図書館・センター・機構

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FD委員会

委員長のことば

甲南教育の刷新をめざして

FD委員会委員長
佐藤 泰弘

 甲南大学は、「人格の修養と健康の増進を重んじ、個性を尊重して各人の天賦の特性を啓発する人物教育の率先」、「世界に通用する紳士・淑女たれ」という学園創立者・平生釟三郎の建学の理念のもと、来る学園創立100年、そして次の100年に向けての新たなステップを踏み出すべく、教育の充実・改善のための様々な取組みを行っています。少子高齢化の進展の中、大学がその社会的使命を果たし存在意義を世に示すためには、創立理念を体現した、社会が真に必要とする有為な人材を送り出すことが何より重要です。そのためには、本学全体の教育力を高め、教員一人ひとりが、世界のどこにあっても生き生きとした人生を歩める自立した人物の育成に取り組むことが大切です。こうした視点から、本学は、これまで「教育力の甲南」と社会から評価される大学づくりに今後も取り組みます。
 甲南大学は、上記の建学理念に沿って教育目標を明確にするとともに、FD委員会を中心に、関係部局と連携しながら自己点検・評価やFD・SD活動を積極的に推進することにより、本学の抱える様々な教育上の問題点や課題等の改善を図って、本学の教育をより身のあるものに刷新していきます。さらに、学生一人ひとりの学びの内容をより充実させるとともに、社会・時代が求める人材養成に応えるべく、中規模都市型私立大学としての甲南大学の特性を踏まえて、例えば、「基礎的な学びの力を涵養するための初年次教育」や「人としての教養を身につけることを目的とした共通教育」の改革をはじめとして、学生自身の主体的な学びの意欲を高めるための様々な支援を進めていきます。ただ、こうした取組みが成功し、その成果が真に発現するためには、本学構成員の協力が何よりも必要なことはいうまでもありません。教員・職員・学生がまさに三位一体となって、甲南教育の刷新に積極的に取り組むことが不可欠です。甲南大学では、FD委員会が中心となって、研修機会の提供や授業改善アンケートの実施など、教育内容の充実・改善に資するための組織的な支援体制の構築をめざします。甲南大学は、「学びの質」の向上をめざして、学生の皆さんの一人ひとりをしっかりと見守りながら、その天賦の能力を引き出すべく、シラバスの改善、指導主任制度の充実等を含む学修支援の強化、授業マナーの向上、学生の自律的な学修意識の向上等について積極的に取り組んでいきます。  甲南教育の刷新を実現するために、そしてそのためのFD・SD活動のさらなる充実のために、皆さんのご協力をよろしくお願い致します。

甲南大学FD委員会委員長
佐藤 泰弘

委員会規程

平成20年2月21日
大学会議制定
平成27年4月1日
学長決定
(目的)
第1条 甲南大学学則、甲南大学大学院学則及び甲南大学専門職大学院規則に定める授業及び研究指導の内容及び方法の改善を図るための組織的な研修及び研究(以下「FD活動」という。)を実施するために必要な事項を定めることを目的とする。
(FD委員会)
第2条 前条の目的を達成するため、甲南大学FD(Faculty Development)委員会(以下「委員会」という。)を置く。
(委員会構成)
第3条 委員会は、次の者をもって構成する。
  • (1) 副学長 1名
  • (2) 学長補佐 1名
  • (3) 教務部長
  • (4) 教育学習支援センター所長
  • (5) 全学共通教育センター所長
  • (6) 教職教育センター所長
  • (7) 公認心理師養成センター所長
  • (8) 文学部、人文科学研究科 専任教員各1名
  • (9) 理工学部 専任教員1名
  • (10) 経済学部、社会科学研究科経済学専攻 専任教員各1名
  • (11) 法学部 専任教員1名
  • (12) 経営学部、社会科学研究科経営学専攻 専任教員各1名
  • (13) 知能情報学部 専任教員1名
  • (14) マネジメント創造学部 専任教員1名
  • (15) フロンティアサイエンス学部、フロンティアサイエンス研究科 専任教員各1名
  • (16) 自然科学研究科 専任教員1名
  • (17) 全学共通教育センター 専任教員1名
  • (18) 法科大学院 専任教員1名
  • (19) 全学教育推進機構事務室の専任職員管理職1名
  • 2 前項第8号、第10号、第12号及び第15号の委員は、学部及び大学院の委員を兼任することができる。また、第9号又は第13号の委員のいずれかは、第16号の自然科学研究科の委員を兼任することができる。
  • 3 第1項第8号から第18号に定める委員の任期は、2年とする。ただし、再任を妨げない。
  • 4 委員長が必要と認めるときは、委員以外の者を委員会に出席させることができる。
(委員長)
第4条 委員長は、前条第1項第1号又は第2号の委員から学長が指名するものとする。
2 委員長は、委員会を招集し、その議長となる。
(任務)
第5条 委員会の任務は、次のとおりとする。
(1) 大学におけるFD活動の推進にかかわる計画の策定及び実施
(2) 大学におけるFD活動にかかる検証 (3) FD活動に関連する学長から諮問された事項
(4) その他必要な事項
2 委員会の事務は、全学教育推進機構事務室が行う。
(分科会)
第6条 前条の任務を効果的に達成するため、関連する委員による分科会を設置することができる。
(個別FD委員会)
第7条 第3条第1項第5号から第18号に挙げる委員を選任する組織に、個別FD委員会を置く。
2 個別FD委員会の任務は、次のとおりとする。
(1) 各組織におけるFD活動の推進
(2) 委員会から意見の取りまとめを求められた事項
(3) その他必要な事項
3 委員会構成、運営その他必要な事項は、個別FD委員会ごとに定める。
(改廃)
第8条 この規程の改廃は、大学会議の審議を経て、学長が決定する。
   附 則
  • 1. この規程は、平成20年2月21日から施行する。
  • 2. 甲南大学FD委員会内規(平成16年9月16日部局長会議承認)により選出された委員は、本規程の委員を引き継ぐものとする。また、当該委員の任期は、平成19年度末までとする。
  • 3. 知能情報学部の委員については平成20年4月1日から適用する。
  • 4. この規程の施行に伴い、甲南大学FD委員会内規(平成16年9月16日部局長会議承認)は廃止する。
附 則
この規程は、平成21年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成21年12月17日から施行する。
附 則
この規程は、平成24年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成24年6月28日から施行する。
附 則
この規程は、平成25年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成27年4月1日から施行する。
附 則
この規程の改廃は、平成27年4月1日から学長決定により行う。
附 則
この規程は、平成27年6月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成28年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成30年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、令和2年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、令和4年4月1日から施行する。

組織図・目標・活動方針

FD委員会 組織図
目標
  • 1. 甲南大学では、教員の自主的・自律的な取組および教育改善の努力を促進・支援するため、多様なアプローチを組織的に進め、教員の教育力の向上を目指します。
  • 2. 学生と教職員による授業に関する認識の共有化を図ることで、より良い授業環境を作り上げていくことを目指します。
今年度の活動方針
  • 1. 学生と教職員がそれぞれ考える「理想の授業」に近づくために、情報共有の場としてホームページを活用し、伝える努力をしていきます。
  • 2. 授業改善アンケートを通じて、学生から的確な意見を述べてもらうことができる環境を整えます。