1.おしらせ」カテゴリーアーカイブ

『The bird of happiness and other wise tales』

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル2】 837/D/2
Title: The bird of happiness and other wise tales
Series: Dominoes ; level 2

 私は以前ロシアに留学していました。帰国の際、ロシア人の友人よりもらったプレゼントの中に、この鳥があったのです。それは木でできており、きれいに細工されて、羽一枚一枚が別々のパーツで作られたのち、丁寧に糸で縫いあわされていました。立体的に羽を広げた鳥のようになっていて、とても細かな作りに私は目を見張りました。彼女にこの鳥について訊ねると「これは幸せの鳥よ。部屋の上のほうに吊るすようにして飾ると幸せが降り注ぐのよ。」とだけ教えてくれました。私は詳しいいわれなど気になりながらも、友人との別れに胸がいっぱいで、この鳥についてはそれ以上話にはのぼりませんでした。
 帰国したのち、私は部屋の上のほうにこの鳥を飾りました。糸に吊られてゆらゆらと羽ばたいているような鳥を見るたびに友人を思い出し、と同時に何故これが幸せの鳥なのかという疑問が浮かびました。
 今回偶然にこの本に出会い、表紙を見てあの鳥だとすぐに判りました。
 元気な男の子と、彼を大切に思う木こりのお父さんと優しいお母さん。毎日森を駆け回り、様々な鳥のさえずりを聞いて元気に育っていた男の子が、ある日多くの人が亡くなる流行病にかかってしまいます。きらきらと輝いていた少年の瞳から日々光が失われて行きます。お父さんは苦しみもがき、再び息子の瞳に希望の光を見出そうとします。それがこの鳥でした。
 他にアメリカ、ビルマ、中国、エジプト、メキシコ、ギニア・西アフリカ、インドのお話も掲載されています。

『Hard Times』Charles Dickens

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル3】 837/D/3
Title: Hard Times
Author: Charles Dickens
Series: Dominoes ; level 3

クリスマスキャロルで有名なディケンズの作品です。産業革命時イギリスの工業都市が主な舞台で、資本者階級と労働者階級の関係性など、当時の世相がドキュメンタリーのように鮮明に描かれています。
資本家グラッドグラインド氏は、自分の信条を我が子に押し付け、想像や感情を排除した教育を徹底します。大きな重圧の中で成長した子供たちはやがて、それぞれ道を踏み外し、氏は自分の誤った教育の仕方を悔やむ事になります。精霊による不思議な悪夢を見て改心するクリスマスキャロルの主人公と重なりますが、こちらは醒める事のない現実だけに、皮肉で残酷です。この家族に巻き込まれる不運なブラックプール氏の他、『家政婦は見た!』を連想させるミセススパーシットや、愛情深いシシーなど、沢山の人がこの家族と関わり、物語に彩りを与えています。
自分だけが正しいという考えで他者を思いやれない生き方は、自分だけでなく、周囲の人にも悪影響を及ぼし、とても罪だという教訓を感じました。

『トライやる・ウィーク』の生徒を受け入れました。

11月5日(月)~11月9日(金)までの5日間、神戸市立本山南中学校2年生3名を受け入れました。
図書館・サイバーライブラリの業務全般を体験し、今年はブックカバーの作成も行いました。
11月末日まで、図書館1Fカウンター前で提供していますので、是非ご覧ください。
トライアル.JPG
トライアル1.JPG

