2023年11月12日、髙田ゼミは、京都文化博物館で開催される特別展「もしも猫展」を見学しました。歌川国芳を筆頭に愛猫家として知られる画家たちの描く猫の擬人化作品が展示されていました。他に鶏や鼠、狐など様々な動物を擬人化した作品もありました。今回の展示会で、擬人化の引き出す効果を学ぶことが出来ました。これまで何気なく国芳作品を鑑賞していましたが、これからは作品ごとにどのような効果が擬人化により引き出されるのか、その影響に注目して鑑賞したいと思います。(2回生・真田実佳)

歴らぼ(歴史文化らぼ)は、甲南大学文学部歴史文化学科の学生と教員が共に活動し、歴史文化に関わる事象を実践的に学ぶ場です。
2023年11月12日、髙田ゼミは、京都文化博物館で開催される特別展「もしも猫展」を見学しました。歌川国芳を筆頭に愛猫家として知られる画家たちの描く猫の擬人化作品が展示されていました。他に鶏や鼠、狐など様々な動物を擬人化した作品もありました。今回の展示会で、擬人化の引き出す効果を学ぶことが出来ました。これまで何気なく国芳作品を鑑賞していましたが、これからは作品ごとにどのような効果が擬人化により引き出されるのか、その影響に注目して鑑賞したいと思います。(2回生・真田実佳)
私たち「ムスリム・フレンドリー班」は、 2023年11月4日、西成モスクと大阪のハラールレストランと礼拝所の調査を行いました。西成モスクは新今宮駅から徒歩10分程の場所にあり、交通アクセスが非常に良く、観光客にとっても利用し易い場所でした。モスクは5階建てビルを改装したもので、1階にハラールショップ、2階と3階に女性と男性の礼拝室、4階にはムスリムの子供たちの学習教室がありました。とりわけ印象に残ったのは学習教室で、毎週土曜日に子供と親が一緒にムスリムに関することやアラビア語を学習し、歌や音楽などを通じて楽しく学習する姿はとても独創的で面白いと感じました。(3回生・仲宗根太陽)
昨年度に引き続き、第3回目の研究会が、2023年9月24日(日)14時から開催され、オンライン参加も含めて約20名が参加しました。今回は、東谷ゼミの卒業生である吉宗和真さん(神奈川県立横浜修悠館高校教諭)においでいただき、「歴史総合・地理総合の授業実践とICTの活用」と題するご報告をいただきました。報告では、通信制の高校での先生方がどのような考え方で歴史総合を教えておられるか、独自教材作製やルーブリックの活用を中心に説明されました。特に、今回詳しく触れられたのが、ICTの積極的活用例でした。「タブレット一人一台」の時代を迎え、パワーポイント・グーグルスライドをはじめ、classroom, フォーム、スプレッドシート、jamboardなどをどのように活用しながら授業を進めているか、具体例がわかりやすく示されました。その後の討論では、史料を読み取る際にどのような難しさがあるのか、歴史的思考力を育成するうえでの教師の導き方法はいかにあるべきかなどについて議論され、理解を深めました。歴史総合導入3年目を迎え、各校で創造的な取り組みがなされるとともに、課題も次第に明らかになっています。次回は、地理総合を題材とした研究会を年度内に開催する予定です。(文責:髙田 実)
2023年9月13・14日、高田ゼミ2・3回生9名で児島(岡山県)の旧野崎家住宅と小豆島(香川県)を訪ねました。初日は、北前船の港であった下津井の回船問屋で地域の漁業の歴史を学んだ後、地元の海鮮料理での昼食を食べ、旧野﨑家住宅に行きました。そこでは「塩田王」と呼ばれた野崎武左衛門の暮らした住宅や塩作りを知ることができ、その用地の広さに驚きました。翌日の小豆島では、オリーブ公園を始め醤油記念館や二十四の瞳映画村など小豆島の代表的な観光地を巡りました。そして日本三大渓谷美のひとつである寒霞渓やエンジェルロード等、美しい景観も楽しみました。今回の合宿は地域の歴史と美しい景観の両方巡ることができ、とても良い体験でした。また機会があれば訪れたいです。(3回生・岡凌空)
私たちは、東京を中心にイスラムの文化と観光事業の調査のため、2023年9月3日から5日に東京都と埼玉県へ行きました。甲南東京キャンパスに集合した後、昼食にトルコ料理を食べ、主にケバブ料理を堪能しました。そして新宿の東京観光センターでパンフレットを取得した後、東京ジャーミーを見学。建物は壮観で、特にドームの装飾技術がすごいと思いました。また、寛容なコミュニティで、多くの国籍のムスリムの方や女性も気軽に見学できる場所でした。新大久保ではコリアンタウンとイスラム横丁を訪れ、夕飯は韓国料理を食べました。二日目は、まず埼玉県蕨市に訪れ、クルド人問題などを調査するつもりでしたが、移民・外国人関係は市役所も回答できないということで、情報を得られなかったことが心残りです。ケバブの昼食の後、南越谷モスクを訪ねました。パキスタン、バングラディッシュの方々が主に礼拝されるそうです。今まで訪れたモスクの中ではかなり大きい規模でした。その後は武蔵野美術館に行き、エジプト展も見学しました。エジプト展では、主にツタンカーメンの展示でした。この美術館で特に心に残ったのは本を大量に並べたアートが壮大であったことです。(3回生・相見亮吾)
