【結果発表】第9回 甲南大学書評対決、生協書籍部で実施中!

 

11月22日までの本の売上を競う第9回 甲南大学書評対決(甲南学園および甲南大学の教職員と学生団体がそれぞれ”おすすめの3冊”の書評を執筆・発表し、BOOKCAFE(iCommons4階)、Books&Support(学友会館北館)、The CUBE SHOP(西宮キャンパス)、FIRST SHOP(ポートアイランドキャンパス)で展示販売し、その売上冊数によって勝敗を競う企画)が行われていましたが、11月27日に結果が発表されました!

それぞれのおすすめの3冊はこちらから!→ 第9回 甲南大学書評対決、生協書籍部で実施中!

 

今回はなんと・・・8冊 対 8冊で両者優勝です!!🎉🎉🎉
(詳しくは甲南大学生協のⅩ(Twitter)をチェック!)

 

売り上げ第1位に輝いたのはグローバル教養学環STAGEチームの20代にしておきたい17のことが6冊でした。
第2位は竹内先生の刑の重さは何で決まるのかが5冊でした。

STAGEチームも竹内先生も、みなさんの読んでみたい気持ちを掻き立てる本の紹介をしてくださいました。

 

甲南大学書評対決は年2回開催予定です。
次回は来年2025年になりますので、どんな本が紹介されるのか、その日まで楽しみにしていてください✨

【終了しました】KONANライブラリ サーティフィケイト学生企画『MISSION*サンタからプレゼントをGETせよ』

『準備は大変でしたが、難易度高めの問題で皆様に挑戦状を叩きつける気分だったので少し心が踊っていました。問題や景品の栞のデザイン等自分があまり得意でないことや、人生初となるクロスワード作成など、新鮮な体験ができたと思います。規模の小さい学部だったため参加人数は多くありませんでしたが、参加してくださった皆様に心より御礼申し上げたいです。』

ポートアイランドキャンパスのみなさま、サンタさんからのMISSIONは届きましたか?

MISSION*サンタからプレゼントをGETせよ

 12月といえば…そう、クリスマス。表では素知らぬ顔をしながらも内心プレゼントを期待している方がいるのではないでしょうか。
 そんなあなたにサンタさんからの依頼です。達成した暁にはサンタさんから御礼のプレゼントが貰えるかもしれません。図書室にて、クリスマスツリーとともにあなたの挑戦をお待ちしております。

ポートアイランドキャンパス図書室に、クリスマスツリーがあらわれた!


ポートアイランドキャンパスの図書室にいくつかの、サンタさんからのMISSIONであるクロスワードパズルが隠されています。

MISSIONが隠されているのがわかりますか?
サンタさんやトナカイさんが目印です!


期間中に謎解きができたら、サンタさんからプレゼントがもらえます。
難易度高めなので、気合を入れてチャレンジしてください☆
参加方法は、ポートアイランドキャンパス図書室でご案内しています。

期間 :2024年 11月27日(水)~ 12月19日(木)
場所:ポートアイランドキャンパス図書室

企画者:フロンティアサイエンス学部学生
後援:甲南大学図書館

[藤棚ONLINE]マネジメント創造学部・榎木美樹先生推薦『世界は経営でできている』ほか

図書館報『藤棚ONLINE』
マネジメント創造学部・榎木美樹先生より 

 気づけばもう12月。今年も残すところあと少しである。2024年度時事トピックの経済ニュースとしては以下が挙がった(NHK「大学生とつくる就活応援ニュースゼミ」https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/jiji/jiji153/)。

 「20年ぶりの新紙幣発行」、「30年ぶりの郵便料金値上げ」、「34年ぶりの円安水準」、「日経平均株価:バブル期の史上最高値を更新」、「株価:過去最大の値下がりーブラックマンデー越え」、「世界GDPランキングで日本はドイツに抜かれて第4位」というように長年の低成長やデフレ影響を受けた「数十年ぶりの」「史上最高」「過去最大の」といった文言が目につく。

