100冊多読チャレンジ 達成者インタビュー

2024年10月22日に『多読チャレンジ』100冊を達成されました!

島村 大地(しまむら だいち)さん フロンティアサイエンス学部 生命化学科 3年次生

 多読は楽しみながら、たくさんの英語に触れていく学習法ですが、長く続けていくと、しんどくなりそうな時もあるようです。そんな時は、簡単なレベルの本に戻って、スラスラ読める楽しさを取り戻していると教えてくれました!

 以下は、ご本人のアンケートによるものです。


Q.『多読チャレンジ』達成のために意識していたことはありますか。

A.読める本をまずは読んでいこうと心がけていた。
 もっと読みたい日はレベルを上げて読んでいった。

Q.『多読チャレンジ』を続けていて実感した効果はありますか?

A.新しい単語が出やすい本を読んでいたことから、知らないことを知れるということが多く、
 終盤では知っている単語がほとんどになっていたこと。

Q.これまで読んだ中で、新たにお気に入りの本がありましたら教えてください。

A.「Cheese –Rolling Races」
 大会自体は聞いたことがあったが、人が転がるようなシーンがとても面白いと感じた。

Q.現在、チャレンジ中の「多読チャレンジャー」に向けてアドバイスがありましたらお願いします。

A.レベル0の簡単な本であれば、最初は本を読むことに抵抗があるところを取り払うことができ
るかもしれないため、読める本から読んでいく方が良い。


 甲南大学図書館では、多読チャレンジャーを随時募集中です。
 英語多読学習に興味のある方は図書館1階カウンターでエントリーしてみてください!
 25冊以上達成すればKONANライブラリサーティフィケイトの2級以上の要件にも適用されます!

☆2024年度から、継続しやすい新ルールになりました!
 いつからでも参加できますので、ぜひチャレンジしてみてください!

75冊多読チャレンジ 達成者インタビュー

2024年10月15日に『多読チャレンジ』75冊を達成されました!

伊場田 扶弥(いばた ふみ)さん 文学部 歴史文化学科 3年次生

 多読のルールに沿って、ご自身で工夫しながら、楽しみながら続けていることを、私たちスタッフも嬉しく思っています!
 今回読んだ本の中から、他の人にも読んで欲しいオススメの本を紹介してもらいました!

 以下は、ご本人のアンケートによるものです。


Q.今回読んだ本のなかで、印象に残った本(勉強になった・初めて知った・怖ったetc)は、ありますか?

A.レベル3の洋販ラダーシリーズ『Emma and the Boy Next Door』(エマと隣の少年)が、読んでいて非常にわくわくして面白かったです。どんどんと話のスケールが大きくなっていき、エマと一緒の気持ちになって冒険することが出来ました。最後の展開も、とても幸せな気持ちになります。冒険好きな方にはぜひ読んで欲しいです。

Q.75冊を達成されたご感想、語学学習室へのご要望などありましたらご自由にお書きください。

A.長いようで意外ともう75冊を迎えました。今はレベル3を読めているので、そろそろレベル4にも挑戦したいです。最近映画のハリー・ポッターを観たので、原作も読みたいと思っています。上記でオススメした洋販ラダーシリーズは、行間が空いていて個人的には読みやすかったです。行間が詰まっていると文字量に圧倒されて読みにくいので、本を買う機会がありましたら行間にも注目して欲しいです。年内に100冊を目指します!!


 甲南大学図書館では、多読チャレンジャーを随時募集中です。
 英語多読学習に興味のある方は図書館1階カウンターでエントリーしてみてください!
 25冊以上達成すればKONANライブラリサーティフィケイトの2級以上の要件にも適用されます!

☆2024年度から、継続しやすい新ルールになりました!
 いつからでも参加できますので、ぜひチャレンジしてみてください!

経済学部 石川 路子先生へのインタビュー

経済学部2生 海野 朱音さんが、経済学部 石川 路子先生にインタビューを行いました。(KONAN ライブラリ サーティフィケイト)

 

・本はどれぐらいの頻度で読まれますか?

毎日仕事を含め、何らかの形で本は読んでいます(会議等で時間が取れない場合は難しいですが)。昔は、通勤時間が長かったので、電車の中でよく読んでいました。最近は、講義前や昼食時間など落ち着きたい時に読んでいます。

 

・本を選ぶときに意識していることはありますか?

