2.おすすめの本」カテゴリーアーカイブ

「18歳からの自炊塾 : 九州大学生き方が変わる3か月」(KONANライブラリサーティフィケイト学生企画『〇〇の秋で本に出会おう!』)

KONANライブラリ サーティフィケイト学生企画『〇〇の秋で本に出会おう!』で、企画者のSさんが紹介した本です。

 

比良松道一著「18歳からの自炊塾 : 九州大学生き方が変わる3か月
東京 : 家の光協会 , 2020.11

 

「包丁を使って料理を作る。料理を美しく皿に盛りつけて配膳する。毎日食べられることに感謝を抱く。」

九州大学には、「自炊塾」と呼ばれる人気授業があります。期間中に40回以上の自炊をこなすなど、「履修条件が厳しい」と言われているにも関わらず、毎年25人の定員の枠に3~5倍の学生が殺到します。

食欲の秋として、これから自分で料理をしてみたい!と思う人のモチベーションが上がる1冊です。

「本を読む人だけが手にするもの 」(KONANライブラリサーティフィケイト学生企画『〇〇の秋で本に出会おう!』)

KONANライブラリ サーティフィケイト学生企画『〇〇の秋で本に出会おう!』で、企画者のSさんが紹介した本です。

 

藤原和博著「本を読む人だけが手にするもの
東京 : 筑摩書房 , 2020.5

 

本嫌いの人でも読書習慣が身につく方法。結論。なんのことはない、数が勝負なのだ

本文には「量は質に転化する。300冊を超えたあたりから自分の中から言葉があふれ出すようになった。」とあったように、量を積み重ねることで、自然と言葉が出てくるとありました。大学の授業でも教授が、まず書くのが上手くなりたければ、読むことが大事とおしゃっており、読む力は書く力と相関すると、言っていたことに似ていると感じました。

「ものの見方が変わるシン・読書術 」(KONANライブラリサーティフィケイト学生企画『〇〇の秋で本に出会おう!』)

KONANライブラリ サーティフィケイト学生企画『〇〇の秋で本に出会おう!』で、企画者のSさんが紹介した本です。

 

渡邊康弘著「ものの見方が変わるシン・読書術 」
東京 : サンマーク出版 , 2021.6

 

「朝に見た情報によって、その1日の大半が決まってしまう」

『朝起きたら、本を1冊たった3分でいいから、読んでみることだ。
「今日1日をいい日にしたいので、そのヒントをください」と言い、パカッと開く。』

朝に3分だけでも本を読んでみようと思えたフレーズです。読書を始めてみたい方におすすめです。

[藤棚ONLINE]経営学部・杉田俊明先生コラム「グローバル経営関連研究へのいざない」

図書館報『藤棚ONLINE』
経営学部・杉田俊明先生コラム「グローバル経営関連研究へのいざない」

 グローバル経営を研究し、関連専門科目を担当する筆者が学部生にまずお勧めしたい参考書は、『グローバル経営入門(新装版)』(浅川和宏著、日経BP、2022年刊、第2版)です。

 タイトルに「入門」、と示されている通り、本書は、グローバル経営についてどうとらえたらよいのか、などについて、数ある関連専門図書のなかでは相対的に読みやすい書物となっているのが、その第一の理由です。

 そして、本書はグローバル経営からみた戦略論、組織論やマネジメント、人的資源管理、グローバル経営と異文化との関係などについても紹介し、グローバル経営関連研究がカバーする領域の広さを示しながら、それら概容をある程度まとめられているのが第二の理由です。

 ところで、実際に本書を手に取って読み始めた一年生や、関連専門科目をまだ履修していない学生からは早速、「どこが読みやすいのか」と、クレームを付けられるかもしれません。その理由は、大学に一般的にある専門科目は(経営学部の例でみれば)戦略は戦略論、組織は組織論、というように、それぞれ一つの領域のものを学ぶに対して、グローバル経営は最初から多くの領域を跨ぐものとして「ややこしい」、と思われているかもしれません。

