アジア史史料研究Ⅲ・Ⅳ(担当:中町先生)の紹介

私は、中町先生が担当するアジア史史料研究Ⅲ・Ⅳの1年間の講義を通してペルシア語を学びました。前期では文字や基礎的な文法をオンライン講義で学び、後期からは再開された対面講義において、辞書を用いて資料を読解するという実践的な講義が行われました。ペルシア語は今まで学んできた言語とは大きく異なり、文字の形や音の響きは非常に興味深く、資料における詩的かつ独特な言い回しはとても面白いものでした。また、ペルシア語で簡単な自己紹介が出来るようになったり、他のアジア史の講義で登場するアラビア語の単語がなんとなく読めるようになったりと、講義外でも学習の成果が見られたのが、とても嬉しかったです 。(2回生・徳留亜美)

講義のノート

コロナ禍、はじめての対面授業「基礎演習Ⅱ」を受講して

コロナ禍、はじめての対面授業「基礎演習Ⅱ」を受講して

2020年度後期の基礎演習Ⅱにおいて、私達は「歴史を学ぶこと」「自ら赴き調べる事」の大切さを学びました。これまで歴史は年表や出来事、人物を学ぶのがメインでしたが、自らの足で現地に出かけ、そこで得た発見から考察するといった歴史の学習方法を体験できました。また、歴史を学ぶことは現代の社会問題や課題の発見につながることが分かりました。現地に赴いて調べてみると、行ったからこそ分かること、身近なのに知らなかった歴史、現地で出会えた方々など、フィールドワークの大切さを知りました。この講義は歴史の知識だけでなく、何かもっと多くのものを得られた授業だったと思います。(1回生:河内琉嘉・梶原咲良菜)

野寄地区界隈でのプチフィールドワークの写真

歴かふぇ10:長岡徹郎先生

編集部では、2021年1月6日(水)、本校で哲学の講義を担当されている長岡徹郎先生をお招きし、第10回歴かふぇを開催しました 。「日本文化鑑賞のコツって何!? 比較文化から学ぶ日本文化のおもしろさとは」をテーマに、先生の趣味である茶道をメインとして、実際に茶道の道具を披露しつつお話頂きました。例えば、茶道の茶碗に外国製の物が使用されるように外国文化の影響が見られたり、当初「わび・さび」は良い意味として使われていなかったりと、意識せず誤解してしまっている点が多々あることを知りました。日本に暮らしながら、今まであまり意識してこなかった日本文化について、今回のお話しを契機に理解の一歩を踏み出せたと思います。(3回生・住田七海)

お話の様子(歴史文化ラボラトリにて)