 現代の私たちは、通貨の価値が国際的に極端に変動する社会を生きている。というか、資本主義が台頭し、不換紙幣制度が導入され、国際化やグローバル化によってボーダレスにヒトやモノ、情報の移動がデフォルト化したこの社会を生きざるを得ない。だから、「銀行に預けるのではなく、お金を増やすには、目的や状況に応じて、貯金や投資、NISAなどの制度を活用することが重要だ」言説が闊歩し、小学校では2020年から金融教育が実施されている。成人年齢の引き下げや消費者トラブルへの対処などいずれも個人の知識・問題・責任に帰せられるかのような状況が背景にある。紙束が価値に変換され、手段であるはずの金銭に過度に振り回されるようになっているように感じられる。「コスパ」「タイパ」「高額報酬」の文言に心が動く私たちは、すでに資本主義と不換紙幣制度、そして自己責任論にからめとられていると言えるかもしれない。

 このような時代だからこそ、社会的生き物としての人間関係、持続可能な地域社会と人間の営み、そのような中で実践される本来の経営を、本質的なところから捉え直すことが重要だろう。そのための気づきのインスピレーションを得られる書籍として以下の3冊を挙げたい。3冊に共通するのは、「語られないものを語るには言葉が必要だ」「人間は社会的な動物で、他者と生きる存在だ」「人間には理性=知恵があり、現在だけでなく過去と未来の概念も持つ」というメッセージである。これら3冊が起こすシナジーは、手触りの温かい資本主義を生きることは可能だと気づくことである。気づくためにはモノやコトとの出会いが必要で、出会うために私たちは「勉強」しなくてはならない。その第1歩は読書である、と私は強く思う。

『世界は経営でできている』(岩尾俊兵、講談社現代新書、2024年)
『葬儀会社が農業を始めたら、サステナブルな新しいビジネスモデルができた』(戸波亮、幻冬舎、2023年)
『世界は贈与でできている:資本主義の「すきま」を埋める倫理学 』(近内悠太、NewsPicksパブリッシング、2020年)

100冊多読チャレンジ 達成者インタビュー

2024年10月22日に『多読チャレンジ』100冊を達成されました!

島村 大地(しまむら だいち)さん フロンティアサイエンス学部 生命化学科 3年次生

 多読は楽しみながら、たくさんの英語に触れていく学習法ですが、長く続けていくと、しんどくなりそうな時もあるようです。そんな時は、簡単なレベルの本に戻って、スラスラ読める楽しさを取り戻していると教えてくれました!

 以下は、ご本人のアンケートによるものです。


Q.『多読チャレンジ』達成のために意識していたことはありますか。

A.読める本をまずは読んでいこうと心がけていた。
 もっと読みたい日はレベルを上げて読んでいった。

Q.『多読チャレンジ』を続けていて実感した効果はありますか?

A.新しい単語が出やすい本を読んでいたことから、知らないことを知れるということが多く、
 終盤では知っている単語がほとんどになっていたこと。

Q.これまで読んだ中で、新たにお気に入りの本がありましたら教えてください。

A.「Cheese –Rolling Races」
 大会自体は聞いたことがあったが、人が転がるようなシーンがとても面白いと感じた。

Q.現在、チャレンジ中の「多読チャレンジャー」に向けてアドバイスがありましたらお願いします。

A.レベル0の簡単な本であれば、最初は本を読むことに抵抗があるところを取り払うことができ
るかもしれないため、読める本から読んでいく方が良い。


 甲南大学図書館では、多読チャレンジャーを随時募集中です。
 英語多読学習に興味のある方は図書館1階カウンターでエントリーしてみてください!
 25冊以上達成すればKONANライブラリサーティフィケイトの2級以上の要件にも適用されます!

☆2024年度から、継続しやすい新ルールになりました!
 いつからでも参加できますので、ぜひチャレンジしてみてください!

75冊多読チャレンジ 達成者インタビュー

2024年10月15日に『多読チャレンジ』75冊を達成されました!

伊場田 扶弥(いばた ふみ)さん 文学部 歴史文化学科 3年次生

 多読のルールに沿って、ご自身で工夫しながら、楽しみながら続けていることを、私たちスタッフも嬉しく思っています!
 今回読んだ本の中から、他の人にも読んで欲しいオススメの本を紹介してもらいました!

