5-0.KONAN ライブラリ サーティフィケイト」カテゴリーアーカイブ

国際言語文化センター 高潤香先生へのインタビュー

文学部 3年生 桝田風香さんが、国際言語文化センター 高潤香先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

Q.선생님은 자주 책을 읽고 있습니까?(先生はよく本を読まれますか?)

자주는 못 읽고 있습니다. 가끔 전철 안에서 읽거나 하는데 끝까지 못 읽은 채 놓아 두는 책이 많습니다.(しょっちゅうは読めていません。ときどき電車の中で読んだりするんですが、最後まで読めないまま置いておく本が多いです。)

Q.어떤 장르의 책을 읽습니까?(どんなジャンルの本を読まれますか?)

소설,에세이,한국어 책(小説、エッセイ、韓国語の本)

Q.학생 시절에는 어떤 책을 읽었습니까? (学生時代にはどんな本を読みましたか?)

가족이 각각 좋아하는 책을 사 놓으니까 그걸 읽게 되는 경우가 많았습니다.고등학교 때 선생님이 추천 해 주신 책(家族がそれぞれ好きな本を買っておくからそれを読むようになる場合が多かったです. 高等学校の時の先生がお勧めしてくださった本)

Q.학생 때 읽은 책이 지금의 자신에게 어떤 영향을 주고 있습니까?(学生の時に読んだ本が今の自分にどのような影響を与えていますか?)

어떨 때,책에 쓰여 있는 한마디,표현들이 생각날때가 있습니다. 그때는 그냥 글만 읽고 뜻을 모르는 채 끝난 것들이 나이 들어서 깨닫게 된 것이 많습니다. 그러니까 읽은 후에도 영향을 계속 받고 있는 것 같습니다.
(ある時、本に書いている一言,表現たちを思い出す時があります。あの時はただ文だけ読んで意味が分からないまま終わったものなどが年を取って悟るようになったことが多いです。だから読んだ後にも影響を受け続けているようです。)

Q. 선생님의 추천 책을 소개해 주세요.(先生のおすすめの本を教えてください。)

幸福論、三たびの海峡、星の王子さま

 <高潤香先生おすすめの本>
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ著  『星の王子さま』 新潮社,2006年

 

 

 

 

(インタビュアー:文学部 3年 桝田風香)

文学部の木股 知史先生へのインタビュー

文学部 3年生 髙橋 梨華子さんが、文学部の木股 知史先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

図書館は利用しますか

若い頃、大阪府立中央図書館の本館がまだ淀屋橋にあったときは仕事終わりに行っても十分調べられる時間まで開館していて、よく行きました。大学の図書館は六時に閉架図書の申し込みが終わってしまい、気が付いたら六時ということばかりです。神戸市立中央にも行きますね。神戸新聞の記事を見たり、古い資料の貸出でも利用したりします。昔、開架資料が中心の図書館があったのですが、横に並んでいる図書からも情報が得られていました。カード検索だった頃は、カードをくっているときに色々な発見がありましたがパソコンでの検索になって、隣の本という情報検索方法がしにくくなったと感じます。

学生時代にしておけばよかったと思うことはありますか

面倒がらずに、色々な場所にもっと行っておけばよかったと思います。

・学生時代にしていてよかったことはありますか

古本屋に通ったことです。古本が面白いという気づきは今の仕事にもつながっています。今あるものはフィルタリングされて目の前にあるわけですが、それだけではないのではと考えます。古本というのは、たいへん古いものから最近のものまで一緒に存在していて、普通の価値序列や分類とは別の混沌とした世界が広がっているのがとてもおもしろいです。

一番好きな文学作品は何ですか

文学も一つの序列です。今の文学の捉え方も、フィルタリングされた結果で形作られたものですが、そうではない表現の歴史が気になっています。本を作るのには様々な人が関わっています。その人の複雑な絡み合いそのものが文学であり、表現の歴史の展開ではないでしょうか。抽象的な文学という概念より、書物が生まれる具体的な歴史の流れが気になります。

・読み続けられる小説の条件は何だと思いますか

時代の考え方によって見方、読み方が変わっていく作品でしょうか。フィルタリングされて残るのが良いのか、そうではない残り方がありうるのか。
忘れられているものでも今読みなおせばおもしろいものもあるだろうし、それらが失われていることに寂しさを感じます。残っているものが全てよいとは言えない。視点の取り方を変えれば、いろいろなものが見えてくると思います。

