小磯記念美術館と神戸ゆかりの美術館訪問@博物館資料論(A)

2022年7月31日、私は博物館資料論Aの学外講義に参加しました。午前は神戸市立小磯記念美術館において、館の設立と「秘蔵の小磯良平 武田薬品コレクション」展の開催に至る経緯をうかがった後、実際に館内で見学しつつ作品の展示や収蔵の方法を詳しく説明して頂きました。ここでは、単に来館者として展示を眺めるだけでなく、作品展示のされ方の違いや管理を実際に学べました。午後は神戸ゆかりの美術館に移動し、この館の開館の経緯や今回の展示内容をうかがった後、実際に「白洲次郎・白洲正子 武相荘折々のくらし」展を見学しました。こうして六甲アイランドの2つの美術館を見学しましたが、それぞれの設立経緯や展示の特徴が異なっており、比べながら見学するという貴重な機会となりました。今回の学びをこれかれの授業に生かしたいです。(2回生・高木亜胡 )

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「実践地域学」の巡検@神戸大学海事博物館/神戸深江生活文化史料館

2022年6月11日、「実践地域学」の巡検として、神戸大学海事博物館と神戸深江生活文化史料館を訪れました。菊地先生の担当回では、地域資料を用いて博物館と市民をどう結びつけるのかを学んでいます。まず、海事博物館ではふね遺産に登録された「進徳丸」の軌跡を辿る展示をはじめ、実際に使用された部品など、船にまつわる様々な物が展示されていました。航海実習用の練習帆船であった進徳丸は、旧神戸商船大学にとって象徴的な船であったそうです。次の生活文化史料館では昔の生活用品などが展示されており、そのほとんどが地域の住民たちの寄贈による物だそうです。受講生それぞれが、地域と博物館の関わりについて考えることが出来たと思います。(3回生・山中理央)

「実践地域学」の集中講義

2022年6月4日、「実践地域学」の集中講義(担当:西山雅子・鳴海邦匡、ゲスト:長野裕子)が行われました。この日の授業では、地域における編集と出版や、寿岳文章(甲南学園歌の作詞者)の居宅を巡るNPO向日庵の活動について学び、最後は「集めて編んで形にする」というテーマで各自が企画書を作成しました。最初、企画案はなかなかまとまりませんでしたが、グループワークや先生方のアドバイスを通じ、満足のいく内容で作成することが出来ました。普段読むことの出来ない珍しい本や寿岳文章と甲南大学との関わりを学ぶことができ、有意義な時間となりました。(3回生・岡野杏樹)

歴らぼ読書班/遺跡巡り班の巡検@小野市

2022年5月29日、読書班のメンバーで小野市を散策しました。まず、鎌倉時代初頭に重源上人が建立したとする浄土寺を訪ねました。浄土堂と堂内の阿弥陀三尊立像はともに国宝に指定されています。実際に見ると、本当に大きく立派な仏像で、すごく見応えがありました。冬には夕焼けに照らされた神々しい仏像の姿が見られるそうです。また、共進牧場では採れたてのミルクを使ったソフトクリームを食べました。とても新鮮で美味しかったです。小野市は 空気が澄み、のどかで落ち着く場所だと実感しました。また訪れたいです。(1回生・網干理子)

東谷ゼミ巡検@高野山

2022年5月29日、東谷ゼミ2・3年生は高野山へ行きました。 今回は仏教史を専門とする大学院博士課程の院生の方にも解説して頂き 、豊臣秀吉や明智光秀ら歴代武将の墓や弘法大師の廟のある奥之院や金剛峯寺を代表する大塔などを見学しました。数多くの墓があり、ゼミ生の中にも先祖の墓に手を合わせる人もいました。巡検では、2・3回生の交流が深まり、良いきっかけとなりました。境内の至る所で無料の温かいほうじ茶が振舞われており、登山の一服として気持ち良いものでした。少し行程にトラブルがあったものの、それも良い思い出となりました。(3回生・ 柴山和弥 )

下関市立美術館の学芸員として

私は学部(歴史文化学科)時代には、語学や歴史の授業に出ており、稲田先生のゼミ(東アジア史)で学びました。高校までピアノを習っていたためドイツの歴史や文化に興味をもっていたのですが、夏休みの1か月間、ドイツ・ライプツィヒの語学学校に行ったことが、現在の進路のきっかけになりました。また中学から大学まで美術部に入っていたこともあり、ドイツの美術にも興味を抱きました。そこで美術史という学問があることを知り、研究を志すようになります。そして神戸大学大学院人文学研究科に入学し、宮下規久朗先生のもとで本格的に美術史学を学びました。日本学術振興会特別研究員の研究費などによってドイツのレーゲンスブルク大学に計3年間留学し、現地の先生や院生に教わりながら研究しました。そして、16世紀のドイツの聖母像や風景画をテーマに博士論文を書き、博士号を取得しました。その後大学の非常勤講師などを経て、2020年から下関市立美術館の学芸員をしています。まだ慣れないことも多いのですが、美術作品にじかにふれられる喜びを感じながら、日々を過ごしています。(2010年度卒業・藪田淳子)

歴らぼ読書班巡検@司馬遼太郎記念館

私たち読書班は、2022年4月2日に大阪府東大阪市の司馬遼太郎記念館に行きました。司馬氏の住宅と安藤忠雄建築のミュージアムで構成されている記念館は、自然の美しい庭園と現代の建築技術が見事にマッチしていました。館内では、司馬遼太郎の書いた小説や小説を書くために集められた資料で埋め尽くされた壁一面の本棚があり、古書好きや本好きにはたまらない空間です。私は本好きなので、この本棚を見たときの感動は言葉に表せないものでした。読書班は名著を読み議論するだけでなく、巡検も行います。思っているよりも楽しい活動なので、ぜひ一度参加してみてください。(3回生・畑匡洋)

東谷ゼミ巡検@彦根

2022年3月31日、東谷ゼミ一行は彦根に行きました。先生の詳しい解説と共に彦根城や玄宮園、足軽屋敷などをまわりました。彦根城博物館では、「井伊の赤備え」と呼ばれる甲冑や美術工芸品が数多く展示されており、井伊家と彦根の豊かな歴史を学びました。彦根城では傾斜60度の階段を登ったのですが、壁を登っている気分でした。生憎天候には恵まれませんでしたが、ひこにゃんが想像の倍可愛くて、癒されました。待って見た甲斐があったと思います。就活活動の息抜きに参加できて楽しかったです。(3回生・徳留亜美)

ひこにゃん

2021年度卒業論文・田口智子(髙田ゼミ):イギリスにおける精神病院とコミュニティ・ケア 1890-1930-揺れ動く正気と狂気の境界線-

イギリスでは、18世紀後半からの都市化に伴い、精神疾患の治療の場となった精神病院は正気と狂気の境界線を引く役割を担った。しかし、精神病院の過剰収容問題に加え、第一次世界大戦時の戦争神経症の多発により、施設による線引きに限界が訪れた。そこで、戦後にコミュニティ・ケアが導入され、地方自治体やボランタリー団体、ソーシャル・ワーカーなどが精神医療に参入した。その結果、教育や労働といった新たな視点からの線引きが行われるようになり、境界線が複雑化した。狂気に病名がつけられ、細分化されることで、軽い不調でも精神疾患に当てはめることが可能となり、正常(正気)の範囲が縮小されていったのではないかと考える。

ベスレム精神病院
[典拠] Sarah Rutherford, The Victorian Asylum, Shire, 2008, p. 9より引用。