就職活動のためのデータベース講座を開催しました

10月25日、26日に、『日経データベース使い方講座』を、11月13日に『eolを使った企業分析講座』を開催いたしました。
どちらの講座も、就職活動での企業分析や業界分析をデータベースを使って調べるための講座です。
nikkei.JPG
◎日経データベース使い方講座
どうやれば、新聞や雑誌から客観的な情報を収集することができるかという講座でした。
【『日経テレコン21』の活用ポイント!】
・「きょうの新聞」メニューから、最近のニュースがチェックできる。
・『日経新聞』だけでなく、『日経MJ』(流通・マーケティング情報の専門紙)などの関連紙も調べることで、今何が流行っているのかを知ることができる。
・新聞記事だけでなく、企業情報や人事情報も調べることができる。
【『日経BP記事検索サービス』の活用ポイント!】
・『日経ビジネス』といったビジネス雑誌の記事は、新聞よりも深く掘り下げた内容であるため、わかりやすい。
◎eolを使った企業分析講座
eolは『有価証券報告書』のデータベースです。1社につき、100ページもある『有価証券報告書』のどこをチェックすれば、就職活動に利用できるのかという講座でした。
【『有価証券報告書』の活用ポイント!】
・「主要な経営指標等の推移」、「沿革」、「事業の内容」、「業績等の概要」から企業の概況を知ることができる。
・「従業員の状況」から、従業員の置かれている状況を知ることができる。
・「対処すべき課題」、「事業等のリスク」から企業の抱えている問題を知ることができる。
今回使用した『日経テレコン』、『日経BP記事検索サービス』、『eol』は図書館ホームページの『情報検索データベース』から利用することができます。
日経以外の新聞記事データベースなど、他にも有用なデータベースがたくさんありますので活用してください。
参加できなかった方は、当日の資料が図書館とキャリアセンターにあります。使い方が分からない場合は、図書館2階 レファレンス・相互利用カウンターにお問い合わせください。
eol.JPG

『THE DRINKING GOURD』F.N. Monjo

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル2】 837/I/2
Title: THE DRINKING GOURD
Author: F.N. Monjo ; pictures by Fred Brenner.
Series: An I can read book ; level 3

主人公トミーはやんちゃな子で、ある日教会の集会中に外にいたガチョウにいたずらをし、父親に家へ追い返されてしまいます。そして家に戻り、遊んでいた納屋で黒人一家が隠れているのを見つけてしまうのでした。
実は黒人一家は、トミーの父親が厳しい奴隷制度から逃れるため、かくまっていた事をトミーは知り、父と共にこの一家をカナダへ逃がすことを決心します。
逃がす途中で、黒人一家を追ってきた保安官に呼び止められてしまい、トミーがとった行動とは!?
一家は無事、目的地までたどり着けるのか?
つらいテーマでありながら、親子のきずなと人種差別に疑問を持つ人々の勇気ある行動を伝える感動的なストーリーです。

店頭選書を実施しました。

10月11日(木)、MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店にて、図書館の本を学生3名と職員が選書しました。
書棚から、選んだ本をハンディーターミナルで裏表紙のISBN(バーコード)をスキャンしていきます。

IMG_0144.JPG

**文学部4年 鼻野さん からのコメント**
司書の方々や院生の先輩に混ざって、緊張しながらお手伝いしてきました。
それぞれの分野やフロアごとに担当を分けられスタートした選書。私は専門の社会・人文系のみだったのにも関わらず、細かく丁寧にジャンル分けされたたくさんの本に圧倒されてしまいました。
あれも読みたい、これも面白そうと、惹かれる本は多くありましたが、その中でも読みやすさや使いやすさを考えながら、ハンディ片手に、気分だけはなりきり司書。
一つ一つの本棚を抜けのないように見つめていると、自分では手に取らないような本との出逢いもあり、どれだけ選り好みしていたのかを痛感しつつも、少し視野が広がったように思います。
私たちが普段当たり前のように検索して読んでいる本は、こんな図書館員の方々の選択眼と地道な作業によって成り立っているんだなと改めて感謝でした。
いつか私が選んだ本が図書館に入った時、一人でも多くの人に手にとってもらえたら嬉しいなと思います。
責任ある大変なお仕事だと思いますが、楽しみながら参加させてもらいました。
ありがとうございました。

IMG_0126.JPG

**大学院 情報システム工学専攻 山根さん のコメント**
図書館に入れる本を選ぶということで非常に悩みましたが、わかりやすくて内容もしっかりした本を選びましたので、図書館を利用される皆さんに、活用していただければ嬉しいです。

ご協力いただいた学生さん、ありがとうございました。
店頭選書は年1~2回実施しています。
興味を持った人は是非次回参加してみてくださいね。