 以下は、ご本人のアンケートによるものです。


Q.今回読んだ本のなかで、印象に残った本(勉強になった・初めて知った・怖ったetc)は、ありますか?

A.レベル3の洋販ラダーシリーズ『Emma and the Boy Next Door』(エマと隣の少年)が、読んでいて非常にわくわくして面白かったです。どんどんと話のスケールが大きくなっていき、エマと一緒の気持ちになって冒険することが出来ました。最後の展開も、とても幸せな気持ちになります。冒険好きな方にはぜひ読んで欲しいです。

Q.75冊を達成されたご感想、語学学習室へのご要望などありましたらご自由にお書きください。

A.長いようで意外ともう75冊を迎えました。今はレベル3を読めているので、そろそろレベル4にも挑戦したいです。最近映画のハリー・ポッターを観たので、原作も読みたいと思っています。上記でオススメした洋販ラダーシリーズは、行間が空いていて個人的には読みやすかったです。行間が詰まっていると文字量に圧倒されて読みにくいので、本を買う機会がありましたら行間にも注目して欲しいです。年内に100冊を目指します!!


 甲南大学図書館では、多読チャレンジャーを随時募集中です。
 英語多読学習に興味のある方は図書館1階カウンターでエントリーしてみてください!
 25冊以上達成すればKONANライブラリサーティフィケイトの2級以上の要件にも適用されます!

☆2024年度から、継続しやすい新ルールになりました!
 いつからでも参加できますので、ぜひチャレンジしてみてください!

経済学部 石川 路子先生へのインタビュー

経済学部2生 海野 朱音さんが、経済学部 石川 路子先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

・本はどれぐらいの頻度で読まれますか?

毎日仕事を含め、何らかの形で本は読んでいます(会議等で時間が取れない場合は難しいですが)。昔は、通勤時間が長かったので、電車の中でよく読んでいました。最近は、講義前や昼食時間など落ち着きたい時に読んでいます。

 

・本を選ぶときに意識していることはありますか?

仕事の場合は、自分の視野を広げてもらえるものを選ぶことでしょうか。例えば、「貧困」に関係する本を探そうと思ったときに、普通は自分が学んでいる分野のコーナー(経済学部なら経済関連のコーナー)から探しますよね。ですが、「貧困」は年齢、経済学ではなく社会学など様々な視点から見ることができます。このように、「貧困」という最短ワードから自分が知らなかった視点を得られる本を選ぶよう意識しています。

娯楽の場合は、好きな作家さんの小説を中心に選ぶことが多いですが、周りの人からおすすめされた本を買うこともあります。自分の中の本の知識は限られているので、視野を広げるという点でも周りの人からの情報は大切にしています。

 

・学生におすすめしたい本はありますか?

個人的に好きな作家さんが伊坂幸太郎さんです。
「伏線回収」が絶妙なので、学生さんにもぜひお勧めしたいです。一番衝撃を受けた本は『ラッシュライフ』という長編小説ですが、初めて伊坂幸太郎の本を読む人には『死神の精度』という短編小説をおすすめします。短編小説だと思って読んでいると、最後にどんでん返しがあり、何度も読み返したくなる本です。私が初めてこの本を読んだときは、自分の想像力がどんどん掻き立てられ、自分に合う本に出会えたと感じました。

 

・学生に向けて一言!

自分の想像力を身につけるのに、本は最も適したツールだと思っています。文章を読み解くことが苦手という人も多いですが、本はアニメや映画と違い、自分でキャラクターや風景を想像します。この「想像」という本好きのキーワードを大切にしながら、自分の視野を広げるためにも、ぜひいろいろな本にチャレンジしてほしいと思います。

 

 

(感想)

私の本選びに対する意識が変わるインタビューでした。特に、石川先生が「自分の視野を広げてもらえる」ものを選んでいるとおっしゃった時、私にはない考えで驚くと同時に、改めて考えると確かにそうだとすんなり受け入れられました。そして、今後用途を問わず本を選ぶときには、この考えや視点を意識してみたいと感じました。

 

(インタビュアー: 経済学部2生 海野 朱音さん