9月の新着本を、図書館1F語学学習室にて展示中です!!
日頃、皆さんも「Hey Siri!」と呼び掛けているかと思いますが、その”Siri”も登場する『Siri, who am I?』という本も入りました!
また、映画化された原著の『Raya and the last dragon(ラーヤと龍の王国)』、『Earwig and the witch(アーヤと魔女)』や、『Star wars』絵本シリーズなど、話題の本も多数所蔵しています📚📚
図書館に来られた際は、是非足を運んでください👣
9月の新着本を、図書館1F語学学習室にて展示中です!!
日頃、皆さんも「Hey Siri!」と呼び掛けているかと思いますが、その”Siri”も登場する『Siri, who am I?』という本も入りました!
また、映画化された原著の『Raya and the last dragon(ラーヤと龍の王国)』、『Earwig and the witch(アーヤと魔女)』や、『Star wars』絵本シリーズなど、話題の本も多数所蔵しています📚📚
図書館に来られた際は、是非足を運んでください👣
図書館報『藤棚ONLINE』
経営学部・池田公司先生 推薦
『 知識創造企業(新装版) 』
本書は、世界的に著名な経営学者である野中郁次郎(一橋大学名誉教授、日本学士院会員)と竹内弘高(ハーバード大学教授、一橋大学名誉教授)の共著です。原本は英語で書かれており、世界で10カ国語以上に翻訳されています。米国では、米国出版社協会からBest Book of the Year(経営学部門)に選ばれ、米国を代表する経営学者ピーター・ドラッカー(Peter Drucker)からは「現代の名著」という最高の評価を受けています。
本書の「新装版」は2020年に発刊されていますが、オリジナルの英語版の『知識創造企業-日本企業におけるイノベーションの力学-』(The Knowledge-Creating Company: How Japanese Companies Create Dynamics of Innovation)は、四半世紀も前の1996年に刊行されています。通常、四半世紀の時間が流れると、大抵の研究書は消滅してしまうものです。しかし、20世紀末に出版された本書は、四半世紀が過ぎた21世紀においても多くの学者、経営者、ビジネスパーソンに幅広く読み継がれています。まさに、ピーター・ドラッカーが述べたように、現代の名著といえるでしょう。
本書は、「①新しい組織的知識創造理論の構築、②日本企業が連続的イノベーションに成功し続けてきたのはなぜかについての新たな説明の提示、③日本と西洋の経営手法を統合する普遍的な経営モデルの開発」(野中・竹内[2020]、385頁)を目的としています。本書の焦点は、「知識の創造に置いてあり、知識そのものには置いていない。われわれの視点から見れば、イノベーションを創造するものは知識創造であって、知識そのものではない。言い換えれば、新しい製品、サービス、システムという形でのあらたな知識が組織内部で創られるプロセスこそ、イノベーション活動を支える基盤」(野中・竹内[2020]、407頁)です。
日本から世界に向けて発信された本書は、ハーバード大学経営大学院(Harvard Business School)の世界的に著名な経営学者であるマイケル・ポーター(Mikael Porter)教授によって「経営理論の真のフロンティア」と高く評価されています。
本書は、400頁を超える労作ですが、甲南大学の学生の皆さんにも、是非チャレンジして頂きたい経営学の優れた文献です。
図書館報『藤棚ONLINE』
法学部・早瀬勝明先生 推薦
『 独学大全 』
「この本はあまり賢くなく、すぐに飽きるしあきらめてしまう人のために書かれた」。「読書猿」というのは、もちろんペンネーム。著者は普通の勤め人で、朝夕の通勤時間と土日を利用して独学に励んでいるのだそうです。「幼い頃から読書が大の苦手で、本を読んでも集中が切れるまでに20分かからず、1冊を読み終えるのに5年くらいかかっていた」。そんな著者が、学ぶための動機付けや計画の立て方、読書の仕方やノートの取り方など、独学に必要なテクニックを750ページ超に渡って書いたのが、本書です。
750ページと聞いて尻込みする人もいるかもしれません。しかし、そもそも本というものは最初から最後まで読む必要はないと、著者は言います。読むのは一部だけでも良いのです。この点は、印南敦史『遅読家のための読書術』にも書かれています。読書=本に書いてあることすべてを頭に入れること、と捉える必要はありません。
