2番箕浦(①高知)が中前安打を放ち出塁。続く3番藤田(④社)が死球により出塁し、無死1.2塁の好機を迎える。4番奈波(③東海大大阪仰星)は送り犠打を試みるも、2塁走者が3塁で封殺。しかし、1塁走者と打者走者はそれぞれ進塁・出塁し、なお1死1.2塁の好機が続く。ここで藤田(④社)が果敢に盗塁を決め3塁へ進むと、さらに相手守備の隙を突き本塁へ生還。積極的な走塁で1点を追加した。7-2
硬式野球部
2025年 秋季リーグ戦 東西戦 対神戸国際大学
@大阪シティ信用金庫スタジアム
10/16(木)4-5○
10/17(金)11-5○
-第1試合-10/16(木)
神戸国際大学 001 000 210 =4
甲南大学 002 001 101×=5
P.正重→幡
C.宇高→中浦
〜戦評〜
入替戦出場決定戦、甲南大は2部西1位の神戸国際大にサヨナラ勝利を収めた。甲南大は2部東防御率トップの正重(③報徳学園)が先発登板。安定した投球で試合をつくる。しかし3回表、失策が絡み先制点を許す。その裏、すぐさま反撃開始。先頭の市川(①比叡山)が中前打で出塁し、続く箕浦(①高知)が左前打でつなぐ。ここで前主将・藤田(④社)の適時2塁打、副主将・奈波(③東海大大阪仰星)の犠飛で一気に逆転に成功した。その後は両チームとも走者を出しながらも投手が粘り、2-1のまま前半を折り返す。整備後の6回裏、先頭・山下(②神戸学院大附属)の安打からチャンスを広げ、宇高(④今治西)のスクイズで待望の追加点を挙げた。しかし7回表に2点を奪われ同点とされる。嫌な流れの中、7回裏には正重が自ら左線への適時2塁打を放ち再びリードを奪う。だが神戸国際も粘りを見せ、8回に再び同点。試合は緊迫したまま9回裏へ。中軸の安打と四球で一死満塁の好機を作ると、主将・北出(③滝川)が期待に応える見事なスクイズを決め、劇的なサヨナラ勝利を飾った。
〜得点経過〜
3回表 P.正重
8番遠藤が投手正重の失策で出塁すると、続く9番松井が犠打で繋ぐ。1番高田が中安打を放ち一死一、三塁。2番佐多の中犠飛により三塁走者が帰塁する。1-0
3回裏 P.檞本
9番市川(①比叡山)の中安打、2番箕浦(①高知)の左安打で一死一、二塁となり、3番藤田(④社)の中二塁打で同点となる。さらに4番奈波(③東海大大阪仰星)の中犠飛により勝ち越す。1-2
6回裏 P.檞本
6番山下(②神戸学院大附属)が右安打を放ち、さらに右翼手の失策により二塁まで進塁する。7番北出(③滝川)の右犠飛で一死三塁の好機を迎え、8番宇高(④今治西)が一塁手の失策を誘い込み走者帰塁となる。1-3
7回表 P.正重
4番山本が中安打を放ち、5番蘆田が四球でそれぞれ出塁すると、6番北西の犠打で一死ニ、三塁となる。7番竹内の内野安打、8番遠藤の投手ゴロの間に走者が帰塁し同点となる。3-3
7回裏 P.檞本
4番奈波(③東海大大阪仰星)が二死から右安打で出塁すると、続く5番正重(③報徳学園)の左二塁打、さらに左翼手の送球を三塁手が後逸し走者帰塁。3-4
8回表 P.幡
先頭打者1番高田が右二塁打を放ち、続く2番佐多の左安打で無死一、三塁。4番山本の第一球で走者が重盗し、同点に追いつく。4-4
9回裏 P.川端1/3
4番奈波(③東海大大阪仰星)が右安打を放ち出塁し、右翼手の失策で二塁まで進む。5番正重が申告制敬遠で出塁し、一死一、二塁となる。6番山下が四球を選び満塁の大好機を迎える。
P.冨岡1/3
7番北出(③滝川)がスクイズを決め、サヨナラ勝ちとなる。4-5
-第2試合-10/17(金)
甲南大学 003 211 130=11
神戸国際大学110 000 201=5
P.大森→幡→青山→松山
C.中浦
〜戦評〜
入替戦出場決定戦、甲南大は神戸国際大に11-5で勝利し、2部優勝・入替戦出場を決めた。
