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(KONANライブラリ サーティフィケイト学生企画)『本に「ふれる」本。』第2回

KONAN ライブラリ サーティフィケイトの学生企画
『本に「ふれる」本。』第2回

 2回目の連載となりました、法学部3年のK・Rです。
本日は、少し変わった本とのふれあい方をご紹介したいと思います。

 今回のおすすめ本は、『文庫本は何冊積んだら倒れるか』です。

 このタイトルから、「何をやっているんだ?」と思われる方がいるでしょう。
実は、本を様々な角度からゆるい調査を行う一冊なのです。

 例えば、タイトルにもあるように、文庫本は何冊積んだら倒れるかを出版社ごとに調査をしてみたり、文庫本を左手だけで読み、どれほど読みづらくなるのかを確認してみたり。はたまた、岩波文庫の〔緑〕の欠番を調査。

 役に立つ調査ではないことは確かですが、読書家の方なら一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。そんな気になる謎を解明する一冊です。

 本を様々な角度からゆるい調査を行うので、それに伴い文体もゆるゆる。気軽に読める一冊です。

 私もこのゆるい調査に感化され、私の部屋にある本の冊数(教科書類は除く)を調べてみました。結果は、54冊となりました。思ったよりも多くて驚きました 。

 自宅にいる時間が多い今、ぜひ本に関する調査をしてみてはいかがでしょうか。

 次回は「個性が様々、ブックカバーの魅力」についてふれる本を取り上げます。

 また、次回お会いしましょう。

 法学部法学科3年 K・R

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【紹介した本】

文庫本は何冊積んだら倒れるか』、堀井憲一郎、本の雑誌社、2019

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図書館に所蔵している本は、連載期間中、図書館入館ゲート前の特設コーナーで展示しています。
貸し出しもできますので、お手に取ってご覧ください。(本が貸出中の場合は、MyLibraryから予約できます。)

(KONANライブラリ サーティフィケイト学生企画)『本に「ふれる」本。』第1回

KONAN ライブラリ サーティフィケイトの学生企画
『本に「ふれる」本。』第1回

初めまして。

 本日から、ライブラリサーティフィケイトの企画としてブログ掲載をさせて頂く法学部3年のK・Rです。1月、毎週火曜日にブログ内で連載を行っていきます。

 サーティフィケイト企画のテーマ名は、『本に「ふれる」本。』としました。これは、本をあまり読まない方でも気軽に本に触れてもらいたいという気持ちからつけさせて頂きました。お時間がありましたら、是非、読んで頂ければと思っております。

 今週のおすすめする本は、若松英輔さんによる『本を読めなくなった人のための読書論』(亜紀書房、2019)です。

 読書術や読書論といえば、速読、暗記や知識を身に付けるための工夫と想像される方が多いと思います。

 しかし、そのような想像とは違い、読書に向かい合うための一冊です。

 近年、SNSやインターネットが発達し、本に触れなくなった方や、忙しい日々の中で本が読めなくなってしまい、心苦しい思いをしている方が多いのではないでしょうか。

 この本は「本が読めないときは、無理をして読まなくてもよい」、「全部読んでもよいし、読まなくてもよいのです。大切なのは、言葉に出会い、言葉を糧にできるかどうかであって、多く読むことではありません。」と語りかけてくれます。この言葉に、私は心が軽くなったように思いました。

 KONANライブラリサーティフィケイトにエントリーしている、私が言っても説得力が欠けてしまいますが、本を無理に読む必要はないと感じました。

 このような無理は「読む」という行為を苦行に変えてしまっています。本は楽しんで読むものです。

 なので、ゆっくりと自分のペースで、自分なりの読み方で、本とふれあってみてはどうでしょうか。

 少しずつ自分と本を慣らしていく、準備体操のような一冊としてこの本をおすすめします。

 次回は、「ちょっと変わった本とのふれあい方」を教えてくれる一冊をご紹介します。

 また、次週お会いしましょう。

 法学部法学科3年 K・R

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【紹介した本】

本を読めなくなった人のための読書論』、若松英輔、亜紀書房、2019

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図書館に所蔵している本は、連載期間中、図書館入館ゲート前の特設コーナーで展示しています。
貸し出しもできますので、お手に取ってご覧ください。(本が貸出中の場合は、MyLibraryから予約できます。)

