図書館・センター・機構

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教職教育センターの取り組み

福島 彰利

教職教育センター(以下、センターと略す)は、教員免許状の取得、教員採用試験の合格を 目指して、以下に挙げるような取り組みを行っています。
1) 面接の実施
主だったものとして、教職課程の学生は4年間のうち2回の面接を受けることになっています。1回目は2年生の後期当初の課程登録時に、2回目は3年生の後期末(教育実習前)に行われます。センター所属教員、教育実習担当教員、教職指導員らが面接員となり、教職につくことの意義を確認しつつ、学生の取り組みがスムーズに行われることを目的としています。
2) 課外講座の実施
センターは、センター所属教員と教職指導員が講師となり、教員採用試験の合格を視野に置いた講義・演習で構成された講座を提供しています。講座の詳細はここでは述べませんが、特に教員採用試験直前の面接対策講座や2月に実施する2週間にわたる集中講座は、参加者も多く、学生の力を向上させる一役を担っています。
3) 教職指導員の常駐
月曜日から金曜日までの午前と午後、教職センター共同研究・実習室には必ず一人の教職指導員が詰めており、学生が自由に質問をしたり、模擬授業を批評してもらったりできる体制をとっています。教職指導員は中学や高校で校長を勤められた方やキャリア教育専門の教員ですから、広範囲にわたる指導が可能となっています。
4) 卒業生教員による講演会
毎年春と秋の年に2回、甲南大学を卒業し、教員として勤めておられる方を講師に招き講演会を行っています。教育現場の実情や、どのように学生時代に勉強し採用試験を突破したかなど、教員を目指す学生がいい意味での刺激を受ける格好の機会となっています。
5) 基礎力診断試験の実施
これは平成22年度からの新たな取り組みで、教職課程の学生に自分の教科の力がどれくらいのものなのかを認識させることを目的に、2年生の学生を中心として、希望者に対して実施をしました。今後、教科の力だけでなく、教職の力を計る試験も加え、教職課程の学生には必須の試験という位置づけで来年度以降の実施を充実させるべく計画中です。