大学の勉強がつまらないと感じる人は、とりあえず、大学の勉強は「社会人になる前に、やりたくないことをやる訓練」だと割り切っても良いと、私は思います。興味のあることを学んでいくうちに、以前は興味がなかったこととのつながりに気づくことがあります。 図書館の本棚を見て、なんとなく気になる本を手に取り、めくってみる。まずはそこから始めれば良いと思います。本書を(一部でも)読めば、そのような行動のきっかけが生まれるかもしれません。
図書館入館ゲート入ってすぐのところに、『時間があるときは、SNS・youtubeもいいけど、こんな 電子書籍 はどうでしょう?』と題した電子書籍の特設コーナーを設置しています。
さまざまなジャンルの電子書籍を導入していますので、お試しください。
また、図書館ウェブサイトの『電子図書館』サイト上からもアクセスできます。
図書館報『藤棚ONLINE』
経済学部・足立泰美先生 推薦
『〔エッセンシャル版〕行動経済学』
本書は、人間の無意識の行動に注目した1冊です。ノーベル経済学賞を受賞したハーバード・サイモンは、限定合理性という考え方を提唱しました。人の意思決定には様々な制約がかかるなかで、「必ずしも人は合理的ではない」 とし、合理性に限界があることを認めています。例えば、私たちの記憶力であれ、数的処理能力であれ、限界があります。他の選択肢を十分に検討できずに、私たちは限られた範囲で決断をすることになります。我々が、知らず知らずのうちに行う選択。この人間行動の「癖」を利用したのが行動経済学です。例えば、人間には、利益よりも損失に反応し、将来よりも現在の問題を過大視します。これを、現在バイアスといいます。一方で、人は同調性バイアスをもち、多くの人が行動するのと同じように自分も行動する傾向があります。
このような人間の癖を新型コロナウィルスへの対応に、当て嵌めたらどうなるでしょうか。感染拡大を抑えるために、わが国では、自粛要請による感染拡大防止を図ってきました。しかしながら感染拡大を抑えきれず、数回にわたって緊急事態宣言が発令され、特措法等にも強制力をもたせる改正などが行われてきました。もはや自粛要請だけで感染状況をコントロールすることは困難なのでしょうか。強権発動や経済的なインセンティブに頼らずに、人々を望ましい行動変容に導く手掛かり。それを、行動経済学の知見から本書は紹介しています。新型コロナウィルス感染症によって新しい生活様式の模索が進むなかで、今後の社会をどう望ましいものに変えていくのか。本書を手に取り、未知ある将来に思索を巡らせながら、行動経済学の視点からの、社会のあり方を問い直すのはいかがでしょうか。
本格的な夏が近くなってきました。皆さん、エアコンの温度差で体調を崩したりはしていませんでしょうか。
さて、今年7月より、2020年から延期となった東京2020オリンピック・パラリンピックの開催が予定されています。
コロナ禍の最中、色々と話題には事欠かない状態ではありますが、オリンピック・パラリンピックに出場する選手たちには、心置きなくプレイに集中できる環境となることを祈るばかりです。
そんなオリンピックについて少しでも基本的な知識と興味を持ってもらえるよう、エントランス展示を更新しました。
本学共通教育センター教員でありアジア最速の男と呼ばれた伊東浩司先生にもご協力いただき、過去にオリンピックに出場した際のユニフォームをお借りして展示しています。
オリンピックについてもっと詳しいことを知りたくなったときは、ぜひ「ブリタニカ・オンライン・ジャパン」を使って「オリンピック」を調べてみましょう。英語版サイトでは関連動画もたくさんあって中々面白いですよ!(学外からアクセスする場合はVPN接続をご利用ください)
今回の展示は9月頃まで継続予定です。ぜひ一度図書館1階エントランスに足を運んでみてください。また、展示されている本を閲覧されたい場合は、図書館2階ヘルプデスクにお問合せください。
※7月2日、 経営学部1年生の青山華依さん(体育会女子陸上競技部所属)が 東京五輪の女子4×100mリレーの日本代表メンバーに内定、それにあわせて展示も青山さんの情報を追加しました!悔いのない走りができるよう甲南大学としても応援したいですね!
→ https://www.konan-u.ac.jp/news/archives/3225