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北村達也[著](知能情報学部 )     『はじめてのMATLAB』

<教員自著紹介>
 MATLABは使い易い数値計算システムで,様々な計算や多彩なグラフのプロットができます.プログラムを作れば自動的な処理も可能です.この本は,MATLABの初心者(文系学生も)を対象にして,できるだけ平易かつ丁寧に解説したものです.MATLABは本学のコンピューターにも導入されていますので,まずはExcelとはレベルの違う美しいグラフを体験してみてください.

 
■『はじめてのMATLAB
■北村達也[著] 近代科学社  2016年10月              
■請求記号 410//2263
■配架場所 図書館1F 教員著作コーナー
■著者所属 知能情報学部 教授

文学部 T先生へのインタビュー

文学部 3年生 中西聖也さんが文学部のT先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 ・小さい頃に本は読まれていましたか?

 幼稚園の頃は、母親によく読み聞かせてもらっていました。今思うと、宮沢賢治や新見南吉の童話など少し文学チックな本が多く、良い本を選んでもらっていたと感じます。小学生になってからは、偕成社の「少女名作シリーズ」を読み始め、次に「少年少女世界の名作シリーズ」に出会いました。オルコットやゲーテ、シェイクスピアなどが子供向けに面白く書かれていて、子供の文学の裾野がすごく広い、豊かな時代だったなと思います。

大学で日本文学を勉強されたきっかけは何でしたか?

 中学二年生の時に、樋口一葉に出会ったことがきっかけです。NHKの「一葉日記」というドラマを見て、一葉を読み始めました。女性が文章を書いて生きていこうとする姿に惹かれたのだと思います。その頃から、日本文学を学んでみたいなと思うようになりました。。

・近代文学に興味を持ったのはなぜですか?

 日本の古来の江戸時代までの文化的な流れから、明治以降の文化は大きく転換していきます。その激動の時代のダイナミックさに惹かれて、感心が広がっていきました。そこから、文学を勉強しながらも、背景にある風俗や文化、政治、制度などいろんな面に目を向けていきたいなと思っていきました。一葉がその時代の大きな転換点に立っていたというのも外せないポイントですね。

・最後に、学生におすすめの本を教えてください

 やはり大学の時間のある時に、一番重たい本を読んでおいてほしいと思いますので、ドストエフスキーの『罪と罰』を選びました。日本の近代文学は『罪と罰』にものすごく影響を受けています。ぜひ一度チャレンジしてほしいです。
 あんまり長いものは嫌だと言う方には、山本文緒さんの『絶対泣かない』を選びました。15人の働く女性達の姿を描いている短編集です。職業・社会が垣間見える本として、学生に良いと思います。

・インタビューを終えて

 たくさんの面白いお話を聞かせていただきました。この短い文章では、先生の本への想いや、魅力の全てを伝えきることなんて出来ません。それほどまでに深い本への愛情を、直に感じることが出来たので、インタビューをして本当に良かったと思いました。

 <T先生おすすめの本>
①  ドストエフスキー著  『罪と罰』 新潮社,1987年
※図書館注: 図書館には複数出版者の邦訳を所蔵していますが、光文社古典新訳文庫が一番新しいです。

②山本文緒『絶対泣かない』角川書店,1998年

(インタビュアー:文学部 3年 中西聖也)

中谷宇吉郎著『雪』

書名: 雪 (岩波新書 赤版8)
著者: 中谷宇吉郎
出版者: 岩波書店  出版年: 1947年(初出1938年)
場所: 3階書庫  請求記号: 081.6/8B/10

先週末は全国的に大雪で、神戸でも雪が積もりました。
楽しんだ人、迷惑した人、色々だったと思います。
空から届く美しいものに感動して手を伸ばし、掌で受けたとたんに溶けてしまうのを惜しんだ人もおられるのではないでしょうか。

中谷博士は、雪の研究者で、昭和11年に世界で初めて水の結晶=人工雪の制作に成功した科学者です。
同時に、代表作である『雪』をはじめ、多くの科学を分かりやすく伝える本を書かれた名随筆家でもあります。

科学的には、「雪」は、水が氷の「結晶」となったものだそうです。
氷は固体であって、結晶ではありません。
また、積もっている雪も、地に着いた時に溶けて再度凍った氷で、結晶ではありません。

空中にある雪や霜といったあの小さなトゲのある、キラキラしたものが、水の結晶です。

つまり、単に水を冷やすだけでは、水は雪にはなってはくれません。
中谷博士は、極寒の北海道で幾種類もの雪のサンプルを観察し、手作りの機材を使って、根気よく実験を繰り返しました。
読んでいるだけで震えそうなほど寒いのですが、とても楽しそうです。

名台詞、「雪は天から送られた手紙である」は、この本の一説です。
みなさんも、雪に記された空の記録を、少し読めるようになってみませんか?
次に雪を掌に乗せた時には、小さな空の声が聞こえるようになっていると思いますよ。

