社会連携機構

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機構長挨拶

シビックプライドを醸成する社会連携の拠点を目指します

社会連携機構長 阿部真大

社会連携機構長
阿部真大

 六甲山と大阪湾に囲まれた甲南大学で教えていると、金華山と長良川に囲まれた私の、そして本学園の創設者である平生釟三郎先生の母校である岐阜高校で学んだ日々を思い出します。岐阜から上京し、神戸に来た平生先生も、この風景を見て、きっと故郷を思い出していたのではないかと思います。

 神戸と岐阜の共通点は、自然に囲まれることによって、街の輪郭が分かりやすくなっていることです。神戸の人は「山側」、「海側」という言葉をよく使います。岐阜の人も「川の北」、「川の南」とよく言います。輪郭がはっきりすることで「我々」意識が醸成される。それが健全に育つと「シビックプライド」となります。甲南大学では2022年度に、地域連携センターとリカレント教育センターを統合した「社会連携機構」が発足しましたが、社会連携機構は、地域に根付いた学生のシビックプライドを醸成する拠点として、日々、進化しております。

 地域連携センターでは、地域と連携した実践的な教育プログラムの実施や学生の地域貢献活動の推進を通じて、学部横断的な学びの場の提供に取り組んでおります。リカレント教育センターでは「学びたい時に学ぶことのできる」機会を提供し、さまざまな世代のキャリア形成や豊かな人生設計の一助となるような教育プログラムを実施しております。社会連携機構の役割は、これら両センターの役割をより一層充実させることに加え、大学に求められる社会的役割に一層真摯に向き合うことです。

 具体的には、地域社会と連携したサスティナブル人材を育成し、ソーシャルイノベーションを創出する拠点、地域ニーズを踏まえた地域貢献・社会貢献活動の拠点、学内外をつなぐ分野横断・融合型の人材拠点、マルチステージ・パラレルキャリアを支える多世代教育拠点として、多くの人々が質の高い教育を受けることのできる場を提供しております。また、その拠点をより実体的な「場」にすべく、構想を練っております。さらに、甲南大学として、SDGs達成を見据えた教育研究活動・社会貢献活動を推進するとともに、SDGs達成のための研究・教育・取り組みを可視化し、関連する大学の「知」を広く社会に還元すべく、情報発信を行っております。

 シビックプライドを醸成する拠点としての社会連携機構を、引き続きご支援・ご協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

機構組織図
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