(KONANライブラリサーティフィケイト学生企画)『コロナ禍であなたの支えとなった本』

KONAN ライブラリ サーティフィケイトの学生企画展示
『コロナ禍であなたの支えとなった本』

期 間:2020年 11月28日(土)~2021年1月16日(土)
場 所:図書館入館ゲート前

コロナ禍で様々な日常が奪われた中、あなたの支えとなった本を募集します!
―あなたの支えとなった本が、誰かの支えとなることを祈って―
続くコロナ禍を、ひとりではなくみんなで乗り切りませんか?

企画者:文学部 3年 友江 輝人


2020年10月24日~11月15日の間、webアンケートで「コロナ禍であなたの支えとなった本」を皆様から募集しました。

本学の学生と教職員を中心に、27冊の本が集まりました。

友江さんは、コロナ禍の中で、誰かの為に自分に何ができるを考えて、今回の企画を提案されたとのこと。
集まった本は、小説あり、古典あり、自己啓発あり、社会問題あり、もちろん学術書もありと、多様な内容です。一人一人が、それぞれにストレスフルな時代を乗り切る工夫をされているのだと、改めて感じました。

コメントを寄せてくださった皆さんのお気持ちを、次に本を読まれる方にお伝えするために、展示も丁寧に作成してくださいました。ご来館の折にはぜひご高覧ください。
また、ご来館が難しい方のために、本ブログでも結果を公表しております。

気持ちを晴れやかにしてくれる本でも、時間があるうちに力をためておく本でも、3行で眠りにつける本でも、それぞれに皆様のお役に立つと思います。
ご来館の折には、プラス1冊、本を借りてみませんか。

[コロナ禍であなたの支えとなった本㉖㉗ ]『細雪』谷崎潤一郎 .『のび太という生き方』横山泰行

KONAN ライブラリ サーティフィケイトの学生企画展示
『コロナ禍であなたの支えとなった本』

期 間:2020年 11月28日(土)~2021年1月16日(土)
場 所:図書館入館ゲート前

※皆様にご応募頂きました結果を、当ブログでも順次掲載していきます。

『細雪』谷崎潤一郎

(ブックレビュー無し)

請求記号:913.6//2581    教職員・女性

 

 

 

 

 

 

『のび太という生き方』横山泰行


 

(ブックレビュー無し)

請求記号:726/Y     経済学部・一回生・男性

 

 

[コロナ禍であなたの支えとなった本㉕ ]『強く生きる言葉』岡本太郎

KONAN ライブラリ サーティフィケイトの学生企画展示
『コロナ禍であなたの支えとなった本』

期 間:2020年 11月28日(土)~2021年1月16日(土)
場 所:図書館入館ゲート前

※皆様にご応募頂きました結果を、当ブログでも順次掲載していきます。

『強く生きる言葉』岡本太郎

本棚に並んでいても背表紙からパワーを感じる本です。著者のもっているパワーでしょうか。いろいろあって精神的にしんどい時、今の自分に納得いかない時、特に役に立ちます。いままで何度か助けられました。連続性はないので時間に応じて読めるのも〇です。

教職員・五十代・男性

[コロナ禍であなたの支えとなった本㉔ ]『これからの出来事』星新一

KONAN ライブラリ サーティフィケイトの学生企画展示
『コロナ禍であなたの支えとなった本』

期 間:2020年 11月28日(土)~2021年1月16日(土)
場 所:図書館入館ゲート前

※皆様にご応募頂きました結果を、当ブログでも順次掲載していきます。

『これからの出来事』星新一

とにかく暇な時間だけがありました。家で本でも読もうかと思い、立ち寄った古本屋で、星新一さんの「これからの出来事」を見つけました。1編目から、独特な世界観に引き込まれました。そこから、星新一さんの他の作品にも手を伸ばしはじめて、緊急事態宣言中には20冊ほどを読みました。そのすべての本が想像もつかないアイデアに満ち溢れ、奇想天外な未来を想起させてくれるものでした。そんな、夢の詰まった「これからの出来事」を、みんなで創造していけたらいいなと思っています。

知能情報学部・三回生・男性