仕事の関係上いろいろな本を読みました。

 

Q.本を買うときや借りるとき、何が決め手でその本を手に取りますか?

A.著者で選びます。興味がある人や好きな人の本を読むことが多いです。

 

Q.最近読んで面白かった、感動した本はありますか?

A.『一億人の英文法』と『でんしゃでいこうでんしゃでかえろう』です。後者は子どものために選んだ絵本なのですが、前から読むと行きの話、後ろから読むと帰りの話になり2度楽しめます。

 

Q.大学生にお勧めの本はありますか?

A.①『バッタを倒しにアフリカへ』私と同世代のバッタ研究者の新書ですが、研究生活の楽しさが溢れています。同世代の著者にはサインを書いてもらいました。

 ②『メメントモリ・ジャーニー』著者が素敵な人でその思考も面白いため、本の内容も面白いです。エッセイなのですが「沖縄でカニに求婚される」「アフリカに自分の棺桶を作りに行く」など日常ではありえませんよね。陳腐な表現になりますが、世界には色々な人がいて、それが素晴らしいということを改めて感じさせてくれます。

 

Q.本を読むことで何か得たことはありますか?

A.3人組が知恵を出し合ってお金儲けをする話の「ズッコケ三人組」シリーズ『うわさのズッコケ株式会社』からは、楽しみながら多くのことを学びました。小学5年生の時に図書室で借りて読んだのですが、お金儲けや株式投資、出資の勉強になりました。また、社会や経済に興味を持つきっかけにもなり、今の職業につながっているのではないかと思います。少し古いですが、経済学や経営学を初めて学ぶ大学1年生が読んでみるのも面白いかもしれません。

 

<感想>インタビュー中は金坂先生ご自身の過去のお話なども踏まえて、とても明るく楽しくお話をしてくださり、あっという間に時間が過ぎました。かつてPHP研究所の編集者だったということにとても驚きました。私の周りに編集者の仕事をしている方がいないため、とても貴重なお話でした。

 

< 金坂 成通先生おすすめの本>

前野 ウルド 浩太郎 著 『バッタを倒しにアフリカへ』 光文社 ,  2017年

メレ山 メレ子 著 『メメントモリ・ジャーニー 』 亜紀書房 , 2016年

(インタビュアー:マネジメント創造学部 2年 A  )

経済学部 ・マネジメント創造学部 三上 亮先生へのインタビュー

マネジメント創造学部 4年生 小栗 珠実さんが、経済学部 ・マネジメント創造学部三上 亮先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

Q.どのくらいの頻度で本を読みますか?

A.参考書や教材は週に2冊。一般的な書籍(小説等)は2か月に1冊です。

 

Q.普段どのような本を読みますか?

A.大抵は専門書をよく読みます。今抱えて居る問題を解決するための本を結構よく読むことが多いです。例えば、パソコン操作や分析の方法を詳しく知りたい時に、それを知れる本を探して読みます。研究者になってから、専門書を読む時間が多くなり、それ以外の本を読む時間が減ったので、大学生の時に、色々な本を読んだ方がいいと思います。

 

Q.書店や図書館で本を買う、借りる時、どのように本を探して読んでいますか?

A.現状の問題を解決したい時に買いに行きます。書店や図書館に行くときは、自分の抱えている問題に関する分野に足を運び、本を探します。大学生の時は、ふらっと訪れて当てもなく本を探していました。

 

Q.大学生にお勧めしたい本は何ですか?お勧めの理由は何ですか?

A.2冊あります。1冊目は、内田樹さんの『寝ながら学べる構造主義』です。構造主義という哲学の考えを、とてもわかりやすく書かれている本です。例えば、経済学の父アダム・スミスについてどのような考え方だったのか、どのような流れでその考えにたどり着いたのかを分かりやすく教えてくれます。昔と今の考え方の違いや、登場人物がなぜ歴史的に重要な人になったのかを、素人にもわかりやすく書かれており、刺激的で好奇心をそそられる内容となっています。

2冊目は、『出社が楽しい経済学(NHK)』です。経済学が何かを全く知らない初学者でも、この本を読めばなんとなく理解ができるようになっています。

 

Q.最近読んだ本で面白かった本などありますか?

