歴史文化学科 共同図書室

私は、2013年3月から歴史文化学科の共同図書室に勤めています。主な仕事は、学科の図書の管理と図書室を利用する学生の対応です。この欄では図書室から見た学生の様子を紹介しようと思います。ここには様々な学生が訪れます。本を借りたり読んだりする人は勿論、静かに考えたり、友達と待ち合わせたり、はたまた人生相談?に来たりと。多くの学生が落ち着く場所と感じているようで嬉しく思います。今年は歴らぼに集う学生も増えて、ますます活気付いたように感じます。個性豊かで熱心な学生達と接するときは仕事をしていて楽しいと感じる瞬間の一つです。まだこの図書室に来てない人は是非一度足を運んで下さいね!(本島香苗)

DSC03884re

歴ふぇす開催!

「歴らぼ」では“歴ふぇす”と銘打ち、2014年10月に第1回目の報告会を行いました。 6つのグループが活動内容などをまとめ、他のグループや一般参加の学生に対し発表を行いました。 その後の交流会は、メンバーが個別に説明を行い、先生を囲んで談笑する様子が見られるなど有意義なもの。 また同年12月  13日にも、歴史文化学科に来年度入学する高校生を対象に、”歴ふぇすagain”が開催しました。参加した高校生は、歴らぼや大学生活への興味が湧いたようでした。 短い時間でしたが、歴史文化学科の学生と高校生との間で会話が弾み、楽しく過ごすことができました。(3回生・碓永亜弓/山本幸尚)

※右は歴ふぇす後の集合写真

P1070705

ラオス訪問記 中辻先生を訪ねて

私を含めた4人の中辻ゼミ生がラオスに行きました。あまりなじみのない国のため、未知の世界に行くようで楽しみで仕方がありませんでした。いざ行ってみると、ココナッツに穴をあけてそこから直接ストローで飲んだり、象に乗り川を渡ったりするなど、日本では経験できないようなことがたくさんありました。 焼畑は稲をすべて刈れるのか不思議なくらい広大さで、圧巻でした。先生はよくもまあこんな暑い山奥の中で普通に調査ができるのかと不思議に思うほど、暑い場所でした。(3回生・石田久典)

※左はルアンパバーンの焼畑写真

ラオス写真

地図に描かれた神戸大空襲展開催

歴らぼ地図班では、去年より歴史文化学科に所蔵されるAMS(旧米国陸軍地図局)作成の西日本の地図を整理しています。今年度は地図1枚毎の調書を作成し終えた後、成果を「地図に描かれた神戸大空襲」と題した展示(2014年7月22日~9月30日、於:図書館エントランス)として発表しました。展示の準備として、メンバーで展示プランの検討、キャプションの執筆、パネルの作成を行いました。展示では実際の資料(地図、文献)や模型も展示しました。現在は展示内容をまとめたリーフレットの作成中です。(3回生・坂本恭介)

DSC05012

ワシントンD.C.通信

大学ではサバティカル制度が各種導入されており、教員は比較的長期に渡り国内外で研究に従事することがあります。この制度を使い2012年3月から半年間、米議会図書館(LC)の研究者としてワシントンD.C.に滞在しました。LCやアメリカ国立公文書館には、GHQ接収資料も含め大量の日本関連資料が保管されており、その一部を調査しましたが、余りにも膨大であるためその後も科研などの調査として定期的に通うことになりました。この写真はよく買い物に行くファーマーズ・マーケットで、のんびり雰囲気も魅力の一つです。こうしたマーケットは米国各地で多く開かれており、まちづくり活性の要素としても注目されています。(鳴海邦匡)

 

DSC09606

スイス通信記

9月3日、スイス・メンドリジオ市のイタリア・スイス大学へ行ってきました。ここに「アルプス史研究室」という個性的な歴史研究室があり、アルプスと山の歴史に関する様々な学会や出版、教育を行っているのです。研究室の皆さんに暖かく迎えていただき(日本茶のおもてなしに感激!)研究協力の話し合いをしました。長時間の丁寧な議論に深く感謝。「山のまち」からつながり発信する歴史の素敵なモデルですね。(佐藤公美)

DSC_1552

ラオス滞在記

この2014年の9月、ラオスは雨がよく降った。ドカ降りが何時間も続くなんてことが何度かあった。北の方の村に調査に行ったとき、雨が降った翌日などは道路沿いに崩壊箇所がいくつもできており、難儀させられた。ところがびっくりしたのは、すぐにどこからかブルドーザーが出てきて、土砂をのけていくのである。昔だったら何時間も待たされて、もう今日の仕事は中止ということになっただろう。こういったところにラオスも変わったなあということを感じさせられた。(中辻享)

 

写真(中辻)

中町先生の意外な趣味

歴らぼ通信編集部では中町先生にインタビューを行い、最近の関心事についてお話をうかがいました。中町先生は「興味のある分野が二つに分かれてしまう。」と話されました。イスラムに関する古いことや新しいことのみならず、最近は東洋史の枠を越えて西洋史にまで関心が及んでいるそうです。趣味はジャズ鑑賞とサックスの演奏、そして、私生活で最も大切なものはお子さんと過ごす時間だそうです。中町先生からのメッセージは「10号館の外でも、見つけたらいつでも声をかけてください。」でしたので、皆さん、中町先生を見つけて色々とたずねてみましょう。(3回生・藤本悠華)

DSC05025

蕎麦打ち体験 鳴海ゼミ

鳴海ゼミでは、日本の伝統文化を体験するために蕎麦打ちを今年から始めました。このゼミに入れば蕎麦が打てるようになるのが目標です。私以外は全員が全くの未経験者でしたので、事前に作り方の勉強会も開きました。手軽に出来ると思い取り組み始めましたが、実際に作ると簡単にはいきません。特に水の量の調節が難しくて全然まとまらず、最初に作った蕎麦は上手に出来たとは言えないものでした。それでもみんなで2回、3回と作っていくうちに上手く出来るようになり、最後に作った蕎麦はみんな満足する内容でした。普段体験できない蕎麦打ちが出来たこと、また、みんなで作り上げる楽しさを味わえたことが良かったです。(3回生・上山瑞季)

 

P1070604

高田先生を知る。

歴らぼ通信編集部では新しく赴任された高田先生にインタビューしました。高田先生のご専門はイギリス福祉史という分野です。先生がこの分野を選んだのは、幼少期の体験と19世紀の美術評論家であるジョン・ラスキンの「生なくして富は存在しない」という言葉が根底にあるからとのことでした。研究室は趣味の一つである雑貨屋巡りで手に入れた品々が溢れています。インタビューではティッシュケースから始まって万年筆に至るまで、こだわりの品々を見せて頂き、さらにとても美味しい紅茶を振舞って頂きました。これらのこだわりは「本物を身体に入れる」という強い考えから来ているそうです。先生の研究室を訪れると、こうしたコーヒーや紅茶とともに様々なお話が伺えます。皆さんも是非一度訪ねてみてはいかがでしょうか。(3回生・藤本悠華/4回生・橋本文月)

DSC04952