5-0.KONAN ライブラリ サーティフィケイト」カテゴリーアーカイブ

2015年度 第2回店頭選書を行いました。

2015年10月9日(金)、丸善&ジュンク堂梅田店で
学生2名と図書館職員で図書館の本を選書しました。
図書館に置きたい本を書棚から選んで、
ハンディーターミナルで裏表紙のISBN(バーコード)を
スキャンしていきました。

ご協力いただいた学生さん、ありがとうございました。
図書館では年1~2回店頭選書を実施しています。
興味を持った人は是非次回参加してみてくださいね。

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選書した本は図書館1階、新着コーナーの左隣に並べています。
(一定期間を過ぎると通常書架に並びます。) 

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店頭選書参加学生の感想

**文学部日本語日本文学科 近藤壮馬さん**

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同じ学科の友人に面白いイベントがあるんだけどといわれたのが参加したきっかけでした。選書ボランティアとは大学図書館におく本を選別するために、実際に本屋に行き本を選ぶ作業なのですが、何しろ学部ごとに必要な書籍が違い、選ぶのにもある程度の見識がないとどれが有用な書籍なのか判別しづらいため、学部学科ごとの知識のある学生がボランティアとして協力をするというものです。6月の選書に参加していた友人は、今回もお誘いがあったらしく私に参加を勧めてきました。友人自身は用事があったため今回は残念ながら参加できませんでしたが…。参加前の打ち合わせで職員さんに「当日は200冊くらい読んでね」と言われ、そんなに読めるの、やっぱり図書館の人たちは桁が違うなあと感心し、当日は戦々恐々としながら丸善ジュンク堂茶屋町店へ。この書店さんにははじめてお邪魔したのですが、まずその広大さにびっくりしました。渡されたパンフレットを眺めていると、近所ではなかなか多くを取り扱われていない海外文学も豊富にあり思わずにやにや。一番豊富なのは専門書などのようで、とりあえず自分の担当する日本語学系統のエリアもチェックをば。選書作業の名札をつけ、さあ読むぞと気合を入れていると一昔前の携帯の様な機械を渡されます。なんとバーコードを読めば本を自動的に記録していってくれるという某図鑑のような優れものだそうな。ああ読むってそういう…。渡された機械を使い、本をどしどし読みこんでいきます。カチッピッ…カチッピッ…おおこれは思ってたより楽しい。専攻分野である日本語学に限らずハイキングやお菓子作り、趣味のスキーや娯楽小説と節操なくせっせとバーコードをかざし、気づけば500冊以上も読み込みが。それくらいこのボランティアはいろいろな本に触れる機会をくれる楽しい時間でした。機会があればぜひ参加して下さい。選書した本が図書館に入るのを待ち遠しく思いつつ。

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**経営学部 鈴木健介さん**

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私は、店頭選書ボランティアに参加して、図書館の書架に出す学生にお勧めする本を選書することを目的に、自分にとって役に立った本や興味があった本を選びました。まず、私は、経営学を専攻しているので、経営学の中でも最も得意な科目である会計学を中心に財務諸表分析のやり方や、企業の経理についての仕事の内容などの本を探しました。財務諸表分析のやり方の本では、初心者でも理解しやすいように全部が文章ではなく、グラフや簡単な例を用いて公式の使い方を説明し、グラフから詳しく分析の仕方が書いてある本を20冊以上も選びました。企業の経理についての仕事の内容の本に関しては、自分が今、就活中で事務職の求人を探しており、経理について詳しく知らないため、経理の仕事の内容が詳しく書かれ、自分でも理解がしやすいような本を30冊も選びました。次に、私は、中学校の時から、日本史が好きなため、特に戦国時代を中心に、豊臣秀吉の生き様が書いている本や、大人になっても、もう一度日本史を学べる本なども探しました。最後に、ミステリー小説における江戸川乱歩シリーズを選びました。このような活動を行うことにより、自分が今まで読んできて学生にも紹介してあげたいような本を図書館の店頭に出してもらうというのは、もし学生でどの本を読んだらいいのか分からず探しているときに、図書館の店頭に出ているお勧めの本が少しでも参考にしてもらう助けになると思います。現代では、ネットやゲーム等の娯楽が多いですが、そればかりではなく、図書館には、多くのジャンルの本がありますので、こっちにも目を向けてほしいです。私は、短時間でしか本を見て回れませんでしたが、最後に素敵なプレゼントをもらって、とても充実したボランティア活動でした。もし、甲南大学図書館でどの本を読んだらいいのか迷っているのであれば、是非とも私たちが選書した本を読んでみてください。

