『エストニア紀行 森の苔・庭の木漏れ日・海の葦』 梨木香歩著
図書館2階 中山文庫 915/N
エストニアという日本人にとっては馴染みの薄い国の紀行。
エストニアの人々の祖国への深い愛情を静謐を感じさせる文章で綴られています。
『エストニア紀行 森の苔・庭の木漏れ日・海の葦』 梨木香歩著
図書館2階 中山文庫 915/N
エストニアという日本人にとっては馴染みの薄い国の紀行。
エストニアの人々の祖国への深い愛情を静謐を感じさせる文章で綴られています。
『深夜特急』 沢木耕太郎著
図書館2階 中山文庫 915/SA/1~3
インドのデリーからイギリスのロンドンまで、バスだけを使った旅行の物語。『第一便』から『第三便』まで3冊あります。
香港、バンコク(タイ、マレーシア、シンガポール)に始まり、ユーラシア大陸を横断。ロンドンに至るまで、バックパッカーとして旅をしていきます。自分自身を確かめる旅であり、様々な出会いが描かれています。
『最終便』として出版された続編の『旅する力 ― 深夜特急ノート』も、中山文庫にあります。こちらは、「一人でも多くの人にバックパッカーを体験して欲しい」との著者の願いによるエッセイです。
『古寺巡礼』 和辻哲郎著
図書館 書庫3階 S081.6/ワ15/79
この本は大学での講義時に教員から勧められました。
昭和初期の奈良を訪れた哲学者が、仏教美術の至宝を紹介し、印象などを書いています。
仏教美術に触れる一歩になればと思います。
(書庫の本ですので、読みたいときは、2階カウンターに申し込んでください。)
『14歳からの哲学:考えるための教科書』池田晶子著
図書館2階 中山文庫 100/I
有名な本なので、既に読んだ方もいらっしゃるかもしれません。
(後書きより抜粋)
「この本は哲学史や学説を覚えることが「哲学」であるという誤解があるけれども、「考えて、知る」ことは「読んで、覚える」ことではない・・・大事なことは、「知りたい」という気持ちを強く持っているということだ。 」
『切っても切ってもプラナリア<新装版>』 阿形清和著
岩波書店,2009年
図書館2階 中山文庫 483/A
元々は小学生向けに書かれた本なのですが、大人でも面白い内容であることと、大学でも通用する<科学>の手法をわかりやすく学べると、好評であったため「新装版」として再販されました。
著者の阿形清和先生は、現在、京都大学大学院理学研究科の教授で、プラナリアなどを使った分子発生学の第一人者として活躍されています。
http://www.biophys.kyoto-u.ac.jp/agata.php
皆さんは「プラナリア」という生物を知ってますか?
体長1cm位の小さな動物です。
きれいな水が流れている川や用水路に、結構身近にいるそうです。
この「プラナリア」、10個に体を切ると、10匹になるという驚くべき再生能力を持っているのです。
(本当に。)
「どうなっているんだ?」って思った方、その疑問を流さずに、この本を読んでみてください。
(そして、<実験>してみましょう!)
この本では、この「プラナリア」をつかった<実験>の手法が、<科学>的に紹介されています。
では、<科学>的とはどういうことでしょうか。
著者の阿形先生はこう書いています。
「科学というのは,3つのステップから成り立っていることを頭に入れておいてほしい.
1番目は<実験による観察>であり,
2番目は<観察結果から仮説をたてる>であり,
3番目は<仮説を実験によって証明する>である.
この3つのステップがそろって本当の<科学>になる.」
この3つのステップは、理工系に限ったものではなく、文系でも同じです。
(経済学、法学、経営学、社会学などは、「社会科学」と呼ばれます。)
この本を読むと、プラナリアという奇妙な生物について知ることができるだけではなく、
きっと新しい視点で、世界を見ることができるようになりますよ!