仕事の場合は、自分の視野を広げてもらえるものを選ぶことでしょうか。例えば、「貧困」に関係する本を探そうと思ったときに、普通は自分が学んでいる分野のコーナー(経済学部なら経済関連のコーナー)から探しますよね。ですが、「貧困」は年齢、経済学ではなく社会学など様々な視点から見ることができます。このように、「貧困」という最短ワードから自分が知らなかった視点を得られる本を選ぶよう意識しています。

娯楽の場合は、好きな作家さんの小説を中心に選ぶことが多いですが、周りの人からおすすめされた本を買うこともあります。自分の中の本の知識は限られているので、視野を広げるという点でも周りの人からの情報は大切にしています。

 

・学生におすすめしたい本はありますか?

個人的に好きな作家さんが伊坂幸太郎さんです。
「伏線回収」が絶妙なので、学生さんにもぜひお勧めしたいです。一番衝撃を受けた本は『ラッシュライフ』という長編小説ですが、初めて伊坂幸太郎の本を読む人には『死神の精度』という短編小説をおすすめします。短編小説だと思って読んでいると、最後にどんでん返しがあり、何度も読み返したくなる本です。私が初めてこの本を読んだときは、自分の想像力がどんどん掻き立てられ、自分に合う本に出会えたと感じました。

 

・学生に向けて一言!

自分の想像力を身につけるのに、本は最も適したツールだと思っています。文章を読み解くことが苦手という人も多いですが、本はアニメや映画と違い、自分でキャラクターや風景を想像します。この「想像」という本好きのキーワードを大切にしながら、自分の視野を広げるためにも、ぜひいろいろな本にチャレンジしてほしいと思います。

 

 

(感想)

私の本選びに対する意識が変わるインタビューでした。特に、石川先生が「自分の視野を広げてもらえる」ものを選んでいるとおっしゃった時、私にはない考えで驚くと同時に、改めて考えると確かにそうだとすんなり受け入れられました。そして、今後用途を問わず本を選ぶときには、この考えや視点を意識してみたいと感じました。

 

(インタビュアー: 経済学部2生 海野 朱音さん

須佐元(理工学部)『輻射電磁流体シミュレーションの基礎』

■『輻射電磁流体シミュレーションの基礎
日本評論社 , 2024.1
■ ISBN  978-4-535-60344-8

■ 請求記号 440.12//2041
■ 配架場所 図書館1階・教員著作コーナー
■ 編著者 松本倫明, 大須賀健, 須佐元(理工学部)著

<自著紹介>
 天体現象は磁気流体・重力・化学反応・核反応・輻射輸送など、非常に多くの要素を含み、これを理論的に研究するためには必然的にコンピュータシミュレーションの助けを借りる必要があります。本書はそのための基礎となる輻射電磁流体シミュレーションの具体的方法についてかなり実践的に記述しています。天文学・宇宙物理学を志す学部上級生から大学院生に手に取っていただきたいと思います。

第9回 甲南大学書評対決、生協書籍部で実施中!

甲南大学生協の書籍部にて、第9回 甲南大学書評対決  実施中です。

書評対決とは・・・甲南学園および甲南大学の教職員と学生団体がそれぞれ”おすすめの3冊”の書評を執筆・発表し、BOOKCAFE(iCommons4階)、Books&Support(学友会館北館)、The CUBE SHOP(西宮キャンパス)、FIRST SHOP(ポートアイランドキャンパス)で展示販売し、その売上冊数によって勝敗を競う企画です

今回は、グローバル教養学環 STAGEチーム1年生 稲垣 秀亮さん、岡山 奈津希さん、玉岡 穂ノ佳さんと、法学部教授の竹内 健互先生の対決です!

 

 

 

 

前哨戦として10月22日(火)に、グローバル教養学環 STAGEチームと竹内先生による本のプレゼン対決が行われました!会場にはSTAGEのみなさんや、竹内ゼミのみなさんがたくさん応援に来られており、大盛況でした!

 

STAGEチームのみなさんは、発表前は大変緊張されている様子でしたが、自己紹介ではみなさん趣味は犬の散歩🐕と答えられ会場を笑いに包み、会場はとてもいい雰囲気でした✨

 

 

緊張の様子が伝わってきます!

 

 

それでは、早速プレゼンスタートです!

