MESSAGE
国際連合サミットにおいて全会一致で採択された2030年までの「持続可能な開発目標 SDGs)」は、17の目標と169のターゲットからなる、持続可能な開発のための国際社会全体の共通目標であり、世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、私たち1人ひとりが他人事ではなく自分の問題としてとらえて行動することで、2030年までに解決していこうという目標です。
甲南大学では、人格の修養と健康の増進を重んじ、個性を尊重して各人の天賦の特性を伸張させるという甲南学園の建学理念に基づき、学生の個性を力にし、1人ひとりの持つ可能性を引き出す「人物教育」に力を注いでいます。SDGsは、本学の人物教育を現代の課題解決へと結びつけるものとして、とりわけ重要なものであると考えています。
また、創立者平生釟三郎が残した「共働互助」の教えは、本学の多彩な教育・研究・地域貢献活動に通底する不変の理念であり、さまざまな違いを超えて互いを尊重し、力を合わせて理想の社会を実現するSDGs達成に資するものでもあります。
甲南大学は、時代の変化の中でも揺らぐことのない人物教育の理念と共働互助の精神に基づき、教育・研究・社会貢献活動を通じてSDGsの達成に資するサスティナブル人材を育成することによって、地球上の「誰一人取り残さない」持続可能で多様性にあふれる社会の実現に貢献します。
第18代 甲南大学長中井 伊都子
甲南大学SDGsに向けた基本方針
- 「共働互助」を体現する健全な常識を持った世界に通用する人材育成のため、持続可能性の原則を理解し、洞察し、行動する機会を提供する。
- さまざまなステークホルダーとのつながりを深化させつつ、社会に資する教育研究活動を推進する。
- 地域社会との有機的な連携の中で、SDGs達成を見据えた社会貢献活動を推進する。
- 学生・教職員一人ひとりが社会の一員としてSDGs達成に貢献することを意識し、行動する。
- 本学におけるSDGs達成のための教育・取り組みを可視化し、社会還元に向けその情報を広く発信する。
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ACTION
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研究
知能情報学部 知能情報学科 教授 梅谷智弘
アンビエントセンサとウェアラブル端末を用いた知的センサネットワークシステムの構築
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研究
文学部 人間科学科 教授 北川恵
親子関係支援を通して子どもの健康な発達を促進する
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研究
知能情報学部 知能情報学科 教授 北村達也
音声障害の訓練を支援する技術の開発
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研究
理工学部 物理学科 教授 山﨑篤志
放射光などを利用した新奇超伝導体を含む新物質の電子構造に関する研究
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研究
法学部 法学科 教授 笹倉香奈
えん罪事件の救済とえん罪原因の究明に関する研究・実践を通じて、公正な刑事司法を実現する
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研究
理工学部 生物学科 教授 本多大輔
魚類のDHAの供給源の微生物を探索することから、海洋の生態系をあらためて解き明かす
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研究
理工部 生物学科 教授 久原篤
地球温暖化と寒冷化に耐えうる畜産の開発に向けた遺伝子に関する研究
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研究
理工学部 機能分子化学科 教授 岩月聡史
環境中の有害物質の除去・分離技術に関する研究
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研究
文学部 人間科学科 准教授 野崎優樹
自他の感情調整に関する研究
大阪・関西万博
本学関連出展情報
大学都市神戸産官学プラットフォーム共創プロジェクト
大学都市KOBE SDGs Challenge Project
問い合わせ先
甲南大学は企業・自治体や地域の皆様と協働したSDGs推進に積極的 に取り組んでいます。
甲南大学 社会連携機構事務室
TEL:078-435-2276 Mail:korec@adm.konan-u.ac.jp