2023年8月3日に歴史の旅企画班として、京都国際マンガミュージアムと京都文化博物館を訪ねた。村上もとか展が開催中の京都国際マンガミュージアムでは、『JIN-仁-』(集英社)や『龍-RON-』(小学館)などの原画やネームを閲覧し、着物の精巧な柄や木の葉の部分をトーンで再現する技術などに圧倒された。近年は、デジタルで描く漫画家が増え、トーンなどもクリック1つで貼れるので、トーンをカッターで切り貼りした跡や、線のはみ出し、ホワイトの痕など、今ではあまり見られないものが見れてとても新鮮だった。また、他の漫画の展示も圧巻だった。出版年代順に天井まで並んでいる漫画だけの本棚や過去の漫画雑誌、付録などが実際に手に取って読めるようになっており、当時読んだ漫画や記憶が蘇えりとても懐かしい気持ちになった。(1回生・青谷尚菜子)
京都文化博物館では特別展『室町幕府滅亡後450年 足利将軍、戦国を駆ける!』を見学しました。今年は室町幕府最後の将軍・足利義昭が京都を追放されてから450年の節目にあたります。戦国の世で将軍たちが直臣団や大名らと取り交わした古文書が展示されており、織田信長の花押のある古文書など、貴重な歴史的資料がありました。展示資料には、京都府所蔵の東寺百合文書(国宝)や、京都大学総合博物館所蔵の教王護国寺文書(重文)などがありました。政争の中、自分の地位や家の存亡をかけて取り交わされた古文書が450年経た今に残っていることにロマンを感じます。几帳面に並んだ文字や筆跡から活字では伝わらない個性も感じ取れて、興味を掻き立てられました。(1回生・下中来夏)
2023年8月1日、鳴海ゼミでは活動の一環として、エーデルワイスミュージアムと立花商店街へ行きました。この博物館は、製菓会社のエーデルワイスの収集資料を展示するもので、チョコレートやワッフル型などの製菓器具ほか、美しい銀食器や個性豊かな菓子缶などが展示されていました。どの道具も歴史を感じる繊細な作りで、とても面白かったです。また、工場も併設されていて、ケーキや焼き菓子の製造の様子も見学でき、普段見ることのない洋菓子作りの過程を見ることができました。一方、昭和レトロな雰囲気の残る立花商店街は、通行人も多く活気のある場所であり、昔懐かしい商店街の雰囲気を見学することができました。猛暑のなかでの巡見となりましたが、有意義な時間を過ごすことが出来ました。 (3回生:鈴木結衣)
2日目の2023年7月17日、広島市の平和記念公園を訪れ、原爆ドームおよび平和記念資料館を見学しました。原爆ドームを近くで見ると外壁の装飾などを確認でき、かつて産業奨励館だった頃の面影を感じることができました。また、内部にある瓦礫や高熱で垂れ下がった鉄骨からは、原爆の威力が凄まじかったことを感じました。平和記念資料館では、原爆投下後の写真や被爆者の鞄、ボロボロになった服など原爆の悲惨さを伝える資料が多くありました。個人的に印象深い展示品は、幼い子どもが原爆投下時に乗っていた三輪車です。小さな子どもまでもが犠牲になった原爆の実態を目の当たりにしショックを受けるとともに核を二度と使ってはならないという思いが一層強くなったからです。また、館内には被爆後も必死に生きようとした人々の歴史も展示されており、原爆投下が戦後にも深い影響を残したことを理解できました。(1回生・坂本朋磯)
2日目の2023年7月17日に江田島を訪問し、海上自衛隊第1術科学校を見学しました。江田島は瀬戸内海の広島湾に浮かぶ島で、1888年に築地から海軍兵学校が移転して以来「東洋のアナポリス」として発展を遂げた場所です。第1術科学校は、海軍兵学校の後継施設であることから当時の面影を色濃く残しており、近代史を学ぶうえで重要な場所となっています。見学の際、幹部候補生学校官舎の玄関床に巡洋戦艦「金剛」甲板のチーク材が使用されていることや、兵学校時代に式典場として用いられた大講堂が、現在も幹部候補生や第1術科学校の学生たちの入校・卒業式に使われていることなどが紹介され、驚きの連続でした。加えて、教育参考館では特攻隊員の遺書や戦艦「大和」より奉納された絵画などの貴重な資料を目にし、価値ある時間を過ごすことができました。(1回生・堀田心温)
初日の2023年7月16日、私達は呉市を訪問しました。まずは海上自衛隊・呉地方警務隊本部内にある旧日本海軍の呉鎮守府跡地を見学しました。本部内に位置する1907年に建てられたレンガ造りの庁舎はとても立派でした。その他にも明治・大正・昭和と年代ごとの建物があり、それぞれ時代の特徴がよく現れていたことから、見比べると違いをすぐに判別できました。海側には開庁以来現存している広い階段があり、そこを歴代長官が利用していたと考えると感慨深いものがありました。その後は呉巡検海事歴史科学館、通称大和ミュージアムを訪れました。旧日本海軍に関する貴重な紙・実物史料が数多く展示されており、時間が経つのを忘れてしまうほど見学に没頭しました。当日は航空母艦に関する特別展示も開催されており、非常に有意義な見学となりました。(1回生・加島昌昇)