ランドール・マンロー『ホワット・イフ? : 野球のボールを光速で投げたらどうなるか』

 文学部 2年生 中西聖也さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

書名:ホワット・イフ? : 野球のボールを光速で投げたらどうなるか
著者:ランドール・マンロー
出版社:早川書房
出版年:2015年

この本は科学の本である。科学と聞いて頭が痛くなってきた方が居るかもしれない。申し訳ない。とりあえず熱さまシートを使ってください。また、「文学部なのに科学の本かよ」とツッコミをいれた方が居るかもしれない。申し訳ない。とりあえず最後まで読んでみてください。
『空想科学読本』という本をご存じだろうか。アニメや漫画などの空想科学を真面目に考える本である。本書はだいたいそれに近いものだと考えてもらっていい。ただ、扱っているものは広く一般的な疑問であり、アメリカ製であるという違いはある。
著者ランドール・マンローは元NASA研究員であり、今はマンガ家をやっている。彼の趣味は自身のWEBサイトに寄せられた突拍子も無いような空想的な質問に対して、あらゆる手段を用いて真面目に考え、「ユーモア」を添えて回答することである。本書はその回答の集大成だ。科学・数学を駆使し、時には専門家に問い合わせ、必要とあれば論文を読みあさり、棒人間や図を用いて解説していく。それでは、どんな質問が収録されているかを少しだけ紹介しよう。
「野球のボールを光速で投げたらどうなる?」
表題作。ピッチャーから放たれたボールの速さは時速約10億キロ。1ナノ秒ごとに様々なことが起こる。果たしてバッターの運命はいかに。
「地球の人が全員集まってジャンプしたらどうなる?」
何らかの摩訶不思議な方法でロードアイランド州に集められてしまった人類。彼らは正午の時報とともに一斉にジャンプしてみたのだが…
「ヨーダのフォースってどれくらい?」
スター・ウォーズに登場するキャラクター、ヨーダ。著者は映画を何回も何回も何回も再生して、ヨーダの持つフォースの数値化に挑んだ。
本書の良いところは、難しそうな科学への扉をぶっ壊してくれるところだ。難しい言葉を使っていても、シュールなイラストが理解を助けてくれる。60個以上の質問のどれを読んでも、「科学ってなんだか面白い」と思わせてくれる。理系の世界の広さを感じさせてくれる著者の「桁違い」な回答を、どうぞお楽しみください。

KSC主催 第7回製本教室について

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・開催日時 11月30日(月)13~16:00
・内容   和綴じの四つ目綴じ
・参加者  5名(うち留学生1名)

本の各部分の名称について、和紙や本の形態の歴史についての説明を交え、参加者それぞれと話をしながら和やかな雰囲気で作業を行いました。

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参加者からは「和綴じ本は初めて作ったが勉強になった」、「作るのは楽しく3時間あっという間だった」、留学生の方は「いい記念になった」など貴重なご意見をいただきました。
各自、好きな色の表紙や角裂(かどぎれ)を選んで作成したオリジナルの本が完成し満足そうでした。

坪内 稔典 『俳人漱石』

 文学部 4年生 川嶋健佑さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

書名:俳人漱石
著者:坪内 稔典
出版社:岩波書店
出版年:2003年

夏目漱石は、『吾輩は猫である』や『坊ちゃん』『こころ』など、数々の作品を残したことで有名であるが、俳人としての漱石はあまり大衆へ広く認知されているとは言い難い。漱石は22歳のときに出会った正岡子規の影響で俳句を作るようになる。漱石は、書簡で何度も正岡子規に俳句を送り、添削を求め、「善悪を問わず出来ただけ送るなり。さよう心得給え。悪いのは遠慮なく評し給え。その代りいいのは少しほめ給え」(p70)と注文をつけたりもしている。漱石にとって子規はまさしく俳句の師匠であったのだ。
本書は、その夏目漱石と正岡子規と著者である坪内稔典の架空対談で、漱石の100句を挙げ、1句1句について当時のことを回想しながら対談するというスタイルをとっている。漱石に関する一般書は、小説家としての「夏目漱石」に焦点を当てられがちだが、漱石の作家としての出発は俳句であり、漱石を語るときに俳人としての、漱石を抜きにしては語れない部分がある。そういった意味では俳人漱石に焦点を当てた意義は大きく、また架空対談という愉快なスタイルで、漱石自身が、子規や現代を生きる著者の坪内稔典と意見を交わすのは読者としても親しみやすい。
夏目鏡子の『漱石の思い出』(文春文庫)や子規の『俳句大要』、その他文献を読み漁るよりも、手軽である。
ただ、架空対談であるので著者、坪内稔典の都合の良い展開で進み、坪内の意見に子規や漱石が反論できないのは些か不都合で、本人たちが生きていたら怒ったであろう。漱石だけでなく、子規の人物像についても詳しく知ることができ、ついでに坪内稔典がどういった俳句を作っているのかも知ることができる。正岡子規は、怒ると松山弁が出てしまう設定など、かなり笑える。