この試合も先制したのは神戸国際大だった。1回、2回と相手の強力打線に連打を浴び、2点を追いかける展開となる。
しかし甲南大もすぐさま反撃。3回に主将・北出(③滝川)の適時打で反撃ののろしを上げると、4回には藤田(④社)の適時2塁打、5回には山下(②神戸学院大附属)、6回には藤田の好走塁、7回には中浦(②英明)の適時打、8回には北出がこの日2本目の適時打を放ち、3回から8回までの毎回得点で神戸国際大を突き放した。また、1年生ながら箕浦(①高知)が3安打猛打賞の活躍で打線をけん引した。
投手陣は大森(②駒大苫小牧)、幡(③奈良大附属)、青山(①智辯学園)、松山(①和歌山日高)が計5失点で粘投。
この勝利により、甲南大は2部優勝・入替戦出場を決めた。チーム全員で掴んだ入替戦への切符を手に、何としてでも1部へ返り咲く。
〜得点経過〜
1回裏P.大森
1番小野が死球で出塁すると、すかさず盗塁を決めて2塁へ進塁。続く4番山本が中堅越えの2塁打を放ち、その間に走者が生還。相手に先制点を許す形となった。0-1
2回裏P.大森
7番竹内が中前安打で出塁し、好機をつくる。続く8番遠藤も中前へ運び、1塁走者が3塁へ進塁してチャンスを広げる。さらに9番松井が中前に鋭い当たりを放ち、その間に走者が生還。連打で確実に得点を奪われる展開となった。0-2
3回表 P.濱谷
1番雪永(③神戸学院大附属)が四球で出塁し、2番箕浦(①高知)の左翼線への鋭い当たりで好機を広げる。続く3番藤田(④社)の3塁への犠打で走者を進めると、4番奈波(③東海大大阪仰星)も四球を選び満塁の好機を作る。さらに6番山下(②神戸学院大附属)も粘って四球を選び、押し出し目前の場面に。ここで7番北出(滝川)の打席中、相手投手の暴投で3塁走者が生還し1点を返す。続く北出(③滝川)が右翼線への痛烈な安打を放ち、1.2塁走者が生還。見事な集中打でこの回3点を奪い、すぐさま逆転に成功した。3-2
4回表 P.藤掛2/3
1番雪永(③神戸学院大附属)が遊撃内野安打で出塁し、流れをつくる。続く2番箕浦(①高知)が四球を選び、無死1.2塁の好機を演出。ここで3番藤田(④社)が中堅越えの長打を放ち、走者2人が生還。見事な一振りで2点を追加し、試合の主導権を握った。5-2
5回表P.浅田
6番山下(②神戸学院大附属)が三塁手の失策により出塁。7番北出(③滝川)の1塁手への犠打で走者が進塁。8番中浦(②英明)が中前安打で出塁し、好機を広げる。続く9番市川(①比叡山)の進塁打により走者が生還。1点を追加した。6-2
6回表P.浅田2/3
7回表P.川端
6番山下(②神戸学院大附属)が左翼線への2塁打を放ち、好機を演出。続く7番北出(③滝川)が投犠打で確実に走者を3塁へ進める。8番中浦(②英明)が左翼線への鋭い安打を放ち、3塁走者が生還。好機を確実にものにし、1点を追加した。8-2
7回裏P.幡
1番代打下山が投手への内野安打で出塁し、流れをつくる。続く2番佐田多が左前安打を放ち、好機を拡大。3番高田の1塁へのゴロの間に走者が進塁すると、4番山本が中前安打を放ち、その間に走者が生還。連打で攻め込まれ、2点を追加される展開となった。8-4
8回表P.富岡1/3
3番藤田(④社)が四球を選び出塁し、流れをつくる。続く4番奈波(③東海大大阪仰星)が左翼線への鋭い当たりで出塁し、好機を拡大。さらに7番北出(③滝川)が中前へ運び、送球の間に2塁へ進む。その間に2塁走者が生還し、1塁走者も3塁へ進む。続く8番中浦の3塁手の失策で、2.3塁走者が生還。一挙3点を奪った。11-4
9回裏P.松山
9番代打金山が四球を選び出塁し、代走に河原が送られる。続く2番佐田が左翼線への安打を放ち、左翼手の失策の間に2塁へ進塁。その間に走者は3塁へ進む。4番山本が2塁へのゴロの間に3塁走者が生還。相手の守備の乱れを突かれ、1点を追加される。11-5


