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2020/09/23
新型コロナウイルス

自宅で学ぶプログラミング(知能情報学部)

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知能情報学部より、コロナ禍において前期中に実施した、自宅で学ぶプログラミングのレポートが届きましたのでご紹介します。

 

プログラミング演習1では、新入生118名と再履修生10数名がプログラミング言語の一つである「Processing言語」を用いて、プログラミングの基本を学び、最後に自作のオリジナルプログラムを作成するのが目標です。

 

通常の授業では、受講生を3つに分けて、それぞれのPC教室で教員2名とTA2~3名で講義と演習を行っていましたが、本年度は授業のすべてがオンラインで実施したため、あらかじめ用意した講義用資料をもとに授業を行いました。プログラミング環境としては、学生が所有しているPCにProcessing環境を構築して授業を行いました。授業資料は、パワーポイントまたはPDFの資料を事前にMy KONANで配布し、授業前後でも内容を確認できるようにしました。授業時間中は教員とTAが待機し、学生からの質問に対して、My KONANのQ&A以外にも、LINEの機能の一つである『オープンチャット』を用いて行いました。このオープンチャットは受講生のみに参加方法を示し、匿名で参加できるトークルームです。なお、Processing環境の構築やその設定でも、このオープンチャットが非常に役立ちました。また、必要に応じてzoomによるリアルタイム解説も行い、質問があった場合は、zoomの『ブレイクアウトルーム』機能を用いて、教員またはTAが個別に対応することで、従来の授業とそれほど変わらないペースで授業を進めることができました。

 

当初は大きな混乱が生じることが懸念されましたが、オープンチャットやブレイクアウトルームの活用により、スムーズに授業が行えました。さらに、毎回の課題と小テストをMy KONANで実施しましたが、大きなトラブルは生じませんでした。ただし、授業中は受講生の様子や授業態度などがまったく見えないため、理解度に乏しい学生や授業をサボりがちな学生へのサポートが十分にできませんでした。そういう意味では、例年に比べて成績の幅が広かったように思われます。

 

写真(下図)は、オープンチャットの実際のやりとりの画面と学生が作成したオリジナルプログラムの実行例です。オープンチャットでは、授業時間以外でも気軽にプログラミングに関する質問ができるため、授業時間にかかわらず担当教員やTAがサポートすることができました。

(知能情報学部)

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