投稿者「図書館」のアーカイブ

就職活動のためのデータベース講座を開催しました

10月25日、26日に、『日経データベース使い方講座』を、11月13日に『eolを使った企業分析講座』を開催いたしました。
どちらの講座も、就職活動での企業分析や業界分析をデータベースを使って調べるための講座です。
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◎日経データベース使い方講座
どうやれば、新聞や雑誌から客観的な情報を収集することができるかという講座でした。
【『日経テレコン21』の活用ポイント!】
・「きょうの新聞」メニューから、最近のニュースがチェックできる。
・『日経新聞』だけでなく、『日経MJ』(流通・マーケティング情報の専門紙)などの関連紙も調べることで、今何が流行っているのかを知ることができる。
・新聞記事だけでなく、企業情報や人事情報も調べることができる。
【『日経BP記事検索サービス』の活用ポイント!】
・『日経ビジネス』といったビジネス雑誌の記事は、新聞よりも深く掘り下げた内容であるため、わかりやすい。
◎eolを使った企業分析講座
eolは『有価証券報告書』のデータベースです。1社につき、100ページもある『有価証券報告書』のどこをチェックすれば、就職活動に利用できるのかという講座でした。
【『有価証券報告書』の活用ポイント!】
・「主要な経営指標等の推移」、「沿革」、「事業の内容」、「業績等の概要」から企業の概況を知ることができる。
・「従業員の状況」から、従業員の置かれている状況を知ることができる。
・「対処すべき課題」、「事業等のリスク」から企業の抱えている問題を知ることができる。
今回使用した『日経テレコン』、『日経BP記事検索サービス』、『eol』は図書館ホームページの『情報検索データベース』から利用することができます。
日経以外の新聞記事データベースなど、他にも有用なデータベースがたくさんありますので活用してください。
参加できなかった方は、当日の資料が図書館とキャリアセンターにあります。使い方が分からない場合は、図書館2階 レファレンス・相互利用カウンターにお問い合わせください。
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西山隆行 著・編集『マイノリティが変えるアメリカ政治』

<教員自著紹介>
2012年の米国大統領選挙は現職のオバマが勝利しました。景気が悪く、失業率も
高い中、黒人の9割、中南米系の7割がオバマに投票し、オバマはマイノリティに
よって選ばれた大統領となりました。
2050年には白人が少数派となると予想される米国で、マイノリティの支持を背景
とする民主党が優位を確立するのでしょうか?
本書は『白人の国』でなくなりつつある米国政治の地殻変動を解明します。

■『マイノリティが変えるアメリカ政治』
■ 著・編集 西山 隆行 法学部 教授
■ 請求記号 312.53 // 2120 
■ 配架場所 1階開架シラバス
■ 先生からのお薦め本
  西山隆行『アメリカ型福祉国家と都市政治』2008年

☆2013年8月20日 付記
 西山先生が2013年8月14日(木)のNHK「視点・論点」で、
 この本の内容を元に「アメリカ移民法改革の動向」について解説されています。
 詳細はこちら

『THE DRINKING GOURD』F.N. Monjo

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル2】 837/I/2
Title: THE DRINKING GOURD
Author: F.N. Monjo ; pictures by Fred Brenner.
Series: An I can read book ; level 3

主人公トミーはやんちゃな子で、ある日教会の集会中に外にいたガチョウにいたずらをし、父親に家へ追い返されてしまいます。そして家に戻り、遊んでいた納屋で黒人一家が隠れているのを見つけてしまうのでした。
実は黒人一家は、トミーの父親が厳しい奴隷制度から逃れるため、かくまっていた事をトミーは知り、父と共にこの一家をカナダへ逃がすことを決心します。
逃がす途中で、黒人一家を追ってきた保安官に呼び止められてしまい、トミーがとった行動とは!?
一家は無事、目的地までたどり着けるのか?
つらいテーマでありながら、親子のきずなと人種差別に疑問を持つ人々の勇気ある行動を伝える感動的なストーリーです。

店頭選書を実施しました。

10月11日(木)、MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店にて、図書館の本を学生3名と職員が選書しました。
書棚から、選んだ本をハンディーターミナルで裏表紙のISBN(バーコード)をスキャンしていきます。

