11/3文化の日、兵庫県高等学校ビブリオバトル大会を開催!

 11月3日(火祝)、文化の日に兵庫県高等学校ビブリオバトル大会を開催しました。
 例年であれば全国大会に向けた兵庫県の予選会として実施していましたが、今年はコロナ禍により全国大会が中止となったため、 活字文化推進会議および読売新聞社様の後援をいただき、甲南大学独自で兵庫県大会を開催しました。
 今大会は感染症対策として、来場者数の制限、入場時の検温、全員のマスク着用、「兵庫県新型コロナ追跡システム」への登録、手指消毒・手洗いの徹底といった対策を講じての開催となりました。

はじめに、図書館長の笹倉法学部教授よりご挨拶いただきました。

 参加校は昨年より2校増え、発表者は大幅増の27名。観戦者は感染症対策のため 発表者1名につき2名までと制限させていただき、44名と昨年より若干少なめとなりましたが、Youtubeライブ限定配信により、当日お越しいただけなかった関係者の皆様にも発表の様子を見ていただけるよう手配しました。(上手く配信できていたようで一安心でした。無料で簡単に複数配信できてしまうなんて、便利な時代になったものです)

 発表者の高校生たちは、コロナ禍でイベント中止が相次ぐなか、たくさん今大会に向けて練習してきたのでしょう。素晴らしい発表ばかりで接戦を繰り広げるなか、チャンプに輝いたのは『残像に口紅を』(筒井康隆著)を紹介した、兵庫県立長田高等学校の津野大都さんでした!

 発表者、観戦者の皆さんのおかげをもちまして大盛況のうちに終えることができました。感染症対策として多数ご不便、ご面倒をおかけいたしましたが、皆さん笑顔でご協力くださり、運営側としても大変感謝しております。
 ご参加ありがとうございました!

当日は甲南大学生協書籍部様のご協力により、発表本の展示・販売コーナーを設置していただきました。ありがとうございました!

森本 千賀子著 『後悔しない社会人1年目の働き方』

経済学部  4年生 Sさんからのおすすめ本です。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

書名 :  後悔しない社会人1年目の働き方
著者 :   森本 千賀子
出版社:西東社
出版年:2014年

就職活動を終え、新社会人になることへの期待と不安が入り混じっている4年生は多いのではないだろうか。私はどちらかというと不安の方が大きい。

そんな中、リクルート人材センター(現社名:リクルートキャリア)で転職エージェントとして働き、1年目からトップの成績で走り続けている森本千賀子さんが、社会人1年目にどのように働けばよいのかを紹介している本に出合った。

この本には社会人1年目ならではの効果のある働き方が58個も紹介されている。それぞれが6つのパートに分かれており、絶対に心得ておきたい6か条、基本のスキル・知識の身につけ方、求められる人材になるための方法、人間関係の築き方、壁を乗り越える方法、心を強くする方法で構成されている。加えて、新社会人によくある悩みに森本さんが回答しているページがあったり、自分の強みは何かを診断できるページがあったりして、かしこまらずに空いた時間を利用して気軽に読むことができる。

この58個も紹介されている中で私が最も印象に残った事柄は、常に笑顔で元気よく素直でいることである。森本さん曰く、新社会人はみんな知識やスキルが無いためできないことが多いのは当たり前のことだそうだ。しかし、新社会人だからこそフレッシュさがあり、仕事が最初はうまくできなくても元気よく挨拶をしたり、上司が言ったことを素直に受け入れたりすると、この子をもっと伸ばしたいと思ってもらえるのだそうだ。

また、私が粋だなと思った心遣いが、一筆箋を常備してさりげなく感謝の気持ちを伝えるところである。森本さんは資料を渡すついでに一筆箋をクリップで留めたり、顧客先で相手が不在だった時にもメッセージを残したりするそうだ。現代はパソコンが普及し字を書く行為そのものが少なくなっていると感じるが、やはり手書きの文字は字のうまい下手に関係なく相手の誠意が伝わり記憶に残りやすい。ただ仕事をこなすだけではなく、相手への気配りが仕事をお互いに気持ちよく進めるために必要なのではないかと考えさせられた。

この本は、就職活動を終えた人だけでなく就職活動を始める前に読んでも、社会人になることへのイメージがわきやすくなる本だと思う。働くことに不安を感じている人にぜひ読んでもらいたい1冊だ。

[藤棚ONLINE]知能情報学部・田村祐一先生推薦『アフターデジタル:オフラインのない時代に生き残る』

図書館報『藤棚ONLINE』
知能情報学部・田村祐一先生 推薦

知能情報学部 田村です.私の研究分野はバーチャルリアリティなのですが,今回は「バーチャル化していく社会」をテーマとした本を紹介いたします.

「アフターデジタル」という本で2019年に発刊された本です.皆さんはGAFAと聞いて構成する企業群を想像できると思います.
この本では中国におけるデジタル活用状況とGAFAとの関係性についての話,さらには今後の日本の可能性について述べています.

日本ではどうしてもアメリカ中心の情報発信となるため,中国のデジタル社会の情報を受け取る機会は少ないです.
この本には「現在進行形の中国」について具体例を挙げながら詳しく述べられており,多分皆さんが知らない面を見ることができると思います.
また,筆者が述べる「日本の可能性」については納得する部分も多いでしょう.
これからの社会を見通す一つの考え方で,この本の主張どおりになるかどうかわかりませんが,読んで損のない本と思います.

コロナ禍であなたの支えとなった本を募集します!(KONANライブラリサーティフィケイト学生企画)

[KONANライブラリサーティフィケイト学生企画]
コロナ禍であなたの支えとなった本

コロナ禍で様々な日常が奪われた中、あなたの支えとなった本を募集します!
―あなたの支えとなった本が、誰かの支えとなることを祈って―
続くコロナ禍を、ひとりではなくみんなで乗り切りませんか?

アンケート回答フォーム
https://forms.gle/GxAhtna5MEmprbwJ9

【募集詳細や発表方法について】
・webアンケートにて募集します。(本であればジャンルは問いません 。)
・募集した結果は、甲南大学図書館にて展示します。
・所蔵されているものに関しましては、貸出しも行う予定です。
・学外の方も お気軽にご応募ください 結果は甲南大学図書館ブログでも公開予定です。
・複数冊ご応募いただける場合は、冊数分ご回答ください。

※アンケートフォームは何回でもご利用いただけます 。
※募集期間:11月15日 まで (発表は11月下旬か12月上旬頃予定)

PDF版はこちら

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KONAN ライブラリ サーティフィケイトの活動として、本学学生が企画しました。
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新着コーナーに電子書籍版のおすすめを設置

入館ゲートを入ったところにある新着図書コーナーに、電子書籍の新着おすすめを設けました。 該当書籍のQRコードを読み取るとOPACに入ります。

電子書籍は、学内Wi-fiに接続すると、パソコン、タブレット、スマホから閲覧できます。 また、VPNなどを用いると学外からの利用できる電子書籍も多数あります。

 学外利用方法⇒  https://www.konan-u.ac.jp/lib/?page_id=5066