A.福永武彦さんの『古事記物語』です。海外の人と話した時、日本の歴史わかってなかったなぁと思ったのが読むきっかけでした。読んでいくと、日本の地名の由来や風土等、知らなかったことを学べて、楽しんで読んでいます。

 

Q.どういった時に本を読みますか?

A.小説などは、時間に余裕がある時、心に余裕がある時、アイデアに行き詰った時に、頭をリフレッシュさせるのに、読むことが多いです。

 

Q.専門書を読むとき、どの部分に注意して読むとかありますか?

A.全部を理解しようとするよりも、大事なところが何かを意識して読むことが重要だと思います。自分が知りたいところは何か、今分からないところがどこかを確認しながら読めば、理解できる部分に対して集中して読むことができるようになります。

 

感想 :質問に対し丁寧にお答えいただき、またインタビュー内容以外で面白かった本について、本の趣味など楽しいインタビューになり、とても楽しかったです。先生が紹介した本はどれも自分自身とても好奇心を刺激させる内容であり、本を借りて読んでみようと思いました。哲学の本から、経済や古典など幅広く読まれているので、私も様々な分野の本を読んでいこうと思いました。インタビューさせていただき、ありがとうございました。

 

<三上 亮先生おすすめの本>

内田 樹 著 『寝ながら学べる構造主義』 文藝春秋 ,  2002年

吉本 佳生 著, NHK「出社が楽しい経済学」制作班編 『出社が楽しい経済学 』 日本放送出版協会 , 2009年

(インタビュアー:マネジメント創造学部 4年 小栗 珠実  )

マネジメント創造学部 上村 一樹先生へのインタビュー

マネジメント創造学部 4年生 小栗 珠実さんが、マネジメント創造学部 上村 一樹先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

Q.どのくらいの頻度で本を読みますか?

A.仕事に関係する本は、月に20日以上読みます。仕事に関連がない本は、月に数日程度です。

 

Q.普段どのような本を読みますか?

A.専門書をよく読みます。趣味で読む本は、ノンフィクションが主です。社会・経済全体を統計・研究等で俯瞰するような本を好んで読みます。

 

Q.書店や図書館で本を買う、借りる時、どのように本を探して読んでいますか?

A.読んでいる本が引用している文献から探します。引用文献の中から、読んでいて大事な所や興味のあること、知りたいことについて書かれている文献をピックアップして、読みます。

 

Q.大学生にお勧めしたい本は何ですか?

A.デール・カーネギー「人を動かす」です。改訂を重ねた現代版より、古いほうをお勧めします。

 

Q.その本のお勧めの理由、ポイントなどを教えてください。

A.古いほうをお勧めした理由は、改訂が少ない方が、著者が伝えたいことのニュアンスが伝わりやすいと考えたからです。本書には、どんな人生にも関連する、普遍的なことが書かれており、物事を建設的に考えることを教えてくれるのでお勧めします。物事や出来事を、少し踏み込んで、深く考えることを教えてくれます。また、私自身大学生の時に読んで一番印象に残っていたこともあり、お勧めしたいと思いました。

 

Q.最近読んだ本で面白かった本などありますか?

A.マイケル・サンデル「それをお金で買いますかー市場主義の限界」です。タイトル通り、全てをお金で取引することに疑問を投げかける本で、社会についての見方が深まります。

 

Q.どういった時に本を読みますか?

A.仕事関係の本は、授業や論文などに使用する時、興味のある時に一気に読みます。仕事以外の本は、体力・時間・気力がある時に読みます。

 

Q. 専門書を読むとき、どの部分に注意して読むとかありますか?

A.既に知っていることは、文字を見た瞬間に、何言っているか分かるため、流し読みで済ませ、知らないことや理解できていないことを、時間をかけて精読します。重要な事、印象的な事などは本に付箋を貼ったりします。

 

感想 : 質問に対し丁寧にお答えいただき、またインタビュー内容以外にも趣味の本の話や、本の内容など話すことが出来、とても楽しかったです。インタビューを通してお勧めしたい本の「人を動かす」は、先生の考え方に大きな影響を与えているのだと感じ、私も読んでみようと思いました。インタビューさせていただき、ありがとうございました。

 

<上村 一樹 先生おすすめの本>

デール・カーネギー著  山口博訳 『人を動かす』 創元社 , 1999年

(インタビュアー:マネジメント創造学部 4年 小栗 珠実  )