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| 藤川清史 教授 |
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2006.02.17配信 |
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ジョークですが「日本の常識は世界の非常識」といわれることがあります。
これはもちろん正しくないのですが、日本国内だけを見ていては「井の中の蛙」になることも間違いないでしょう。
1990年代初頭の湾岸戦争では、それまでの日本人が聞きなれない「国際貢献」という言葉が使われるようになりました。
筆者はちょうどそのころ国連本部で働いていました。国連といえば安全保障理事会が目立ちますが、経済社会理事会というのもあって、
筆者の部署は後者に連なる経済社会局統計部でした。
日本で「国際貢献」というと、湾岸戦争当時は戦費を拠出することで、
イラク戦争後の現在では軍事要員を派遣することになってしまいました。
しかし、国際貢献をそう定義するのは、まさに井の中の蛙的発想だと筆者は思います。
日本の国連での拠出金のシェアは全体の20%近くになっていますが、専門職員のシェアは5%程度に過ぎません。
これでは国際社会が日本は国際貢献を望んでいるとは思わないでしょう。生意気なことを言わせていただければ、
筆者の統計学と経済学の知識は社会経済面での国際貢献だったと思っています。
甲南大学EBAの学生諸君は、経済・経営の専門知識を英語社会で活用できる能力をもつことになります。
日本人は少々シャイですので自分の専門知識の国際貢献度を過小評価するようですが、
敗戦国がここまで発展したのを見ればそれが杞憂であることは明白です。
甲南大学EBAで、皆さんは経済・経営の知識が国際貢献の重要要素であることに気づくはずです。
国際機関で働いて軍事以外の国際貢献するのも皆さんの将来の選択肢に加えてみませんか。 |
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