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**文学部4年 鼻野さん からのコメント**
司書の方々や院生の先輩に混ざって、緊張しながらお手伝いしてきました。
それぞれの分野やフロアごとに担当を分けられスタートした選書。私は専門の社会・人文系のみだったのにも関わらず、細かく丁寧にジャンル分けされたたくさんの本に圧倒されてしまいました。
あれも読みたい、これも面白そうと、惹かれる本は多くありましたが、その中でも読みやすさや使いやすさを考えながら、ハンディ片手に、気分だけはなりきり司書。
一つ一つの本棚を抜けのないように見つめていると、自分では手に取らないような本との出逢いもあり、どれだけ選り好みしていたのかを痛感しつつも、少し視野が広がったように思います。
私たちが普段当たり前のように検索して読んでいる本は、こんな図書館員の方々の選択眼と地道な作業によって成り立っているんだなと改めて感謝でした。
いつか私が選んだ本が図書館に入った時、一人でも多くの人に手にとってもらえたら嬉しいなと思います。
責任ある大変なお仕事だと思いますが、楽しみながら参加させてもらいました。
ありがとうございました。

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**大学院 情報システム工学専攻 山根さん のコメント**
図書館に入れる本を選ぶということで非常に悩みましたが、わかりやすくて内容もしっかりした本を選びましたので、図書館を利用される皆さんに、活用していただければ嬉しいです。

ご協力いただいた学生さん、ありがとうございました。
店頭選書は年1~2回実施しています。
興味を持った人は是非次回参加してみてくださいね。

『The Canterville Ghost and Other Stories』Oscar Wilde

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル4】 837/P/4
Title: The Canterville Ghost and Other Stories
Author: Oscar Wilde
Series: Penguin readers ; level 4

「幸福な王子」、「ドリアン・グレイの肖像」などで知られるオスカー・ワイルドの短編が3つ収録されています。
●表題作『The Canterville Ghost』
英国のカンタヴィル猟園にアメリカ大使の一家が越してくるが、お屋敷には数百年前からカンタヴィル卿の幽霊が住み着いていた。なにごとも合理的なアメリカ人一家とロマンチストな幽霊の攻防の末に、カンタヴィル卿はある結論にたどり着く。
●『Lord Arthur Savile’s Crime』
アーサー・サヴィル卿は結婚を控えたある日、パーティーで占い師に「あなたは殺人を犯す」と予言されてしまう。責任感の強いサヴィル卿は、結婚式までに完全犯罪を遂行しなくては、という思いに捕らわれ、実行するがなかなかうまくいかなくて・・・。
●『The Sphinx Without a Secret』
“私”がパリのカフェで久しぶりに会った友人の表情には暗い影が漂っていた。理由を聞くと、謎のある美しい女性を愛してしまったのだという・・・。
ユーモアがあって皮肉もたっぷり、そしてちょっと怖い短編集です。

『THE ADVENTURES OF TINTIN Vol.4』HERGÉ

語学学習室からのBookReviewです☆
【レベル4】 830/H/4
Title: THE ADVENTURES OF TINTIN Vol.4
Author: HERGÉ

世界中で愛されているエルジェの名作コミック。
この1冊に3話掲載されています。1話目は、去年スピルバーグ監督が映画化した作品の原作にもなっていました。現在もどこかに隠されているというレッド・ラッカムの秘宝を見つけることができるのか・・サメとの格闘シーンがちょっと笑えます。他の話にも共通して必ず登場する、自然界の敵との戦いが見所です。
エルジェの魅力は、ハラハラするストーリー展開と、個性的なキャラ達をとってもおしゃれに描いているところでしょう。タンタンは知的で勇気があり、いつも全力で前進していて爽やかです。いつも話が噛み合わない博士や、お酒に目が無いハドック船長、見た目も中身も瓜二つのデュポン&デュボン警部‥。皆、タンタンと深い信頼でつながっています。是非注目していただきたいのが、相棒のスノーウィーです。表情や体の動きだけで、その勇敢な性格や可愛いらしさが伝わってきますが、稀にしゃべるシーンがありますので、探してみてください。