歴らぼ通信11号発刊!

歴らぼ通信11号を、2019年6月10日付けで発刊しました。編集は、武田卓司(歴らぼ編集部代表・4回生)、福田圭佑(同)、森安秀夏(同)、山本彩菜(3回生)、岡本栞奈(2 回⽣)、⼤東樹奈(同)、出渕優⾐(1 回⽣)、徳留亜美(同)、鳴海邦匡が担当しました。(鳴海邦匡)

歴かふぇ07:寺嶋一根先生

歴らぼ編集部では、2018年12月17日に第7回歴かふぇを開催しました。今回お話頂いたのは、「日本文化史」の講義を担当されている寺嶋一根先生です。「服装から読む天下人」をテーマにお話して頂きました。豊臣秀吉が奇抜な装束を始めた意味や、それを見た公家の反応や対応、武家と公家の装束について、当時の様子を装束から知ることができました。さらに、寺嶋先生の研究である服装史についてもお話し頂きました。学生からの様々な質問にも答えて頂き、とても良いお話を今回も聞くことができました。(3回生・武田卓司)

歴らぼ遺跡巡り班@奈良

2018年11月11日、遺跡巡り班は、奈良巡検を行いました。この巡検で最も興味深かったのは、興福寺五重塔です。興福寺五重塔は、730年に光明皇后により建てられた塔で、現存しているものは、1426年に再建されたものです。約600年の間立ち続けてきた興福寺五重塔は、非常に力強い佇まいでその雰囲気に圧倒されました。また、近づいて塔を見ると、軒の下の組物や装飾が非常に細かな作りで、当時の技術力の高さに驚きました。(2回生・藤本航大)

歴らぼ遺跡巡り班@明石

2018年5月20日と27日、私達遺跡巡り班は、明石に行きました。20日の巡検には東谷教授に参加して頂きました。両日とも晴天に恵まれ、明石城や柿本神社・旧波門崎灯籠堂などの明石を代表する遺跡を巡ることができました。お昼ご飯は名物マスターから美味しい食べ方を教えてもらいながら明石焼きを楽しみました。今回の巡検では事前学習を行ったので、参加者がそれぞれ明石を知った状態で、よりいっそう遺跡を楽しむことができました。また、古地図を持って歩くことで明石の変化や変わらない部分を知ることができました。(2回生・福田綾香)

歴らぼ遺跡巡り班@大阪(適塾と四天王寺)

2018年9月11日、遺跡巡り班は大阪の適塾と四天王寺の巡検を行いました。当初は伏見稲荷の巡検予定でしたが、台風の影響により急遽、適塾と四天王寺に変更しました。それでも、順調に巡検を行うことができました。適塾では、開塾以来からあまり変わらぬ建物に触れながら拝観しました。特に印象に残ったものは、かつて塾生の喧嘩によって傷ついた柱で、当時の様子が鮮明に想像できました。四天王寺では、独特で多様な建造物や像などを拝観しました。中でも、講堂に祀られている十一面観世音菩薩と丈六阿彌陀如来を一目見た時は、あまりの神々しさに感嘆し、ありがたみを感じました。今回の巡検を通じて、適塾と四天王寺に関する歴史を深く学べました。(2回生・藤原敬弘)

歴らぼ遺跡巡り班@京都

2018年8月20日、私は遺跡巡り班の京都巡検に参加しました。千本鳥居で有名な伏見稲荷大社を中心に、豊臣秀吉とその妻ねねで有名な高台寺、圓徳院を訪れました。伏見稲荷大社は、朱塗りの鳥居が隙間なく並ぶ姿がとても幻想的でした。境内全体で鳥居が約1万基あることに驚きました。昼食に稲荷寿司、キツネうどんを食べ、高台寺、圓徳院に行き、百鬼夜行展を鑑賞しました。お寺のあちこちに飾られたお化けの描かれた提灯や、百鬼夜行絵巻などを楽しみました。妖怪の他にも高台寺には桃山時代の美術品、圓徳院にはねねの思い出が詰まったお庭が楽しめます。京都はいい所なのでまた行きたいです。皆さんも是非訪れてみてください。(1回 生・勝本里奈)

歴かふぇ06:菊川亜騎先生

私達歴らぼ編集部は、2018年7月19日、今年度の美術史Ⅰを担当された菊川亜騎先生をお招きし、第6回「歴かふぇ」を開催しました。菊川先生の専門は美術史であり、特に最近は第二次世界大戦前後の彫刻における東洋と西洋の交流を研究されています。今回は「彫刻家イサム・ノグチと日本」というタイトルで、氏と日本の関係についてご報告頂きました。また、ご報告の後は、参加者からの様々な質問に答えていただき、より深くテーマについて学ぶことができました。お菓子を食べながらのゆるりとした空間で知識を深める充実した時間となりました。(3回生・山本彩菜)

 

歴らぼ遺跡巡り班@堺

遺跡巡り班は、2018年7月8日に堺へ行きました。天気にも恵まれて巡検日和となりました。1・2年生合わせて9人が参加し、私は初めての参加でしたが、普段あまり話せない1年生ともたくさん話すことができ、とても楽しかったです。巡検ルートは、三国ケ丘駅から、仁徳天皇陵、堺市博物館、いたすけ古墳と巡りました。博物館では古墳のできる行程、埴輪や石棺の模型が展示してあり、みんなで真剣に展示品を眺め、説明書を読みました。実際に古墳も見に行きましたが、堀と側面しか見えず、唖然。しかし、逆にそれほどまでに大きいのだと実感することができ、とても良い経験となりました。(2回生・井上亜由未)

「篠山プロジェクト」(歴らぼ地図班)第二弾企画完成!

「歴らぼ地図班」を中心とする「篠山プロジェクト」メンバー(代表:4回・椿野佑太)は、2015年度企画(歴らぼ通信6号に記事を掲載)を進展させるために、地域連携センターの支援を受けて第2弾の活動を実施しました。活動内容は、篠山市民に青山家文書の存在をより知ってもらうために、篠山城や城下町の絵図を紹介するというものです。ただし、これまでに十分な調査が実施されていないことから、私達は、青山歴史村や亀岡市文化資料館などで調査を実施しました。その成果は冊子(4頁)とパネル(3枚)にまとめました。それらは丹波篠山デカンショ館と篠山城大書院に設置し、市民や観光客の目にふれることになりました。作業は大変でしたが、私達の活動がこうして形になって嬉しく思います。(3回・上谷ひな、水田佳奈)

 

「加古川「知」を結ぶプロジェクト」成果報告会@歴らぼ中世班

2018年1月13日、歴らぼ中世班は「加古川「知」を結ぶプロジェクト」成果報告会に参加しました。この企画は甲南大生が加古川市の地域課題を調べ、その解決のための提案をするというものです。

私達は市内の鶴林寺を素材に発表しました。鶴林寺は播磨地方有数の古寺で、聖徳太子が建立したと伝えられます。本堂は国宝に指定され、そのほか多くの文化財を所有しています。人気の観光地になる要素はあるものの、現状は市外の人々に知られておらず、また、鶴林寺に行ったことのない加古川市民も少数ながらいます。私達はこの課題を解決するために、鶴林寺に人を呼び込む提案をしました。

発表はとても緊張しました。市役所や一般の方々など多くの人が発表を聴いていると考えるだけで、緊張で手が震えました。この企画で得た経験や反省を次に活かしていきたいです。(2回生・金澤舞奈)