文学部 田中雅史先生へのインタビュー

文学部 2年生 中西聖也さんが文学部の田中雅史先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

・小さい頃から本はよく読まれていましたか?

 そうですね。小学生の時、移動図書館というのがあって、地域の図書館が運んできてくれている本の中から児童書などを読んでいました。「ドリトル先生」シリーズが好きでした。

・書店はよく利用されますか?

 学生の頃はよく利用していましたが、今は違います。元々関東だったので、関西に馴染みがないこともあって、書店に行かなくなりました。

・それでは、本を買うときはどうされていますか?

 授業や研究で必要になったらネットで調べて買います。ネットで購入することが多いですね。

・研究についてお聞きします。大学時代は日本文学系ではなかったようですが、どのようなことを学ばれていましたか?

 英文学部で、ロマン派の詩人を学んでいました。大学院は比較文学に進み、ロマン派の詩人と明治時代の日本作家との影響関係を調べていました。その延長から幻想文学を調べるようになり、今は心理学の観点から研究を行うようになりました。

・それでは、自分の研究に一番合っていたなという本はありますか?

 一番というわけではありませんが、授業でも扱っている梨木果歩の『裏庭』が分かりやすいです。

・最後に個人的に学生向けにおすすめの本はありますか

 上橋菜穂子の『精霊の守り人』です。授業では心理学的に見てひっかかりのある部分が少ないのであまり使いませんが、「守り人」シリーズは面白いです。

・インタビューを終えて

 当日教授は風邪をひいていたのにもかかわらず、インタビューのためにわざわざ大学に来てくださりました。体調が心配でしたが、無事インタビューを終えることができました。あまり話せないとのことで、手短な質問になってしまったのですが、しっかり答えてくださりました。教授の学生時代の研究については知らなかったので、現在の研究との繋がりを知ることが出来て嬉しかったです。「守り人」シリーズはまだ『精霊の守り人』しか読んだことが無いので、機会があったら読んでみようと思いました。

 

<田中先生おすすめの本>
上橋菜穂子著 『精霊の守り人』 偕成社,1996年
 配置場所:図書館 2階中山文庫一般  請求記号:913/U 

(インタビュアー:文学部 2年 中西聖也)

第3回ビブリオバトルを開催しました!

11月11日(水)図書館カフェにて第3回ビブリオバトル(「全国大学ビブリオバトル2015~首都決戦~」の予選会)を開催しました。

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前回までとは場所を変え、図書館カフェで開催しました。
6名の発表者が生き生きとおススメ本を紹介し、40名程度の観覧者が来られ、盛会なビブリオバトルとなりました。
文学研究会をはじめ、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

★「隣の家の少女/ジャック・ケッチャム著」文学部日本文学科4年次生 近藤壮馬さん
★「笑う子規/正岡子規著」文学部日本語日本文学科4年次生 川嶋健佑さん
★「書店主フィクリーのものがたり/ガブリエル・ゼヴィン著」文学部日本語日本文学科2年次生 中西聖也さん
★「何者/朝井リョウ著」法学部法学科2年次生 吉井悠真さん
★「Twelve Angry Men/Reginald Rose著」文学部英語英米文学科1年次生 芳賀留奈さん
★「11/22/63/スティーブン・キング著」理工学部物理学科4年次生 地主大輝さん

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チャンプ本は川嶋健佑さん発表の「笑う子規」に決定しました。
川嶋さんは、11月29日(日)甲南大学ポートアイランドキャンパスで行われる地区決戦に出場します。

ビブリオバトルにて発表された本は、図書館1階カウンター前に一部展示しています。(11月30日(月)まで展示予定)
是非、ご覧ください。