本の紹介:『近代日本の海外地理情報収集と初期外邦図』

2017年2月、『近代日本の海外地理情報収集と初期外邦図』(小林茂編、大阪大学出版会)が出版されました。この本では、日清戦争までに日本軍が作製した初期外邦図の全容やその作製過程を明らかにしています。外邦図とは、第二次世界大戦以前に主に日本軍が作製した国外の地図を意味します。この本のなかで、鳴海も、2012年度の在外研究期間やその後も実施した米議会図書館や米公文書館で調べたことを書きました。現在、科研費・基盤(B)「日本における近代初期海図の集成と東アジア海域における西洋海図との相互関係」を得て、研究を進めているところです。(鳴海邦匡)

エリアスタディーズⅧでタイ・チェンマイへ

私は、2017年2月21日から27日の1週間、「エリアスタディーズⅧ」として、タイ・チェンマイに中辻先生の引率のもと行きました。事前学習でタイの山地民や食文化を学び、いざ乾季のタイへ。タイでは、チェンマイ大学の大学生との交流や日タイ合弁企業・NGO施設の訪問、寺院の見学を行いました。また、ナイトマーケットで土産物を購入したり、日本では馴染みのない果物や食べ物に挑戦したり、ゾウに乗ったりと、とても盛りだくさんの体験でした。タイは、若いうちに行け の言葉の通り、大学生の時だからこその素晴らしい経験になりました!(2回生・野尻あかり)

卒らぼ:歴史文化学科の卒論発表会

2017年2月24日、4回生による卒論発表会が昨年度に引き続き行われました。今回は、1、2回生の参加も増え、昨年に比べて活気が増しました。卒業論文とはどんなものなのかというだけでなく、先輩方が大学生活の中で何を思い、考えて過ごしていたのかが垣間見えるとても有意義な会でした。ビデオでの教授と先輩の対談では普段は聞けないような、卒論や口頭試問の裏側も聞くことができ、より一層卒論への意識が高まった時間となりました。(3回生・椿野佑太)