・文学の一番の魅力は何だと思いますか

表現することそのものに意義があると思います。言葉による想像的な世界で過去、現在、未来のさまざまなことが表現されることがとても大切だと思っています。それが一番の魅力ではないでしょうか。

・感想

普段ではゆっくり聞けないようなことを、今回インタビューという形で先生の話を聞かせていただきました。「文学も一つの序列である」という考え方が、とても印象的でした。文学への学びが尽きることはないということを、改めて実感させてもらいました。
インタビューに答えてくださった木股先生に感謝します。

 

 

(インタビュアー:文学部 3年生 高橋 梨華子)

マネジメント創造学部の広渡 潔先生へのインタビュー

知能情報学部 3年生 藤澤 舞さんが、マネジメント創造学部の広渡 潔先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

・本はよく読みますか。月に何冊程度ですか。

月に10冊程度です。
私の読み方は「見回す」感じです。Introduction とConclusionを眺めて、Contentsを見て  興味があるChapterをさらっと読みます。Introductionには著者の問題意識、議論の展開が書いてあり、Conclusionには展開した議論の要約と結論が書いてあります。ハーバード大学が学部生用にCritical readingという案内を出しています。そこでは、まず本をReadするのではなくLook “around″the text before you start readingとアドバイスしています。本を「見回し」ながら要約を掴み、本の印象を予備的に固めていくということです。万巻の書物を精読するには人生は短すぎます。

・どのジャンルの本を読みますか。

歴史関係が多いですね。人間には物事を理屈で割り切るタイプと歴史に還元して考えるタイプがいるかと思います。私は後者です。イタリアに5年、英国に7年いたこともあり、ヨーロッパの歴史、特に英国史が好きですね。英国という小さな島国が約400年をかけて世界に冠たる大英帝国を作り上げ、衰退していく歴史は味わい深いものがあります。

・人生を変えた本はありますか。

人生を変えた本はありません。ただ英国の名宰相チャーチルに関する本は好きですね。チャーチルは第二次世界大戦でナチスの脅威から世界を守った自由の守護者と言われています。同時に、インドなど植民地の独立を決して快く思っていなかった最後の帝国主義者でもありました。彼は19世紀の帝国主義を引きづっていたが故に社会主義やガンディーの独立運動を嫌いながら、それ以上に20世紀のヒトラーやファシズムの台頭に強烈な違和感を抱き、最後まで戦い抜きました。しかしその勝利の後に残ったのは大英帝国の衰亡でした。老境を迎え大英帝国に育てられ、その帝国の最後を看取っていきながら ‘all been for nothing…The Empire I believed in has gone.’と嘆くチャーチルに偉大な人間であるが故の悲劇を感じますね。「徒然草」に「死は前よりしも来たらず、かねて後ろに迫れり」とありますが、チャーチルの成功の裏に潜む挫折と悲嘆に、何がしかの死を抱いて生きる人生というものを如実に感じます。

・今の一般の大学生におすすめしたい本はなんですか。

「論語」「万葉集」やプラトンの「国家」などの幾世代もかけて読み継がれた古典のうちひとつを座右の書としてみてはいかがでしょうか。

・所感

今回、別のキャンパスに訪れたことを新鮮に感じました。また、広渡先生の専門(経済史:歴史的な史料を用いて経済社会を深く理解することを目指す学問分野)や歴史についてお話を聞いたことは自分の中で財産になったと思います。

 

 (インタビュアー:知能情報学部 3年生 藤澤 舞)

KONANサーティフィケイト認定授与式

本日のお昼休み、KONANサーティフィケイト認定授与式が開催されました。
ライブラリ分野からは5名が出席、ライブラリ分野1級に認定された学生さんが代表として登壇、認定証および記念品が授与されました。
学長祝辞の激励を受け、また次の目標に向けて頑張ってもらいたいと思います。

卒業生をメインに据えた認定授与式は3月に実施済み。こちらは式典の後に軽食付きの懇親会あり。教職員と学生が和気藹々と懇談、途中で認定学生から一言ずつ活動の感想をいただいたりしました。

最後に認定学生と長坂学長含む先生方など全員で記念写真。
これからも頑張ってください!