 理由のもう一つは、一般的な参考書や教科書から、あるいは、基礎や専門科目のなかで、一般に目にすることも聞くこともない、専門的な概念や理論が本書において頻出していることかもしれません。エントリー・モードや、OLIパラダイム(所有の優位、立地の優位、内部化の優位)などがその典型例だと思われます。

 しかし、これらこそがグローバル経営関連理論の土台であり、グローバル経営関連研究の神髄に触れ始めるものでもあります。筆者が本書を勧める最大の理由は実はこの点にあります。

 グローバル経営は実態として今の世界では日常になりつつありながらも、それは単なる一般経営の延伸、といまだ誤認される向きがあります。本書を閲読すれば、グローバル経営関連研究は経営学を横断的に包摂し、グローバル経営固有の理論を含め、エリアスタディーズやグローバルスタディーズ、地政学なども含むものとして理解できるようになるはずです。

 つまり、広範囲、横断的な学びに加えてグローバル的な課題に即応する能力を養うのがグローバル経営関連学びともいえます。グローバル社会での活躍を目指す者に勧めたい研究領域であり、本書の閲読がそのステップの一つになることを期待しています。

【第7回 甲南大学書評対決】 絹田村子著 『数字であそぼ。 (1) ~(10)続刊』

10月26日(木)に開催された第7回 甲南大学書評対決(主催:甲南大学生活協同組合)で紹介された本です。

 

マネジメント創造学部教授 木成 勇介 先生からのおすすめ本です。

書名 :数字であそぼ。
著者 : 絹田 村子
出版社:小学館サービス
出版年:2018年

先生の三冊目のおすすめ本です。

大学の勉強が難しくて全然理解できない。でも大学の先生に質問するのは嫌だ。質問しようにも何をどう質問すればいいのかわからないし、そもそも何がわからないのかもわからないから怒られそうだ。私にもそんな頃がありました。そんな時は、周りの友達と一緒に勉強してみてはいかがでしょうか。

本書は大学数学の授業についていけなくて挫折してしまった主人公が友人たちの力を借りながら数学の楽しさを理解していくマンガです。

大学の勉強が難しくて困った、そんな時は主人公たちが学生生活を楽しみながら学問の壁を乗り越えていく姿を見て勇気をもらいましょう。

 

第7回 甲南大学書評対決、生協書籍部で実施中! | 甲南大学図書館ブログ (konan-u.ac.jp)も合わせてご覧ください!

【第7回 甲南大学書評対決】 吉森保著 『Life science : 長生きせざるをえない時代の生命科学講義』

10月26日(木)に開催された第7回 甲南大学書評対決(主催:甲南大学生活協同組合)で紹介された本です。

 

マネジメント創造学部教授 木成 勇介 先生からのおすすめ本です。

書名 :Life science : 長生きせざるをえない時代の生命科学講義
著者 : 吉森 保
出版社:日経BPマーケティング
出版年:2020年

先生の二冊目のおすすめ本です。

大学の先生は突然怒り出すことがあって怖い。でも妙に優しい時もあってそれはそれで怖い。大学の先生には変な人が多い。そう思っていませんか。私は学生時代からずっと思っていました。大学の先生になった今、自分自身について考えてもそう思います。

本書はそんな大学の先生との上手な付き合い方が学べる本。ではありませんが、本書1章「科学的思考を身につける」では、大学の先生がどのように考え、何をしているかについて学べます。大学の先生に対する理解が少し深まると同時に、エセ科学に騙されない科学的な考え方が身につくはず。2章以降は生命科学の最先端について素人にもわかりやすく書かれています。

本書を読めば、研究とは一体何をどうすることなのか、科学とは何なのか、竿先端の生命科学では何がどこまでわかっているのかについて学べます。大学生だけでなく大学に関わる全ての方にお勧めします。

 

第7回 甲南大学書評対決、生協書籍部で実施中! | 甲南大学図書館ブログ (konan-u.ac.jp)も合わせてご覧ください!