月別アーカイブ: 2010年10月

『Cathedral』 David Macaulay

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル3】 830/MA/3
Title: Cathedral
Author: David Macaulay

フランスの架空の町、Chutreauxの13世紀ごろのお話です。
古い教会が落雷によって損傷したので、新しい教会、それも神をたたえるためにフランスで一番美しい教会を建設しようと決定されたのが1252年のことでした。
まず予算の話から始まるのがほんとっぽい。
教会の建築に関わるあらゆる職人が集められ、木材や石材の切り出し、運搬から現場の設営、基礎工事、柱、壁、ステンドグラスと実にきめ細かくお話が進んでいきます。
きめ細かさも念が入っていて、架空のお話なのに、予算不足で工事がいったん中断したり。
1338年の夏どこよりも美しい教会がやっと完成するまでの絵本です。
デビッド・マコーレイさんの「建築もの(?)」では、コールデコット優秀賞を受賞したこの作品が、やっぱり一番いいかな。

『Underground』 David Macaulay

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル3】 830/MA/3
Title: Underground
Author: David Macaulay

どこにでもあるような都市の地下構造がどうなっているか克明に教えてくれます。
古い建物や新しい建物の基礎、上下水道、ガス、電気、蒸気、電話、地下鉄…
都会の地下には、地上に住む人々の利便のためにいろいろなネットワークがはりめぐらされているのです。
土木に興味のある学生必見!(って…いないか…)。
デビッド・マコーレイの「建築もの」です。

『Castle』 David Macaulay

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル2】 830/MA/2
Title: Castle
Author: David Macaulay

中世のとある架空の領主さまの架空の城づくりと、架空の城下町の建設を計画の段階から、やがて完成した城が戦を迎えるまでをペン画で細密に描いています。
作家のデビッド・マコーレイさんはこういった建築に関わる作品が得意なようです。
字は小さめだけれども、絵が多いし…
がんばって!

『Little Mouse Wants an Apple』Yoshio Nakae, Noriko Ueno

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル0】 830/N/0
Title: Little Mouse Wants an Apple (りんごがたべたいねずみくん)
Author: Yoshio Nakae, Noriko Ueno

なかえよしをさんと上野紀子さんのコンビで長く愛されている「ねずみくん」シリーズをご存知でしょうか。
「ねずみくんとチョッキ」はかなり有名ですが、この「りんごがたべたいねずみくん」もとても可愛い作品です。
英訳本では、仮定法過去の例文の宝庫にようになってます。
あ、でも難しくはないです。
(文法の話なんかしてすみませんでした。)
高い木に生っているりんごがたべたいねずみくん。
鳥のように羽があるわけではなく、
ぞうのように長い鼻があるわけでもなく、
きりんのように長い首があるわけでもなく…
さて。
りんごの実の数にも注意して読んでくださいね。

『Blackie, the Crayon』 Miwa Nakaya

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル0】 830/N/0
Title: Blackie, the Crayon (くれよんのくろくん)
Author: Miwa Nakaya

なかやみわさんの作品「くれよんのくろくん」が翻訳された英語絵本です。
白い紙の上で色とりどりのくれよんたちが大騒ぎ。
でもひとり取り残されたくろくんはさびしそう。
そのうち、紙面ではくれよんたちが騒ぎすぎて収集のつかなくなって・・・
クラッチペンシルさんのアドバイスで、くろくんは、みんなが驚く意外な行動に出ます。

『Chester』Ayano Imai

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル1】 830/I/1
Title: Chester
Author: Ayano Imai

ロンドンで生まれて日本やアメリカで暮らしてきた今井彩乃さんの作品です。
武蔵野美大で日本画を学んだそうですが、国際派の今井さんの絵本は日本語版ではなく、英語版が原作です。
イヌのChesterは、家族のみんなのことが大好きなのに、みんな忙しくて、Chesterのことをちっともかまってくれません。
孤独を感じたChesterは、自分の存在が求められている温かな家庭を探しに旅に出ます。
さて、Chesterの家はどこにあったのでしょうか。