エントランス展示「万博~脈々たる歴史~」

 11月30日から、図書館エントランス展示が「万博~脈々たる歴史~」になりました。文学部の甲南映画祭〈万博映画特集〉(2023/11/30~12/16)とのタイアップ企画です。

 1851年にロンドンで初の国際博覧会が開催されて以来、 万国博覧会は各国の文化の発展に大きな影響を与えてきました。その歴史を追いながら、各時代の「未来へのメッセージ」を感じ取ってみてください。

 今回の展示には、甲南大学図書館所蔵資料以外に、文学部・友田先生のコレクションと、職員皆様の思い出の品をお借りしました。ここに改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

 今回特に力を入れたのが1970年大阪万博です。公式ガイドマップを中心に、太陽の塔とお祭り広場、エキスポタワー、各国パビリオン、企業パビリオン、入場券や宝くじなど、全て当時の資料を展示しています。
 ローラーコースター「ダイダラサウルス」の搭乗券は、表しか展示できなかったのですが、裏には搭乗時間と選んだコース(絶叫度によって3コースに分かれていた)のスタンプが押されていました。 大人気で連日午前中には売り切れてしまったそうなので、かなり頑張って入手されたチケットだったのではないかと推察されます。
 北側展示ケースには、「迷子ワッペン」を展示しています。子どもが喜びそうな キラキラしたホログラムというだけでなく、 いざ迷子になってしまった時は登録している番号をコンピュータで照合し、テレビ電話で対面できたとのこと。思わず迷子になってしまいたくなるシステムです。

 担当イチオシは「マスコットの進化」です。太陽の塔からミャクミャクまで、ぜひ実物を見てその変化をご確認ください。

 2階ヘルプデスク前でも、幕末から明治時代、出会ったばかりの万博と日本に関する貴重資料の展示を行っています。図書館利用証をお持ちでない方も、ご見学での入館が可能ですので、カウンターにお申し出ください。