 

 

STAGEチーム1人目は玉岡 穂ノ佳さん。元気いっぱいに発表してくれました!著書の本田 健さんよりビデオメッセージの応援もあり、非常に喜ばれていました。内容も良く読み込まれていることが伝わり、学生のみなさんは特に読んでみたい!と感じたのではないでしょうか?
【第9回 甲南大学書評対決】 本田健著 『20代にしておきたい17のこと』

 

 

 

 

続いては竹内 健互先生。ゼミ生からの応援メッセージや、現地にも応援に来られていたりとゼミの雰囲気がとても素敵だなと感じました!ノー準備ですが・・・とのことでしたが、さすが先生、本当にノー準備なのか?と周りから声が聞こえてくるほどお上手なプレゼンした!
【第9回 甲南大学書評対決】 ミシェル・フーコー著 『監獄の誕生 : 監視と処罰 新装版』

 

 

 

STAGEチーム2人目は稲垣 秀亮さん。お父様からおすすめされた本、ということで発表してくれました。重いストーリーをよく理解し、分かりやすくまとめておられ、当館職員からも読んでみたいと!の声があがりました!
【第9回 甲南大学書評対決】 伊岡瞬著 『代償』

 

 

 

続きまして竹内先生の2ターン目。神戸御影が舞台になっている作家のお話です。使われる文字は一文字ずつ消えていく世界でストーリーはどう進むのか、どのように結末を迎えるのか、非常に読んでみたい!と思わせてくれるプレゼンでした!
【第9回 甲南大学書評対決】 筒井康隆著 『残像に口紅を 復刻版』

 

 

STAGEチーム最後は岡山 奈津希さん。著者の寺地 はるなさんからの素敵なメッセージを真剣な顔で見ていらっしゃってのが印象的でした。現代ならではの人と繋がりをよく理解されているからこそ、みなさんにおすすめしたい1冊なのだろう。そんなプレゼンでした。
【第9回 甲南大学書評対決】 寺地はるな著 『川のほとりに立つ者は』

 

 

 

竹内先生のラストターン。刑法をご専門にされている先生だからこそ、短い時間で刑法の奥深さが伝わるプレゼンをしてくださいました。刑法に興味がある方も、そうでない方も、全員が読んでみたい!と思われたのではないでしょうか?
【第9回 甲南大学書評対決】 高橋則夫著 『刑の重さは何で決まるのか』

 

 

今回も本当に素晴らしいプレゼン対決となり、観客のみなさんは非常に感心され、感嘆のお声も聞こえてきました!

 

以上のプレゼン対決では、STAGEチームの学生3名が勝利しました!
🎉おめでとうございます🎉

 

 

STAGEチームは1期生のため、全員1年生であるにもかかわらず、全員本当に素晴らしいプレゼンをしてくれました!また本を読む力も非常に高く、竹内先生も高く評価されていました。
竹内先生も学生には難しいであろう本をご紹介してくださいましたが、学生のみなさんは特に読んでみたくなったのではないでしょうか?そんな素晴らしいプレゼンでした!

 

※プレゼンされた本の紹介は下にも続きます!ぜひスクロールしてご覧ください!

 

 紹介された本は、~11/22の売り上げで勝敗が決まります!結果は11/27に発表されます。ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか?

 書評対決は今後も年に2回開催予定です。「おもしろい本」を探しにぜひチェックしてみてください!

【第9回 甲南大学書評対決】 寺地はるな著 『川のほとりに立つ者は』

10月22日(火)に開催された第9回 甲南大学書評対決(主催:甲南大学生活協同組合)で紹介された本です。

 

グローバル教養学環 STAGEチーム 1年  岡山 奈津希さんからのおすすめ本です。

 

 

書名 :川のほとりに立つ者は 
著者 : 寺地はるな
出版社: 双葉社
出版年:2022年

「川のほとりに立つ者は、」の続きが気になる、そんなプレゼンをしてくれました。

 

以下、岡山さんからの書評です。

 

「あなたはあなたの大切な人のことをどれだけ知っていますか?」と問われるとあなたはどのように答えますか?もしかしたら何もかも知っていると言い切る人もいるかもしれません。また、このような言葉もあります。「川のほとりに立つ者は、水底に沈む石の数を知りえない」この言葉の意味をあなたはわかりますか?

この本にはこれらの問いの答えが隠されています。この本は私たちがまさしく経験したコロナ禍により、人と人の繋がりがわかりにくくなっている中で、人間関係の難しさを描いたお話です。この小説にはミステリー要素もあり、一体「当たり前」とは何だろうと考えさせられるような作品です。

この本を読んだあなたは、明日からきっとあなたと関わるたくさんの人にやさしくなれる、と私は思います。ぜひこの本をたくさんの人に読んでいただきたいです。

 

 

第9回 甲南大学書評対決、生協書籍部で実施中!

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