月別アーカイブ: 2012年3月

『Go the F**k to Sleep』Adam Mansbach

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル0】 837/O/0
Title: Go the F**k to Sleep
Author: Adam Mansbach

つい声に出して読みたくなるような詩的でリズムのいい文章なのですがね。人前で音読はお勧めしません。
もひとつ。これは子供向けの絵本のような体裁ですが、オトナの愚痴です。読み聞かせには使えません。
そもそもは、なかなか寝ついてくれない2歳の我が子に疲れ果てぶちギレて、「Go the F**k to Sleepって本を出してやる!」と、フェースブックに書きこんだところ、これが友人たちにバカ受けして、本当に出版することになったものだそう。
で、できたのがF**KだのS**Tだの4-letter word連発のこの作品。
人から人へと伝わって、発売予定5カ月前にはもう、AMAZON.COMのベストセラーリスト1位になってしまい、発売が4カ月繰り上がったとか、世界30カ国以上で翻訳されるとか、サミュエル・ジャクソンの朗読でオーディオブックが出たとか(YouTubeにアップされてます)、映画化が決定したとか…わずか400語余の絵本に、世間はチョー盛り上がったのです。
人間、たまには建前でなく本音を吐露してみると、思わぬ効果が出るもんです。

『Trad Japan, Mod Nippon』 Stuart Varnam‐Atkin

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル3】 830/V/3
Title: Trad Japan, Mod Nippon
Author: Stuart Varnam‐Atkin

「人間国宝」の英訳をめぐる話が面白い。
人間国宝は生きているし染織家もいるし死にかけてもいませんよ!確かに紛らわしい表現ですが。
また食べ物にまつわる話も多い。
安価な茶色のビスケットや美しい緑の小山の正体は?
くれぐれも未知の物を口にしないように注意したい。
さらにはチラシの再利用法にも驚きです。
本書は著者がコメンテーターを務めるテレビ番組のテキストをベースに再編。日本で経験したことを英国人の視点で執筆、70年代に撮影した写真入り36項目のミニエッセイ。
著者ならではの発想や観点、失敗談が楽しく、notesに語訳、次頁に翻訳付きで気軽に読み進めていけます。

『The First World War』

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル2】 837/U/2
Title: The First World War
Author: Charles Dickens
Series: Usborne young reading ; True Stories

1914年6月、オーストリア=ハンガリー帝国の王位継承者フランツ・フェルディナント大公夫婦がサラエボでセルビア人青年により暗殺された事件によって、第一次世界大戦が勃発。
ヨーロッパが主な戦場であったが世界各国が参戦した為、人類史上最初の世界大戦といわれている。
覚えるキーワード…ヨーロッパの火薬庫=バルカン半島・日英同盟・三国同盟・三国協商・連合国・中央同盟国・ヴェルサイユ条約etc…。
私達が歴史の授業で習った第一次世界大戦の内容はこんな感じではないでしょうか?
クリスマスまでには終わると思われていた戦争がどうして4年もの長い期間を要したのか、当時の写真や新聞などで説明されています。
この機会に知ってるようで知らない歴史を学んでみませんか?

『Survive!』Helen Brooke

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル0】 837/O/0
Title: Survive!
Author: Helen Brooke
Series: Oxford Bookworms Library ; Starter

あなたは小さな飛行機のパイロットChrisとなりロッキー山脈を飛行中です。
しかし突然エンジントラブルに巻き込まれ、雪山へ…。
雪山で一人きりのあなたは無事生還する事が出来るでしょうか?
アドベンチャーゲーム式なので選択することで色々なエンディングが体験できます。
行動するのか、しないのか。
勘だけを頼り進むべきか、それとも冷静に状況判断をするべきなのか…。
あなたのサバイバル力が試されます。

『Weddings』Christine Lindop

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル1】 837/O/1
Title: Weddings
Author: Christine Lindop
Series: Oxford Bookworms Library ; Stage1

結婚式というと、どんなものをイメージしますか?純白のドレスと指輪交換、といったところでしょうか。
世界には私たちが知らない風習や面白い結婚式がたくさん存在します。
この本ではドレスや指輪、披露宴、結婚後のことまで、結婚にまつわる歴史や世界の文化を、実例を交えて紹介しています。
白いウエディングドレスを定着させたのは誰なのか。ギリシャの結婚式で参列者が新郎新婦の衣装に貼り付けるものとは。結婚式で紙吹雪を投げる理由とは。
ぜひ、この本を読んで確かめてみてください。

『The Everest Story』Tim Vicary

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル3】 837/O/3
Title: The Everest Story
Author: Tim Vicary
Series: Oxford Bookworms Library ; Stage3

なぜ山に登るのか?という問いに「そこに山があるから」と答えたことで有名な登山家、ジョージ・マロリー。その彼の遺体が、1999年エベレストの8合目で見つかるところから物語は始まります。
1924年のイギリス人登山家による公式エベレスト登頂。
それより29年も前に、マロリーとアーヴィンは登頂に成功したのか否か、また、何故亡くなったのか、などの謎は現在もなお人々の胸に刻まれています。
彼らの話を含めた、多くのエベレスト登山家たちの過酷すぎるドキュメンタリー。
マロリーとアーヴィンの謎と真実に迫る最終ページには鳥肌が立ちました。