図書館にも所蔵していますが、青空文庫でも読むことができます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/52468_49669.html

J.K.ローリング『ハリーポッターと秘密の部屋』

  知能情報学部 4年生 匿名さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

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 書名:ハリーポッターと秘密の部屋
著者:J.Kローリング作;松岡佑子訳

出版社:静山社 
出版年:2000年

ハリー・ポッター・シリーズの映画を見たことある人は多いと思うが、本も読んだことがあるという人はあまりいないように思えますが、そういった人にもこの本を読んでほしいと思いました。

本はとても分厚いですが、本の中身は案外文字が大きく難しい漢字も少なく、他の本に比べると読むのにはあまり苦ではないと思います。

映画を見たことがある人でも、ハリー・ポッター・シリーズの本は一度見てみると良いと思いました。

本の内容は映画と全体的の同じで、ほんの少ししか違う部分はありません、しかし映画を一度見ていても楽しめました、僕は映画を見たあとにこの本を読んだので、頭のなかで映画の場面を思い浮かべたり、字を読みながら頭のなかで、キャラクターの声が頭のなかで再生されたので、本を読みながら映画を見ているような感じがしました。

ハリーポッターは全世界で読まれていて、とても有名です、なので本をあまり読まなかったり、字が苦手と思う人や、難しい漢字が苦手だと感じる人は、この本を読んで見たらいいと思いました、他の本に比べるとこの本はとても読みやすく感じます。

主人公のハリーポッターは両親をなくし親戚の家で育てられるが、親戚からのいじめや、物置小屋での生活を強いられ、残念な暮らしをしている内容が初めの方にありますが、僕はそういった内容のものがあまり好きではないです、序盤で魔法学校に行き魔法学校での話になるので、親戚の内容はなくなりますが、そういったいじめや暴力的な内容が苦手な人は、見ていてしんどいといった場面もあるかもしれないです。

シリーズ2作目の本なので、もし一作目を見ていないなら、一作目のハリーポッターと賢者の石から見ることをおすすめします。

J.K.ローリング『ハリー・ポッターと賢者の石』

  知能情報学部 4年生 匿名さんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

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書名:ハリーポッターと賢者の石
著者:J.K.ローリング作 ; 松岡佑子訳
出版社:静山社 
出版年:1999年

 

ハリー・ポッター・シリーズの第一作目の作品になります、今から約18年前に出版された本になるとは驚きです、ハリー・ポッター・シリーズは全部で7作品あり、1:ハリー・ポッターと賢者の石2:ハリー・ポッターと秘密の部屋3:ハリー・ポッターとアズカバンの囚人4:ハリー・ポッターと炎のゴブレット5:ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団6:ハリー・ポッターと謎のプリンス7:ハリー・ポッターと死の秘宝 という順番です。この本は映画化されており映画の方が有名だと思います。

一作目の賢者の石では主人公の生い立ちや仲間たちの紹介などがあり、シリーズ物では一作目はどの作品でも一番人気があり面白いと感じます。ハリーポッターは両親を殺され親戚の家で一般人として過ごしていたが、ある日一通の手紙が届き魔法学校への入学のお知らせがあり物語はそこからスタートします、ハリーポッターは魔法学校では有名で、一族の生き残りとして知られています、そこからハリーポッターを狙う事件や仲間たちの冒険を繰り広げます、ハリーポッターはクィディッチという魔法のほうきを用いたスポーツでも活躍しスポーツが万能な少年です。ハリーポッターはよく二人の友だちと行動をよくともにし、名前はロンとハーマイオニーです、ロンは少しどんくさいキャラクターで、ハーマイオニーはしっかりとした女性です、ハリーポッター以外のキャラクターもそれぞれ特徴があり、ハリー・ポッター・シリーズの見どころでもあると僕は感じています。

悪役としてマルフォイという少年が出てきます、その少年はハリーポッターと同級生であり、ハリー・ポッター・シリーズの相手役としてよく本にでてきますが、悪役っぷりがいい味を出していると感じました。この本を読んで、ハリー・ポッター・シリーズをすべて読みたくなりました。

服部正[編著] (文学部) 『障がいのある人の創作活動 :実践の現場から』

<教員自著紹介>
 障がいのある人の創作活動に関心を持つ人が増えている。しかし、その分野についてもっと詳しく知りたいと思った時、手軽に参照できる本というのが、実はあまりない。その隙間を埋めたいというのが、本書のねらいだ。創作活動の現場や美術界の最前線で、長年にわたって障がいのある人の創作に関わってきた20名の執筆者が集い、自身の経験に即して幅広い視点から実践的に論じたもの。

 
■『障がいのある人の創作活動 :実践の現場から
■服部正[編著] あいり出版  2016年7月              
■請求記号 702.06//2055
■配架場所 図書館1F 教員著作コーナー
■著者所属 文学部 准教授

 
■服部先生からのお薦め本
『アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国』
国書刊行会 2017年1月出版 (監修:服部正)