<教員自著紹介>
この本では、村上春樹・宮部みゆき・梨木香歩などの小説を、前エディプス期の精神分析理論と比較しながら読み解いています。「幻滅」というのはウィニコットというイギリスの精神分析家の理論にある「脱錯覚」のことで、原初的な全能の母親的対象を「喪う」ことが、逆に内的必要性と結びついた新たな外の「世界」が創り出されるという意味をタイトルに込めました。読んでいただけるとうれしいです。
■『幻滅からの創造 :現代文学と「母親」からの分離』 田中雅史著 新曜社 2013年10月
■請求記号 910.26//2317
■配架場所 図書館2階開架一般 ほか
■著者所属 文学部 教授
■先生からのお薦め本
『十二国記』小野不由美著
谷 富夫(文学部)『持続と変容の沖縄社会 :沖縄的なるものの現在』
<教員自著紹介>
2001年のNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」はご覧になりましたか? あのドラマで沖縄の人びとの優しさや絆の強さが話題になりました。本書は沖縄の基地問題、ヤンキーたち、苦闘する就活生など、現代沖縄の深刻な側面を扱っていますが、どの問題も、じつは「沖縄の優しさ、絆の強さ」とさまざまな形でかかわっています。ぜひ手にとってみてください!
■『持続と変容の沖縄社会:沖縄的なるものの現在』 谷 富夫(編著) ミネルヴァ書房 2014年5月
■請求記号 302.199//2009
■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 文学部 教授
■先生からのお薦め本
『カクテル・パーティー』大城立裕著 (文芸春秋)
米軍占領下の沖縄を描いた芥川賞受賞作。
請求記号 913.6//515
配架場所 図書館3階書庫一般
杉村芳美(経済学部)他執筆 『<働く>は、これから : 成熟社会の労働を考える』
<教員自著紹介>
自分は、どんな仕事をしたいのか。どんな業種や会社で働けばよいのか。就職を前にして自問している人は多いでしょう。でも、なぜ働きたいのか、なぜ働くのかを、考えたことはありますか。これからの社会で生きていくときに、さまざまな働き方を知り、働く意味を考えることは、きっとみなさんの力となるでしょう。就活中のみなさん、これから就活を迎えるみなさん、応援しています。
■『<働く>は、これから : 成熟社会の労働を考える』 猪木武徳(編) 杉村芳美 他執筆 岩波書店 2014年2月
■請求記号 366.04//2015
■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 経済学部 教授
■先生からのお薦め本
『大学生の品格:プリンストン流の教養24の指針』 岡部光明著 日本評論社
請求記号 377.9//2127
配架場所 図書館1階開架一般、マネジメント創造一般
石井 昇(法科大学院)『行政法(判例ナビゲーション)』
<教員自著紹介>
本書の前半では、6名の研究者が簡潔な解説を付して、主に平成18年以降の重要判例(下級審を含む)を紹介しています。すべての判決が解説も含めて見開き1頁で扱われており、当該判決のポイントを把握するのに適していると思います。
本書の後半では、座談会の形式で、近年における行政法判例の傾向について分析しています。分野別の傾向が明瞭になるよう工夫されています。
■『行政法(判例ナビゲーション)』 高橋滋、石井昇編 日本評論社 2014年2月
■請求記号 323.9//2291
■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 法科大学院 教授
春日教測(経済学部)他執筆 『クラウド産業論 : 流動化するプラットフォーム・ビジネスにおける競争と規制』
<教員自著紹介>
最近、データやソフトなどをネット上のサーバー(クラウド(雲))に置くことで、どこにいても利用できる便利な使い方が浸透してきました。新しいサービスを効率的に提供すべく企業が知恵を絞っていますが、それに応じて従来の法律や政策では対応できない新しい問題も多くでてきました。本書では、クラウドサービスの実態を把握するとともに、安心して利用できるようにするための課題について論じています。
■『クラウド産業論 : 流動化するプラットフォーム・ビジネスにおける競争と規制』岡田羊祐,林秀弥編著、勁草書房 2014年2月
■請求記号 007.3//2339
■配架場所 図書館1階開架一般
■著者所属 経済学部 教授
■先生からのお薦め本
『やばい予測学』 エリック・シーゲル著(矢羽野薫訳) 阪急コミュニケーションズ
<書籍紹介>
本書は、大量のデータを高速に処理することで将来をどこまで予測できるか、について多くの事例を交えて紹介しています。皆さんのネット上での行動、スマートフォンによる位置情報なども、記録され分析されればいろいろな事が予測可能になるかもしれませんね。
杉本鉞子著『武士の娘』
杉本鉞子著『武士の娘』(筑摩叢書97)
1階一般開架 081.6/97/21
明治6年、越後長岡藩の家老の家系に生まれた「エツ」こと杉本 鉞子(すぎもと えつこ)が自身の半生を書いた自伝です。
初版は1925年にアメリカで『A Daughter of the Samurai』というタイトルで出版されました。
越後長岡藩は、戊辰戦争では幕府側で戦った藩です。
没落した家でのつつましい生活でしたが、「エツ」は母や祖母からは伝来の作法通りに、武士の娘としての教育を受けて育ちます。
父が亡くなって、アメリカから帰国した兄が家を継いだ後、エツは14歳で在米の日本人と婚約。
渡米に備えて越後から東京に出て女学校で英語を学び、25歳でアメリカへ。
・・・と、ここまでにして、『武士の娘』には書かれなかった後日談を少し。
シングルマザーになった「エツ」はニューヨークに移り住み、二人の娘を育てるために、文筆家として生計をたてることを目指します。
友人の助けを得ながら、苦心して生み出されたのが『武士の娘』でした。
『武士の娘』はベストセラーになり、杉本鉞子は日本人初のコロンビア大学講師となります。
経済的にも文化的にも変化していく時代を、「矜持」をもって生き抜いた一人の女性は、「世界に通用する淑女」ではないでしょうか。
古い本ですがとても読みやすいです。
古き、良き、美しい日本語で書かれた文章もぜひ味わってください。
(Konno)
