『大学的神戸ガイド』の紹介

甲南大学で進めるプレミアプロジェクトの一環として、『大学的神戸ガイド』(2021、昭和堂)という本を出版しました。この本には歴史文化学科の全教員が参加し、六甲山の成り立ち、中世の錯綜した地域史、海と山を結ぶ近世の街道、港町神戸における文化的交流など、それぞれの専門的立場から私達にとって身近な神戸のことをアカデミックに紹介しています。本学図書館や歴史文化学科図書室にもこの本は置いていますので、ぜひ、手に取って読んでみて下さい。そして、読んだ感想や気が付いたことを、執筆した教員に伝えてほしいと思います。(佐藤泰弘)

東谷ゼミ巡検@京都

東谷ゼミは2021年3月29日、京都に遠足に行きました。訪れた北野天満宮・平野神社・嵐山はどこも桜が満開で、とてもいい季節に行くことができました。特に平野神社の桜は美しく、風が吹くたびに桜吹雪が舞ってとても綺麗でした。また、京都の有名どころだけではなく、住宅街の中に残る聚楽第跡地など知る人ぞ知る場所に訪れてとても面白かったです。先生の案内がないと絶対に行かない場所ばかりだったので、ちょっとした探検気分を味わうことができました。私自身も自粛で京都に長い間行けなかったので、とても楽しかったです。(2回生・徳留亜美)

2020年度卒業論文・垂水颯輝(髙田ゼミ):神聖ローマ帝国における帝国郵便の成立と発展 ―皇帝の役割を中心に―

16世紀以降のハプスブルク家の台頭は当時の社会システムにも大きな変革をもたらしました。それまでの輸送システムは徒歩や騎馬による飛脚制度が主流でした。しかし、1490年にハプスブルク家のマクシミリアン1世がヴェネツィアで飛脚問屋を営んでいたタクシス家と郵便契約を結び、それまでの飛脚制度ではない郵便制度という新しい社会システムが誕生しました。この郵便制度は通信・運輸の基幹になるとともに、「コミュニケーション革命」の原動機として、新聞・雑誌・旅行・金融等の発展を支えました。今回の卒業論文では、その郵便制度の成立と発展の過程、それらに関する皇帝の役割を中心に論じています。


ベルンハルト・シュトリーゲル「皇帝マクシミリアン1世の家族」(1515)
https://ja.wikipedia.org/wiki/マクシミリアン1世_(神聖ローマ皇帝) より引用 

2020年度卒論発表会

2021年3月9日(火)に、5‐23教室において卒論発表会が開催されました。今年は感染症対策のため、オンラインと対面の併用で行われましたが、学生と教員合わせて30名が参加しました。垂水颯輝さん、福田綾香さん、藤原敬弘さんの3名が卒業論文の報告を、また大学院生の大城友莉奈さんには自らの体験を踏まえた大学での勉強の仕方について発表をしていただきました。傑出したそれぞれの発表に対し、オンラインでの参加者からも質問が出て、活発な議論が行われました。報告会の後には卒業論文にいかに向き合うかについて話し合う懇談会が行われ、教員と学年が入り混じって盛り上がりました。人と人の集まりが制限されるコロナ禍だからこそ、「チーム戦」としての卒論を取り組む大切さを認識することができました。(3回生・大下隼平、三谷晃弘)