第3回「歴史総合」・「地理総合」研究会開催

昨年度に引き続き、第3回目の研究会が、2023年9月24日(日)14時から開催され、オンライン参加も含めて約20名が参加しました。今回は、東谷ゼミの卒業生である吉宗和真さん(神奈川県立横浜修悠館高校教諭)においでいただき、「歴史総合・地理総合の授業実践とICTの活用」と題するご報告をいただきました。報告では、通信制の高校での先生方がどのような考え方で歴史総合を教えておられるか、独自教材作製やルーブリックの活用を中心に説明されました。特に、今回詳しく触れられたのが、ICTの積極的活用例でした。「タブレット一人一台」の時代を迎え、パワーポイント・グーグルスライドをはじめ、classroom, フォーム、スプレッドシート、jamboardなどをどのように活用しながら授業を進めているか、具体例がわかりやすく示されました。その後の討論では、史料を読み取る際にどのような難しさがあるのか、歴史的思考力を育成するうえでの教師の導き方法はいかにあるべきかなどについて議論され、理解を深めました。歴史総合導入3年目を迎え、各校で創造的な取り組みがなされるとともに、課題も次第に明らかになっています。次回は、地理総合を題材とした研究会を年度内に開催する予定です。(文責:髙田 実)

髙田ゼミ合宿:岡山県児島地域、小豆島

 2023年9月13・14日、高田ゼミ2・3回生9名で児島(岡山県)の旧野崎家住宅と小豆島(香川県)を訪ねました。初日は、北前船の港であった下津井の回船問屋で地域の漁業の歴史を学んだ後、地元の海鮮料理での昼食を食べ、旧野﨑家住宅に行きました。そこでは「塩田王」と呼ばれた野崎武左衛門の暮らした住宅や塩作りを知ることができ、その用地の広さに驚きました。翌日の小豆島では、オリーブ公園を始め醤油記念館や二十四の瞳映画村など小豆島の代表的な観光地を巡りました。そして日本三大渓谷美のひとつである寒霞渓やエンジェルロード等、美しい景観も楽しみました。今回の合宿は地域の歴史と美しい景観の両方巡ることができ、とても良い体験でした。また機会があれば訪れたいです。(3回生・岡凌空)

中町ゼミ:東京・埼玉旅行

私たちは、東京を中心にイスラムの文化と観光事業の調査のため、2023年9月3日から5日に東京都と埼玉県へ行きました。甲南東京キャンパスに集合した後、昼食にトルコ料理を食べ、主にケバブ料理を堪能しました。そして新宿の東京観光センターでパンフレットを取得した後、東京ジャーミーを見学。建物は壮観で、特にドームの装飾技術がすごいと思いました。また、寛容なコミュニティで、多くの国籍のムスリムの方や女性も気軽に見学できる場所でした。新大久保ではコリアンタウンとイスラム横丁を訪れ、夕飯は韓国料理を食べました。二日目は、まず埼玉県蕨市に訪れ、クルド人問題などを調査するつもりでしたが、移民・外国人関係は市役所も回答できないということで、情報を得られなかったことが心残りです。ケバブの昼食の後、南越谷モスクを訪ねました。パキスタン、バングラディッシュの方々が主に礼拝されるそうです。今まで訪れたモスクの中ではかなり大きい規模でした。その後は武蔵野美術館に行き、エジプト展も見学しました。エジプト展では、主にツタンカーメンの展示でした。この美術館で特に心に残ったのは本を大量に並べたアートが壮大であったことです。(3回生・相見亮吾)