2022年8月19日、博物館資料保存論(A)の学外講義の一環として兵庫県立美術館を訪ね、普段目にすることのない保存修復室を見学するという貴重な機会を得ました。そこでは、保存修復の方法や作業に用いる道具類について学びました。特に私が興味を抱いたのは、エックス線や赤外線によって、作品の損傷部分はもちろん、その製作過程も明らかになることです。また、その後は常設展示室にて新収蔵品である吉原治良の作品や触れる彫刻などの展示を見学し、どのように作品が展示室で守られ、来館者に提供されるのかを考えることができました。(3回生・山城文乃)