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『The Phantom of the Opera』Gaston Leroux

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル1】 837/U/1
Title: The Phantom of the Opera
Author: Gaston Leroux
Series: Usborne young reading ; Ser. 2

言わずと知れたミュージカルや映画で有名な作品です。なのであらすじは書きません。
語学学習室にある『The Phantom of the Opera』の中で、この本は全ページイラストがあり会話形式なので読みやすく、もしあらすじを知らない人でもすんなり物語の中に入れます。
この本でおススメなのが最後のページにある原作者についてです。みなさんはこの有名な作品の原作者を知っていますか??
最後のページを読んでこの本の著者を確認してみてください。
また最後に書かれている内容を確認する為に、レベル順に読んで行くのも面白いかもしれません。

浜田隆史訳『認知神経科学の源流』

<教員自著紹介>
原著のタイトルは「心の生理学についてー心理学と生物学の関係史」。脳科学や心理学は、
数世紀もの昔から、脳は如何にして心を生じさせるのかを問うてきた。その歴史はと言うと、
時代精神や偏見に押し流され紆余曲折するという、いわば惨憺たるものだった。著者は
フランス・リヨンを本拠に国際的に活躍した神経心理学者。

■『認知神経科学の源流』
■ 訳者所属:浜田 隆史 広域センター 非常勤講師
■ 先生からのお薦め本
 『La nature de l’esprit(心の性質)  
 Marc Jeannerod, édition Odile Jacob, Paris, 2002
 「認知神経、、、」と同じ著者が最近に行った研究をまとめてある。精神医学、行動、
 脳イメージングなど様々な手法を使って、心の脳メカニズムにせまっている。その内容の
 深さ/多彩さに私は腰が抜けそうになった。

私立大学図書館協会 総会・研究大会に参加しました

暑いままで9月に突入しました。いつまで暑いものやら。早く涼しくなってほしいものです。
さて、このほど濱頭課長と一緒に、東京三田の慶應義塾大学で開催された、私立大学図書館協会 総会・研究大会に参加しました。200以上の私立大学から図書館長あるいは事務管理職の方などが参加され、2日間、盛大に行われました。
まずは、会場の様子から。
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ここで、総会、記念講演、海外研修報告、研究助成発表、講演、事例報告が行われました。また、初日は場所をグランドプリンスホテル高輪に移して、意見交換会も行われました。
海外研修報告では、図書館員の方が協会の派遣で1ヶ月アメリカの大学図書館で研修を受けて来られたときのお話があり、興味深く聞かせていただきました。また、夜10時頃の大学図書館の中の写真を見せていただきましたが、多くの学生がまるで自分の勉強部屋で勉強をしているように真剣に勉強をしている姿を見て、かなりショックを受けました。日本の大学ではこういう姿はなかなか実現できないと言われています。
私が学生の頃も、図書館はそんな時間に開いていませんでしたが、下宿屋に下宿していた私は、自分の部屋の机で大きな紙にびっしり計算式を書いたり宿題の問題を解いたりした記憶があります。また、夜になると酒とつまみをもって20名ほどが下宿している下宿の中の部屋を渡り歩いて議論していました。全く違う姿ではありますが、それはそれで有意義な時間だったと思います。おっと、図書館の話からそれてしまいました。
さて、慶応らしかったのは、「三田演説館」という重要文化財でした。
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通常は公開していないが、我々のために、特別に2日目の昼休みに開けていただいたということでした。福澤諭吉が建設したものだそうで、中は昔の学校の講堂風な雰囲気があり、演説台に立ってみました。
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また、ここは慶応ですから、図書館には当然ながら福澤諭吉の様々な資料が保存・展示されており、大学の固有の歴史は極めて重要であると感じました。

夏休み中に「閲覧室3」をリニューアルしています・・・

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図書館1階、南奥にある「閲覧室3」に新しい机が運び込まれています。
今日はパソコンも運び込まれ、設定作業が行われていました。
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これから、椅子や、間仕切りが設置される予定です。
「閲覧室3」は、「PCルーム」にリニューアル中なのです!
後期(9月17日)からは、広い机を独り占めして、図書館の資料とパソコンを同時に使いながら学習ができる空間になります!
更に、地下の「閲覧室1」も新しい空間に改装中・・・
詳しくは、後期授業開始直前に、MyKONANや図書館ホームページなどでお知らせします。
ご期待下さい!

『第2回 製本教室』

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2012年8月9日(水)に『第2回製本教室 和本の仕立て方 基礎編』と題して、製本教室を行ないました。
これは、2011年度に行なった製本教室に引続き、開催したものです。
希望者は3名でしたが、参加申込者は1名でした。作業中「和紙について」や「漢字について」の話も飛び出し、和やかな雰囲気の中、作業は進みました。
今後も様々な企画を予定しています。詳細が決まり次第、図書館掲示板等でお知らせします。ご期待ください。
ただ今、図書館では「ブックカバー」、「図書館レビュー」を募集しています。お待ちしております。
参加者の方の感想はこちらです。
☆ 鼻野香菜子 さん (文学部4年次生)

今まで何気なく手にしていた本やノートですが、こんなに丁寧に細かい作業を経ていることを知って、本がより一層愛おしくなりました。紙や糸にもそれぞれ種類があることを教えて頂いたり、本の歴史も聞けたり、たくさんの方のこだわりや想いが詰まって本が出来ているんだなと感動しました。また自分でも作ってみたいです。

夏休みと読書

しばらくブログをサボってしまいました。今日は8月15日。いろいろな思いが交錯する時期です。
我々教員にとって、毎週の講義も会議もなく、1年のうちでこの時期だけ、のんびりすることが許される時期です。わずかに数日しかそういう気分を味わうことができませんが、だからこそ、何よりも貴重な時間と感じます。
最近、夏目漱石を読んでいます。こういう文学書を手に取るのは何年、いや、何十年ぶりでしょうか。大げさではなく本当に。日頃から本を読むのは好きですが、読んでいる新書や文庫はたいてい1日で読破しており、おそらく多くのことを読み飛ばしているでしょう。斜め読みができるのですね。それでも、あとから読み直してみても、あまり読み落としていないように思えます。しかし、いま夏目漱石を読んでみて、ずいぶん時間がかかると実感しています。ゆっくり本を読むことの楽しみ、それも長年忘れていました。ゆっくり読むのも、早く読むのも自分の思いのまま。それが読書の良いところでしょう。