投稿者「図書館」のアーカイブ

1月は日曜・祝日も開館します!

後期試験に伴い、1月6日、13日、14日、20日、27日の日曜・祝日は開館します。
【日曜・祝日開館日】
 6日(日)、13日(日)、14日(月・祝)、20日(日)、27日(日)
【開館時間】
 9時~17時

【利用について】
  ○1階および2階の利用、貸出・返却(書庫資料を含む)に限ります。
  ○視聴覚資料、視聴覚ホール、地階閲覧室は利用できません。
  ○レファレンス・相互利用は利用できません。
  ○雑誌館は日曜日・祝日は休館します。
詳しくは1月の開館カレンダーをご覧ください。

年末年始の休館について

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12月26日(水)~1月4日(金)は冬期休業期間のため休館します。
※サイバーライブラリも休室します。
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12月25日(火)は短縮開館(9時~17時)です。(サイバーライブラリは21時まで。)
新年は1月5日(土)より開館します。
>詳しくは図書館ホームページをご覧下さい。
年が明ければ後期試験が始まります。
図書館では、1月は日曜・祝日も開館して皆さんを応援する予定です。
>1月の日曜・祝日開館についてはこちらをご覧下さい。
充実した冬休みが過ごせますよう、よいお年をお迎えください。

『Green Planet』Christine Lindop

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル2】 837/O/2
Title: Green Planet
Author: Christine Lindop
Series: Dominoes ; level 2

この本の表紙に一目惚れし、今回読んでみようと思いました。
内容は自然や環境問題についてまとめたノンフィクション。
環境問題全般について幅広くまとめられており、とても堅苦しい内容ですが写真や挿絵が多く使われているので理解しやすいのではないでしょうか、、、
8章からの構成になっており、章ごとに問題も付いていて、理解の度合いを確認しながら読むことができます。

甲南大学ビジネス・イノベーション研究所 編(著)『ビジネス・イノベーションのプラットフォーム :東アジアの連携に向けて 』

<書籍紹介>
BI研究所では、2010年に文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
(地域に根ざした研究)に「関西地域発イノベーション・プラットフォームの構築」
プロジェクトが採択され、研究を進めてまいりました。
この度、その成果をまとめた『ビジネス・イノベーションのプラットフォーム』
(甲南大学ビジネス・イノベーション研究所編)を2012年11月30日付で同文舘
出版より発行することができました。
関西地域と東アジアの連携による創発型イノベーション・プラットフォーム機能
について理論,事例,実証研究の観点からアプローチし、本プロジェクトに取り
組んだ12人の研究者によって本書は執筆されています。

■『ビジネス・イノベーションのプラットフォーム:東アジアの連携に向けて』
■ 編著者:甲南大学ビジネス・イノベーション研究所
■ 目次および執筆者
第Ⅰ部 連携強化に向けたプラットフォーム機能
第1章 マルチサイド・プラットフォームとイノベーション:中田善啓*1
第2章 プラットフォームと流通・商業の親和性:西村順二*1
第3章 提携形成におけるファシリテーターの役割:三上和彦*1 
第Ⅱ部 イノベーションに関する事例
第4章 国際連携に関する比較研究-国際ビジネスとイノベーションの創発
:杉田俊明*1
第5章 東アジアにみる「創造」と「イノベーション」
-中国、シンガポールの産学連携モデルからの示唆- :マノジュ L.シュレスタ*1
第6章 東アジアのベンチャービジネス環境の現状と課題 :倉科敏材*2
第7章 韓国企業のイノベーション-日本企業はどう対抗すべきか- :高 龍秀*4
第8章 法人企業におけるイノベーション支援の政策税制の日韓比較 :古田美保*1
第Ⅲ部 東アジアと日本の実態比較
第9章 企業目的に関する日韓企業の実比較 :馬場大治*1
第10章 IFRS導入意識に関する日韓企業の実態比較 :若林公美*1
第11章 IFRS導入とIT、管理会計に関する日韓企業の実態比較:長坂悦敬*1
第12章 日韓大学生のキャリア観に関する実態比較:尾形真実哉*3
*1甲南大学経営学部教授
*2甲南大学経営学部特任教授
*3甲南大学経営学部准教授
*4甲南大学経済学部教授

五大学図書館懇談会に参加してきました

11月30日に、甲南大学の属する「五大学図書館懇談会」に参加するため、成蹊大学に出張してきました。五大学とは、学習院大学、成蹊大学、成城大学、武蔵大学、それに本学です(順不同)。関西は本学だけのため、2年後の懇談会は皆さん楽しみにされているようでした。
私はこの役職に就いてから、私立大学の図書館事情について初めてある程度詳しく知ることになりましたが、どこの図書館も立派です。そして、大学図書館は、ちょうどいま、図書館が静かに本を読む場所であるだけでなく、図書館が保有しているデータベースの利用、ネットワークを利用した知識の探索、そして、グループ学習の場として大きく変わりつつあります。最近訪問した、立教大学も成蹊大学も、図書館は新築でしたので、やはり、衝撃的でした。
下の写真は成蹊大学図書館です。キノコのようなグループ学習室がとても衝撃的でした。人気があるそうです。こういうところは、「入ってみたい」という人間の本能が働くのかもしれません。
IMG_1463.JPG
本学図書館も、これから大きく変わっていかなければならないと考え、我々もいろいろと模索中ですが、学生の皆さんには、まず、現在の図書館に足を運んでみてほしいと思います。そうすることで、我々も、学生が利用する状況をみることができ、何が必要なのか、甲南大学の学生にとってよりよい図書館がどういうものか、わかってくることもあると思います。

大津眞作著『思考の自由とはなにか -スピノザとシモン・ランゲにおける自由-』

<教員自著紹介>
この本は題名の通り、思考の自由について考察したものです。
思考というのは、皆さんは初めから「自由」だと思っているでしょう?
でも、決して思考は自由ではないのです。人間がやっていることは、
神様がやっていることと決定的に違っていて、すべてが限界を持って
います。その限界とは何かというと、恐ろしいことに、それは「現実」
の限界、つまり本当にこの世に存在する物質的条件や環境の限界性なの
です。想像力を考えてみて御覧なさい。それはすべて現実に「切れ端」
として存在しているものばかりでしょう?鉄腕アトムは、原子力エネル
ギーの物理学的発見がなければ、想像できなかったことでしょう?
私はこの本で、人間の思考はすべて必然的であって自由ではない、と
主張しています。そうすると、思考を変えるには、考え方を変えるには、
現実を変えなければなんともならない、ということになるでしょう?
そしたら私たちは、すぐに卵が先か、ニワトリが先かという問題にぶつ
かります。私は、この本のなかで、思考の自由を主張する哲学者を取り
上げて、彼がなぜ自由を主張したのかを研究し、一つの結論に至りました。
すなわち、自由を主張する人々は、すべて現実に自由を持っていない人々
なのだ、というのがその結論です。ワイルドでしょう?
ですから、思考を現実につなげることがとても大事なことなのです。

■『思考の自由とはなにか – スピノザとシモン・ランゲにおける自由 – 』
■著  者 大津 眞作 文学部社会学科 教授
■請求記号 133// 2021 
■配架場所 1階開架一般
■ 先生からのお薦め本
 『倫理の大転換』(行路社) 私の本です。私が翻訳したランゲの
 『市民法理論』(京都大学学術出版会)。高い本ですが、現在の貧困な
 現実を考えるのにとても役に立つ本です。