西野 亮廣 著 『新世界』

 

知能情報学部 4年生 匿名希望さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

書名:新世界
著者:西野亮廣
出版社:KADOKAWA
出版年:2018年

お笑い芸人キングコング西野が幾度となく挑戦を重ねてきたことで見えた現代のお金と信用、そしてこれからの生き方を書いている。

世の中は貯金時代から貯信時代へと移り変わり始めている。これがこの本のひとつの大きなテーマである。このテーマをもとに書かれている西野亮廣の創る「地図」の話がとても魅力的であり、これについて書きたいと思う。

近年は情報社会で、あらゆる情報が行きかっている、飲食店だとどこもだいたい同じ値段でメニューやサービスが均一化している。「高くてまずい店」などいまどき存在しない。そうなったときどの店にもハズレがないので店を選ぶ基準がどの店にいくか?ではなく誰の店に行くか?になってくる。駅から5分のよくわからない人が働いている店より、駅から10分の知り合いが働いている店を選ぶだろう。そうなると自分の中の地図というのは遠いところにあるはずの場所が近くなる。

こうなってくるといよいよ地球の形が大きく変わる。

当然自分の持っているその「地図」は自分固有のもので同じものは存在しない。そんな新たな「地図」が生まれようとしている。というか西野亮廣さんはすでに作ってる。店検索ではなく人検索。

この地図の話を聞いたとき自分の中の概念が壊れた。新たな世界がもう始まっているという期待に完全に胸が躍ってしまった。今の話はこの本のほんの一幕で西野さんが組織しているオンラインサロン(ファンクラブのようなもの)の話や、クラウドファンディングの仕組みやそれを使い手掛けている事業について書かれている。現在でも進行形でクラウドファンディングによって集められている、西野さんの著書えんとつまちのプペルの美術館の建設という取り組みに対して約6000万円ものお金が集まっている。

世の中に新しいものを生み出し挑戦し続ける西野亮廣さんに少しでも興味がある人はぜひともこの本は読んでいただきたい。

中田 敦彦 著 『天才の証明』

 

 知能情報学部 4年生 匿名希望さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

書名:天才の証明
著者:中田敦彦
出版社:日経BP社
出版年:2017年

タイトルの天才の証明とはすべての人間が天才だと証明してやる、というメッセージが込められていますが、これを読んで中田敦彦の天才も同時に証明されてしまうという事態が起こってしまった。そんな本でした。

リオネル・メッシがサッカーの天才だと言われるのはメッシが天才だからではないサッカーという競技にメッシがフィットしているから天才だ、この世にスポーツがアメリカンフットボールとバスケットボールしかなければメッシは天才にはなれなかったはずだと中田敦彦は言います。ある場所では無能な人間がある場所では天才と呼ばれる、その逆も然り。誰しもがその天才と呼ばれる場所は存在する、その「自分の持っている天才」、「自分が天才と呼ばれる場所」を探そう、というのがこの本のテーマだと感じました。

優れるな、異なれ。という見出しがありました。才能があるということは優れていることとは別の話です、例えばオリラジの藤森さんはRADIOFISHというグループでボーカルとして活動していますが、特別に歌が上手い訳ではありません、しかし特徴的な声を持っています。しばしば有名はアーティストは歌唱力、も当然必要ながら圧倒的唯一無二も声を持っている人が有名になりがちです。歌唱力だけで言えば上手い人はもっといるはずです。そういうオリジナリティーのほうが大事だと。

しかし自分のオリジナリティーを見つけるのは難しく他人の目が必要です。自分のことは他人にしか分からない、そう中田さんは言っています。自分では普通だと思っていることが案外他人からすれば〇〇ってこうだよね、とか言われることっていくつか経験あったりするはずです。そういうのは全部オリジナリティーを見つけるヒントになっています。

このように自分自身を無理に変えようとせず、ルールや視点を変えることに知恵を使っていくことをこの本には書かれています。

中田さん自身のお笑いの世界を例に生き抜くための方法論や、PERFECT HUMANが生まれた経緯についてなども書かれています。自分の価値について疑問を持ったり、自分の進む道に迷っている人には是非おすすめする本でした。