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2018/08/01
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【理工学部】(インタビュー)生物学科 小山穂美さんがノーベル賞受賞者と議論

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7月9日~12日の間にソウルで行われたThe 8th Asia-Pacific C.elegans meetingにおいて、久原研究室の生物学科4年生(5名)と生物学専攻の院生が参加しました。

この学会において、線虫の研究分野でノーベル賞を受賞されたアンドリュー・ファイアー博士が、4年生のポスター発表(線虫の低温馴化の多様性)に来て議論して下さるという、貴重な経験をしたとのことです。   〈アンドリュー・ファイアー博士(左から二番目)と〉

そこで、この研究を発表し、アンドリュー・ファイアー博士と議論をした、生物学科4年生の小山穂美さんにインタビューしました。

ポスター発表の内容は、線虫の持つ温度耐性にかかわる遺伝子の特定における、遺伝的多様性に関するものでした。アンドリュー・ファイアー博士も、以前、線虫の遺伝的多型に関する研究をされていたことがあったため、ご興味を持ってお話を聞きに来られたのだそうです。(小山さんは、最初、アンドリュー・ファイアー博士ご本人であることに気付かず、緊張せずに対応できたそうです。) また、この国際学会においては、様々な国の研究者が参加されており、当然ながら、この学会では発表や議論をすべて英語で行うことになります。このため、発表メンバーは7月の学会に先立ち、4月から3ヵ月半、英語の発表原稿を作り、その原稿を覚え、また、質疑応答集を英語で作ってそれを先生に添削していただくなど、毎週のように準備・練習を行ったそうです。

小山さんは、これらの研究や発表準備にかかる努力が、国際的な学会での様々な研究者、著名な先生方との交流に繋がり、貴重な経験ができたことを、後輩たちにもぜひ伝えたいと話してくれました。

研究内容や体験を生き生きとお話してくれたのが、とても印象的でした。

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